【動画あり】6/16 21:00 IPBアジアウェビナー第5弾:平和と正義を求めるアジアのZ世代の声

日時:    6月16日(水)日本/韓国時間 21:00-22:30
(フィリピン20:00-21:30、タイ/モンゴル他19:00-20:30、
ミャンマー 18:30-20:00、中部ヨーロッパ14:00-15:30、米東部08:00-09:30)

テーマ: 平和と正義を求めるアジアのZ世代の声に耳を傾けよう

発言者:
パク・ドヒョン(韓国・世界市民宣言 共同設立者)
中山 歩美(日本民主青年同盟 副委員長)
キン・サンダー(ミャンマー ゼネスト共同委員会スポークスマン・ミルクティー同盟オルガナイザー)
ウィサリヤ・ヌガムナ(タイ 社会人権法普及グループ)

構想: 

このウェビナーでは、アジアの若者世代の政治的活動という重要な社会的・政治的現象に注目します。近年、M-Z世代と呼ばれる20代、30代の青年たちが、民主主義、正義、平和を求めて、街頭や広場、インターネット上で市民の直接行動に参加する機会が増えています。これは、東アジアの政治的混乱の中で特に顕著に見られました。例えば、香港の民主化デモ、タイの反政府デモ、ミャンマーの軍事クーデターに抵抗する市民的不服従運動などに青年の世代が参加したことが挙げられます。韓国の若者や大学生は、韓中関係に忖度して香港の民主化デモへの支援を躊躇する上の年齢層とは対照的に、香港の人々への連帯を表明しました。韓国の若い世代からタイ国民への連帯は、専門家がタイの複雑な政治状況を解説する最中に起こりました。ミャンマーの若者が軍の銃弾や銃剣に倒れているときに、韓国の20代の若者や高校生は、韓国全土で最も目に見える具体的な行動を開始しました。

実際、私たちは若い世代による政治的活動の例をこれまで数多く目撃してきました。2002年、2008年、そして2016年から2017年にかけて、韓国でキャンドルデモを主導したのは若者たちでした。さらに、日本の「戦争法案」に反対するSEALDsや、香港の「雨傘革命」なども彼らの功績です。しかし、Z世代は最もデジタル文化に慣れ親しんでいるため、最近の若者の政治活動は、時間と空間を超えるSNSやデジタル技術を活用しています。彼らは、各国で社会経済的な条件が異なっていても、国境を越えて意見を交換し、連帯を実践し、不安定、不公正、不平等といった共通の不条理に立ち向かっています。彼らの視点は一国内に留まりません。彼らが享受している文化は、すでに「国境を越えた」ものかもしれません。例えば、ハリウッド映画『ハンガー・ゲーム』に登場する「三本指の敬礼」は、タイやミャンマーでは抵抗の象徴となり、香港-台湾-タイ-ミャンマーを結ぶ「ミルクティー同盟(Milk Tea Alliance)」の表現にもなっています。さらに、3本指の敬礼には、世界中の彼らの闘争を応援するメッセージも込められています。

今回のウェビナーでは、若い世代の政治参加、批判的思考、国境を越えてつながる仲間の絆など、その手段や文化に注目します。韓国の20代を中心としたネットワーク組織「地球市民宣言」の共同設立者の一人は、週刊誌のインタビューで「上の世代の政治家に一言お願いがあります」と述べています。「私たちの声を聞いてください。」まさにこのウェビナーは彼らの声に耳を傾けるために行われます。多くのみなさんの参加を期待しています。

プログラム:
司会:ステファニー・ヴァーラン、ジェシカ・パルドー(IPB事務局員)
開会あいさつ・導入:イ・ジュンキュ(韓神大学上級研究員/IPB運営委員 韓国)
ビデオ上映:“Do You Hear the People Sing – Milk Tea Alliance Multilanguage Version”  
発言者の紹介
それぞれの国の青年の活動と訴え(各8-10分)

  • パク・ドヒョン(韓国)
  • 中山歩美(日本)
  • キン・サンダー(ミャンマー)
  • ウィサリヤ・ヌガムナ(タイ)

質疑応答 討論(約30分)
まとめと閉会の言葉:ガリル・デ・グスマン・カスティーリョ(フォーカス・オン・ザ・グローバル・サウス フィリピン)

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