神奈川県原水協は東日本大震災救援募金に横浜市原水協、港南区原水協、中原区原水協、高津区原水協など県内9カ所で取り組み、現在21万8千円が集まっています。
3月25日には、京急横須賀中央駅のYデッキで原子力空母ジョージ・ワシントン配備反対の行動をしました。
これは、2008年9月25日に同空母が配備されて以降、毎月25日に行っているもので、神奈川県原水協、横須賀原水協、鎌倉原水協、神奈川県平和委員会、相模原平和委員会、新婦人県本部、横須賀支部、横浜西支部、鎌倉支部、座間支部、横須賀年金者組合から25人が参加。原子力空母母港化撤回、募金の訴えを書いた横断幕の周囲にプラスターや10mの横断幕を張り出し、署名とチラシ3種類を配布しながら救援募金も訴え、133筆の署名、28228円の募金が寄せられました。
永沢丈夫県原水協事務局長は「福島原発事故に関心が高まっている折、それよりもはるかに危険な軍事用原子炉を2つも積んでいるジョージ・ワシントンの危険性について、市民の大きな不安と関心が広がっていることが実感できた」と話します。
永沢事務局長はまた、24日に原子力空母ジョージ・ワシントンが実施していた定期修理、原子炉修理を中断して横須賀港を出港した理由についてこう述べています。
「25日の米国業界紙にアメリカ海軍作戦部長の見解が載った。それによると、『福島原発事故の放射能が原子力空母にも降り注ぐ。それを水で洗い流さなければならない。そんな作業を横須賀でやっていたら、原子力空母の原子炉が事故を起こしたのではないかと疑われる。それを避けて出港した』という説明だった。呆れて開いた口がふさがらない。怒りさえおぼえる。この説明に道行く人も『もう帰ってこなければいい』と述べていた」。
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県原水協は26日には6・9行動も行い、7800円の募金を集めました。
福島原発10km圏内から避難してきて横浜のホテル住まいをしているという人は「関東の人が使っている電気でこんな目にあっている。東京電力には言葉に尽くせない憤りがある」と話していました。