もう待てない!判決延期に抗議しよう!と、9日札幌市中央区大通り公園で北海道原爆訴訟支援連絡会と北海道原水協は宣伝行動を行いました。
被爆者手帳を持っている被爆者がガンなど自分の病気を原爆症と認めてほしいと国を相手に裁判をしています。全国で305人の原告、残念ながら47人が亡くなっています。まさに被爆者の命をかけたたたかいです。広島で被爆した原告の柳谷貞一さんは、被爆当時の惨状を話し、「この世の生き地獄、二度と世界のどこにもあってはいけないと提訴しました。核兵器をなくするまで頑張ります」と力強く訴えました。
北海道原爆訴訟弁護団の斉藤耕弁護士、肘井博之弁護士、北海道原爆訴訟支援連絡会の守屋敬正さん、非核の政府を求める北海道の会の小野内勝義さんがそれぞれマイクで訴えました。「国は4月に新しい認定の審査の方針で、3人の原告を認定しました。でも全面救済ではありません。一日も早い判決を求めます」「5月19日に判決が出る予定でしたが、国が認定したことにより訴えの利益がなくなったと弁論再開を求め、裁判所が決めました。市民の怒りを裁判所、厚生労働省にぶつけて下さい。戦後63年、皆さんの署名が世論が、解決への確かな道です」と支援の署名の協力を呼びかけました。
3月下旬の寒さと風の強い中、体調が悪いのに原告の安井晃一さんも参加しました。ベビーカーを押していた女性が「広島の被爆者ですか」と子どもの手をつなぎながら、署名し原告を激励しました。北海道民医連、中央区原水協、鉄北9条の会など13人が参加し、北風に負けないよう、声をかぎりに支援を訴えました。
(北海道原水協・しまだ)