日本原水協は、来る6月10日、シンポジウム「原爆症認定集団訴訟の早期解決のために――訴訟の到達点と課題を考える」を緊急に開催します。
原爆症認定集団訴訟は、昨年の大阪、広島、そして今年の名古屋、仙台、東京と5つの地裁判決で勝利判決を勝ち取ってきました。これらの判決を通じて、原爆症認定行政、認定基準の違法性がきびしく指摘されました。判決は、原告の被爆者が実際に体験し、現に発症している事実を全体的・総合的に考慮して原爆症認定を行うべきだという判断を示しました。
裁判で証言や意見書を提出された専門家とともに、国・厚労省が強調する「科学的知見・合理性」を論破し、被爆者が求めている被害の実態に即した原爆症認定制度への抜本的改善をめざし、集団訴訟のたたかいの成果と到達点、課題についてご一緒に学びましょう。
シンポジウム 原爆症認定集団訴訟の到達点と課題を考える
認定制度改善、早期解決のために――
日 時: 6月10日(日)午後1時半~5時
場 所: 日大歯学部2号館 B1 第一講堂
(JR御茶ノ水駅、千代田線新御茶ノ水駅下車徒歩約3分)
地 図: http://www.dent.nihon-u.ac.jp/org/j-org01.html
講師 斉藤 紀(広島・福島生協病院院長)
沢田昭二(名古屋大学名誉教授、被爆者)
被爆者・原告、弁護士ほか 報告、質疑・討論
資料代: 1000円 学生500円
連絡先: 原水爆禁止日本協議会 電話 03-5842-6031
東京都文京区湯島2-4-4 平和と労働センター 6階