【山梨】2010年NPTに向け職場・地域からの運動が大切

山梨県原水協は5月10日、甲府市内で08年度の総会を開き25人が参加しました。被爆者団体「甲友会」の来賓、2団体4市長からのメッセージ、マスコミ2社の取材がありました。

被爆者団体の中島事務局長は来賓のあいさつの中で、原爆症認定課題での協力共同の発言とともに、「4月から原爆症認定基準が改定された。これは運動の成果であり、山梨でも認定申請者が出てきている。さらに基準を改善するために緊急100万人署名をすすめたい」と語りました。

この総会では「新署名」に関し、この場で25筆余が集まり、渡しましたが、今月末を目途に各団体地域での推進を確認しました。

今年の総会は参加者25人全員が発言。「今年は世界大会にマイクロバスで行きたい」(青年)、「署名を毎月3~4回実施、6・9行動も参加」(婦人)、「甲府駅以外でも6・9行動をしたら」(民医連・青年)、「平和行進も婦人部が活躍、今年も千羽鶴を広島に」(梨商連)、「平和行進は全自治体を」(平和委員会)、「貧困問題と結合して平和の取り組みを」など、さまざまな取り組みと意見が出されました。自由な討議の中から運動の力が生まれることはひとつの法則ですが、今回の総会はその端緒となったことは間違いありません。

決定した具体的な活動

①世界大会(広島)への代表派遣は60人をめざす。特に地域(13の市)からの参加を追求。そのため学習を重視し、胸に落ちるものにする。

②草の根からの運動のひとつとして「被爆アオギリ2世」の運動を進め、署名や写真展を開催する。

③署名を国連に届けるため、山梨から代表を1人、今秋の国連総会に派遣する。

④今年は国民平和大行進が50周年、これまで以上に活気をもっての行進に。通し行進者が今年は北海道からあり。

⑤憲法9条改悪を阻止し、活かしていく運動を強め、特に「恒久派兵法」の成立を断念させる。

⑥非核日本宣言の運動を共同の力で。

⑦被爆者援護の募金を新設し、取り組む。

⑧県原水協の事務局体制を強める。

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