広島県災対連は11月23日、7月の西日本豪雨でもっとも大きな被害を受けた安芸郡坂町の仮設住宅などを訪問し、「ちひろカレンダー」などを渡し、住宅再建のための国の補助を500万円に引き上げることを求める署名活動を行いました。
坂町では今でも一人が行方不明のままです。同町は広島市中心部から南東に直線で約8キロの距離にあり、原爆投下直後には多くの人がやけどやけがをして避難してきたところ。逃げてきた被爆者を救護したことによる「第3号(救護)被爆者」が多い町です。
当日は8人が参加し、県原水協の古田文和事務局長も同行しました。訪問行動は町内でもっとも被害のひどかった「小屋浦」地区と、町役場近くにつくられた仮設住宅の2つの地区にわかれて行いました。仮設住宅では30軒を訪問。被災状況を尋ねると、ほとんどの世帯の自宅が全壊または大規模半壊という状況でした。用意した「ちひろカレンダー」やお米(約1㎏)等をお渡しすると大変喜んでくださり、ひとり暮らしの弘中美津子さん(85歳)は、「安曇野の美術館を知ってるよ。トットちゃんが館長さんでしょう」と話してくださいました。 allacasinononline
(広島県原水協事務局長・古田文和)