澄みきった秋空のもと、原水爆禁止北海道協議会は9月20日、2日後に迫った北海道原爆訴訟第一部判決の支援と核兵器廃絶を訴える6・9宣伝行動を札幌駅前で行いました。
被爆者の服部十郎さんは「原爆のことを話してこなかったが、核戦争の危険が迫り、憲法9条の動きの中で、被爆の実相を語り核兵器を廃絶を訴えるようになりました」と話しました。
「裁判でたたかっている被爆者のねがいは、自分を60年以上苦しめてきたこの病気を原爆のせい、放射線のせいだと国に認めてほしい。そして核兵器を地球上からなくしてほしいと。99年10月1日に提訴した安井晃一さんはじめ9人の判決が22日に出ます。日本の核兵器廃絶運動の先頭に立ってきたのが被爆者です。8月の原水爆禁止世界大会は国連の代表が参加しました。2010年核不拡散条約再検討会議に被爆国日本から一人でも多くの署名を積み上げようではありませんか」と署名への協力を呼びかけました。
署名した女性が署名用紙を持っていったり、お母さんに続いて7歳と9歳の女の子が一生懸命自分で署名しました。
行動には、北海道被爆者協会、国民救援会北海道本部、中央区原水協、西区年金者組合、北海道平和委員会などから参加し、北海道原爆訴訟支援連絡会のニュースを配り、書名の協力を呼びかけました。