兵庫県原水協は6日正午、神戸市中央区の元町商店街で、原水爆禁止世界大会が提唱した「アピール/核兵器のない世界を」国際共同行動を訴えて「6・9行動」を行いました。
兵庫県原水協の梶本修史事務局長や中央区原水協の岩井直臣副会長などがマイクで、今年の原水爆禁止世界大会が国連代表や各国政府代表、世界の平和団体代表が参加して大きな成功を得たことを紹介し、2010年NPT再検討会議に向けて新しい署名に取り組んでいることを訴えました。そして、福田首相の政権投げ出しは、平和と国民生活破壊の政治の行き詰まりが原因で、核兵器廃絶の世界の流れに抵抗する政治の転換こそが求められると訴えました。
参加した中央区原水協の渡部昌武事務局長、平和委員会の高橋正明事務局長など9人が、口々に、「日本政府に非核日本宣言をさせ、核兵器廃絶のイニシアをとらせよう」「国の責任で、一日も早く被爆者行政を抜本的に改善せよ」などと訴え、署名を呼びかけました。
観光に訪れたという横浜市の青年は、核兵器を積んだ軍艦の寄港を拒否する非核「神戸方式」の説明を聞いて、「横浜港でもできるといいですね」と語りながら署名に応じました。掲示した原爆写真に足を止めた親子は、「こんなひどいことを繰り返さないようにしないと」と語りながら署名と募金に応じました。
新しい署名には、次々と人が立ちどまり、一時間足らずの訴えに134人分の署名が寄せられました。参加者は、「これまでの6・9行動にない強い反応でおどろいた」と感想を述べていました。