福島から3・1ビキニデーに参加した「てっちゃん」から15日に報告会をしたという報告が届きました。
以下に転載します。
(転載ここから)
3月15日、福島地区原水協主催の「3・1ビキニデー」報告会が行われ、ぼくを含むビキニデーに参加した7人が、報告をしました。
ぼくは、今回初めて「3・1ビキニデー」に参加をしたんだけど、ホントいろんな事を考えさせられたし、学ぶことができました。特に印象に残っているのが初日に開催された「2006年3・1ビキニデー国際交流フォーラム」でのアメリカ・韓国・フィリピン・日本の4人のパネリストの発言でした。
各国で取り組まれている平和運動の報告はもちろんなんだけど、それ以上に各国の人たちが、今の日本(日本政府)のことをどのように見ているのか、各国の視点で見た日本を知ることができました。
そのなかでも韓国のカン・ジェスクさんの発言が印象的でした。
『日本政府が、広島・長崎で被爆した約70万人のうち、朝鮮人被爆者7万人をはじめとする在外被爆者に対して差別をしてきたこと。自国に帰っても日本に加担をしたからといって差別を受けたてたこと』初めて聴くことが多かったです。
約7万人の朝鮮人たちが被爆をした背景には、日本による強制労働があったわけで、その人たちが自国に帰ってからも差別をされていたことに胸がいたくなりました。
カンさん曰く、「平和とは、ただ戦争をしないことだけではない。差別や偏見がなくなってこそ本当の平和がやってくるんだ」その言葉に深く感動をしました。
その他の参加者も、それぞれにいろんな事を感じてきたみたいです。
Hちゃん:「何も知らなくても幸せに生きていけるかもしれないけど、自分の知らないとこで憲法9条が変えられるのは絶対にいやだ。そして、日本の被害だけではなく、私達も日本の加害についてもっと勉強することが必要」
kさん:「水爆実験だけでなく、戦争そのものがどれだけ無意味なものかを実感した。久保山愛吉さんの言葉の重みを感じてきた」
Uちゃん:「これから若い世代の力が必要」という言葉に私も入っていることを実感した。被爆者のこと、平和のことをどうやって伝えていくかが大切」
Iさん:「ビキニデーが単なるメモリアルデーではなく、原水爆禁止世界大会や母親大会など、いろんなことのきっかけになっていることを知った」
など、他にもいろいろな感想があがりました。
報告会では、絵本「とびうおのぼうやはびょうきです」の朗読などもありました。
(転載ここまで)
みなさんも草の根で報告会をしたり、夏の世界大会に向けて実行委員会を結成した、これからする予定などの情報があればぜひお寄せください。