北海道原水協は12月6日、6・9行動を札幌市内の中心街で行いました。北広島市の浜田種樹さんは「私たちは核兵器をなくすことができます。被爆国日本の署名は大きな力を持っています。世論の力で核兵器廃絶の国際条約を結ばせましょう」と署名への協力を呼びかけました。中央区原水協の富堂保則さんは「核兵器がなくなり、平和な未来を語れるようにしていきたい」と希望を語りました。
北海道原爆訴訟原告弁護団の斉藤耕弁護士は、9月の札幌地裁7人全員救済判決に触れ、「厚労相がやるべきことは、控訴して無駄に裁判の引き延ばしを図ることではなく、1日も早い原爆症認定申請の抜本的改正と被爆者救済です」と訴えました。
北海道被爆者協会の服部十郎さんが、小学生に「原爆が落とされると人間も死んでしまうし、家もなくなってしまう」と丁寧に話すと、2人は連れ立って署名しました。
「今話しているのは63年前の広島で被爆した人だよ。やっと生き残った被爆者は、核兵器をなくしてほしいと訴えているんだよ」と説明を聞いて、署名していた女子高生が「生きていてよかった」と涙を浮かべながら語りました。行動では5500円の募金が寄せられました。