各地で「すみやか」署名行動

【東 京】
 4月6日、全都一斉「すみやかな核兵器の廃絶のために」宣伝行動として、東京原水協は日本原水協、「上野東照宮に広島、長崎の火を永遠に灯す会」、台東原水協とともに、上野公園口での行動にとりくみました。春休み最終日とあって、平日にもかかわらず動物園や美術館、博物館を訪れる親子連れなどでにぎわい、晴天の桜もひときわはなやいでいました。3人の娘さんたちに「原爆と人間展」パネルを説明していた若いお母さんは、「子ども達も署名させていただいてよかったです」「これまで絵本などで(原爆や戦争のこと)伝えようとしても、恐ろしい気持ちが先になり、興味をもって見ることがなかったのですが、今日は自分で署名したので、このようなパネル積極的に興味をもって見てくれました」「今日はこのような機会にめぐまれてよかった」と語っていました。
 また、昨年5月のNPTニューヨーク行動に参加し、うたごえと一緒に参加した学生は「今日はニューヨークなみの反応がありましたね!」との感想でした。
【山 梨】
「すみやか」新署名
甲府・宮島市長も賛同のサイン
山梨県知事とも面談の日時を調整中

 「すみやか」署名の取り組みは全国でも、山梨県内でも団体を中心に急ピッチで進められています。
 4月に入り宮島甲府市長もサインしましたし、3月議会で多くの自治体首長や議長の返答が遅れていましたが、いまになってのサインも多くなってきています。身延町の依田町長は、町長だけのサインではなく役場関係者のサインも添えてくれました。
【兵 庫】
イタリア人、ギリシャ人も核兵器廃絶グッド
 兵庫県原水協(筆頭代表理事・多上尚之)は6日夕方、神戸市中央区の元町商店街で、核兵器廃絶などを訴える「6・9行動」を行いました。
 中央区原水協の岩井直臣事務局長、日本共産党の平松順子女性部長などがマイクで、米軍艦が相次いで大阪港や秋田港に入港したことを取り上げ、「米軍艦の一般商業港への寄港・軍事利用は、軍再編の先取りであり許せない」ときびしく糾弾しました。そして、6月にカナダで開催される世界平和フォーラムに向けて核兵器廃絶・憲法守れの世論を広げるように訴えました。
 参加したAALA連帯委員会の上田恵事務局長、新婦人中央支部の枡上政子さんなど8人が、道行く人々に「すみやかな核兵器の廃絶のために」署名、原爆症認定集団訴訟の要請署名をよびかけました。英語で話しかけたイタリア人夫妻は、言葉が通じないというジェスチャーで行き過ぎようとしましたが、「ノーモア・ヒロシマ、ノーモア・ナガサキ」の呼びかけに足を止めて署名に応じ、握手を求めてきました。展示してあった被爆写真を見ていた神戸市西区の青年は、「いまだに核兵器を使おうという国があるなんて信じられない」と言いながら署名しました。被爆者援護募金も次々と寄せられ4549円となりました。
 この日の行動には、日本共産党の井村弘子前県議(兵庫区)もかけつけて訴えました。「すみやか」署名が78筆集まりました。
(兵庫県原水協・梶本修史)

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