「原水爆禁止2024年世界大会の記録」発刊 被爆80年へ 壮大な運動を発展させるうえで必読の1冊

 ロシアのウクライナ侵略、パレスチナ・ガザ自治区住民にたいするイスラエル軍の無差別殺りくがつづくなか、核兵器使用の威嚇がくり返されています。

 原水爆禁止2024年世界大会は、大国主導の軍事ブロックの拡大と世界の分断など、核兵器の使用につながりかねない危険な戦争と対立がつづく情勢で開かれました。

 地球沸騰化ともいえる猛暑に加え、コロナ禍がつづくなかでも大会にはオンラインを含めてのべ1万人以上が参加。被爆者を先頭に、国連、諸国政府、市民社会の運動の共同を発展させ、今後の展望を指し示す「国際会議宣言」「広島からのよびかけ」「長崎からすべての国の政府への手紙」を採択しました。

 「原水爆禁止2024年世界大会の記録」は、国際会議・開会総会・ヒロシマデー集会、海外代表と市民の交流フォーラム、ナガサキデー集会とともに、8月5日のフォーラム1のカザフスタン政府代表、メキシコ政府代表、フォーラム2の志位和夫日本共産党議長、ベトナム、フィリピン、韓国代表のスピーチ全文、衆参国会議員12人から寄せられたメッセージ、分科会や関連企画など大会期間中の諸行事の報告が収録されています。

 また、4日・6日・9日の全体集会での一部発言、6日に上映された「ヒロシマ・母たちの祈り」全編、5日のフォーラム2「非核平和のアジアのために-政府代表との対話、日本と東アジアの運動との交流」の全編を視聴できる限定QRコードが付いています。

 QRコードで見ることのできる動画は次の通りです。
【4日】主催者報告(冨田宏治)、被爆者あいさつ(田中煕巳)、草の根の運動交流(沖縄・広島呉・東京・新婦人・平和行進)
【5日分科会】フォーラム2
【6日】来賓あいさつ(岸本聡子杉並区長)、国連代表あいさつ(中満泉国連軍縮担当上級代表)、政党あいさつ(日本共産党・田村智子、れいわ新選組・櫛渕万里)、特別企画「被爆者の声を世界に」(「ヒロシマ・母たちの祈り」、佐久間邦彦、パク・ジョンスン)、日本の決意(福島・愛知・高校生)
【9日】被爆者あいさつ(木戸季市)、九州・沖縄ブロック代表リレースピーチ

 被爆80年の来年にむけ、「核兵器のない世界」、「日本の核兵器禁止条約参加」をきりひらく壮大な世論と運動を発展させるうえで必読の1冊となっています。B5版、204ページ、頒価1500円(送料無料)。お申し込みは、都道府県原水協または日本原水協事務局まで。

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