武蔵野原水協は10月19日、中央公園で開かれたむさしの子どもまつりに、協力団体として参加。毎年のことながら、会場の一角に展示コーナーで、「原爆と人間」のパネル展と「折りづる」作りをしました。合わせて、コーナーと会場の外で署名にも取り組みました。
今年は、活動参加者が3人だけの少数だったので人手が足りず、一人が「折りづる」作りを、一人がパネル展を担当し、もう一人が会場外での署名を行いました。
子どもまつり参加の子どもたちの多くは、いろいろな遊びや木工などのコーナーに集中して、地味な展示コーナーには寄りつきません。それでも時間が経つにつれて、親子連れや、子どもたちの様子を見に来た大人たちが、原爆展にも立ち寄るようになりました。
折りづるを作り終った人や、原爆写真を見終わった人に、大人、子どもの区別なく声をかけて署名を訴えました。多くの人が快く応じてくれました。
会場の外まわりには、子どもまつりとは関係のないグループや家族連れがたむろして、バーベキューをしたり、弁当やおやつを食べたりして楽しんでいました。炊事中や食事中の人たちに声をかけるのは少々気が引けましたが、思い切って話しかけると決して反応は悪くはありません。声をかけ署名を訴えた人の半分ぐらいは、署名に応じてくれました。特に、家族連れの多くは、家族みんなの名前を書いてくれました。
休む暇もないので3人ともかなり疲れましたが、昼休みに集まって署名を集計してみると200筆を大きく越えていました。
昼食後も、まつりが終わるまでの2時間、午前と同じ係分担で活動を再開しました。「午後は少し気楽に、のんびりやろう」と話し合っていたのですが、コーナーに来る人が多くなり、署名の訴えにも熱が入って息抜きもできません。3時に集まって集計してみると、一日の署名の合計は463筆になっていました。
3人の高齢者でこれだけの署名が集まれば、結果は上々です。予想以上の成果に疲れも吹っ飛んで、爽快な気分でした。
10月の6・9行動にはのべ13人が参加して、計146筆の署名を集めました。また、少数の人が個人活動にも果敢に取り組み、計432筆の署名を集めました。このような諸活動によって、10月の署名合計は1042筆となり1千の大台に乗りました。
これまでの「新国際署名」の累計は1377筆になって、人口の1%に達しました。
以上の成果上に立って武蔵野原水協常任理事会は、当面、来年3月までの「新国際署名」の目標を3000と決定。間近のニュースで知らせると同時に、活動へ積極的な参加を呼びかけることにしています。