1)核兵器全面禁止・廃絶、韓国・朝鮮半島を含め被爆者の援護・連帯、アジアの平和と非核化の推進などを共通の課題として、日本と韓国の反核平和運動の相互理解、連帯、協力を促進する。
「すみやか」署名、広島・長崎の実相普及などに積極的に取り組む。
2)反核平和大会が掲げる朝鮮半島非核化、北朝鮮の核開発問題の平和手段による解決などの課題と連帯し、協力する。
とりわけ、韓国・朝鮮半島の被爆者が、日本の侵略と植民地支配、強制連行と核兵器使用との二重の被害者であることを強調し、被害者への日本政府の謝罪と補償を求め、連帯を発展させる。
3)ブッシュ政権の覇権主義的な世界戦略・核使用と先制攻撃政策および、これと連動した日本政府の「核の傘」、日米軍事同盟強化と米軍基地の再編強化、自衛隊の米軍との一体化と海外派兵の強化、憲法改悪の動きなど、アジアの平和に逆行する日本の行き方への批判を広げ、非核と憲法9条を守る日本の運動への理解と連帯を呼びかける。
非核日本宣言運動への支持を広げる。
4) 核兵器廃絶での共同、日韓の反核平和運動での協力が強まるよう、日本から参加するさまざまな代表と協力して活動する。とりわけ、被爆者を援助し、被爆の実相を促進する。韓国内には原爆投下をめぐって、なお複雑な国民感情があることが考えられるが、代表団は、日本の侵略と植民地支配を厳しく批判するが、原爆投下は、その当時の国際法や人道に照らしても正当化できるものでないという見地は、きちんと堅持することが重要である。
5)韓国での交流が、さらにその後の平和行進、世界大会など、北東アジアの反核平和の連帯の発展となるよう活動する。なお、反核平和大会が決議・アピールなどを採択する場合、韓国側の文書として連帯するが、共同の文書は作らない。
以上