札幌市豊平区で活動する羊ヶ丘原水協は18日、核兵器廃絶、被爆者救援を求めて、スーパー前で「すみやかな核兵器の廃絶のために」署名をよびかけました。
マイクで趣旨を説明し、各国政府が約束した「核兵器廃絶の明確な約束」を実行させましょう」と訴えました。洞爺湖サミットにくる核保有国、とくにアメリカの核兵器による覇権の危険性を強調し、日本政府が非核三原則を貫くよう求めました。
日本原水協が発行したビラ「”核兵器のない世界”が世界の合言葉」を配り、「すみやか」署名には23人が応じました。羊ヶ丘原水協が集めた署名はこれで1008人になりました。
(しんぶん『赤旗』北海道のページより)
羊ヶ丘原水協の詩人、日下新介さんの詩を紹介します。
証言者
日下新介
「原爆は百万人の米兵の命と
何百万人の日本人の命を救った」
こんな言葉が
アメリカの博物館に陳列されている
それを
「しょうがない」とうそぶく日本の政府高官
たとえ 暦から
八月の六日と九日が
消えたとしても
「被爆者」と
「憲法9条」という
証言者の存在を
世界は忘れない