6月5日、「被爆73周年非核平和行進実行委員会」(原水禁・労組会議系)主催の長野市役所から長野駅までの平和行進に、「網の目平和行進実行委員会」(原水協・県労連系)の代表10人が参加し一緒に行進しました。「非核平和行進実行委員会」代表の竹内県議(社民党)が「核兵器は人類と相容れないという立場はいま大きく広がっている。核兵器廃絶の世論と運動を一層広めよう。原水協の皆さんと共同で歩けることは大変嬉しい」と主催者挨拶しました。
「網の目平和行進」側からは、代表委員の細尾県労連議長が「セツコ・サーロさんの『核兵器は必要悪ではなく絶対悪だ』という発言が印象的、核抑止力論への真っ向からの批判だ。核兵器廃絶へのこの共同をさらに様々な運動にも広めていこう」と連帯挨拶しました。各団体代表からも、共同の行進を喜び高く評価する発言が相次ぎました。
長野市内行進を相互に参加しあうことで合意
従来、原水協系の「網の目平和行進実行委員会」と、原水禁系の「非核平和行進実行委員会」の2つの平和行進が長野県では行われてきました。この共同は、両事務局の協議で、6月5日の「非核平和行進」と、7月2日の「網の目平和行進」に、相互に参加しあうという合意で成立したものです。
30年ぶりの歴史的「共同」の成立へ
2つの平和行進は、1985年、86年に「共同」したことはありますが、その後はメッセージ交換のみでした。30年ぶりに実際に共同で行進することが実現したのは、まさに歴史的な進展です。7月2日の「網の目平和行進」には、「非核平和行進」側の代表が参加し一緒に行進します。