広島県原水協と同被団協は12月18日、広島原爆養護ホームの「舟入むつみ園」と「矢野おりづる園」を訪れ、全国から寄せられた年末見舞金を届けました。
「舟入むつみ園」では、県原水協の高橋信雄代表理事が、入所者代表の岩並藤枝さん(89)に、「今年は核兵器禁止条約が国連で採択され、核兵器廃絶国際キャンペーン(ICAN)がノーベル平和賞を受賞するなど、被爆者の皆さんの願いである核兵器のない世界がグッと近づきました。いつまでも元気でいてください」と見舞金を手渡しました。岩並さんは「子や孫のために、原爆はなくさなければなりません。ありがとうございます」と言って受け取ってくださいました(矢野おりづる園では、感染症予防のため、施設側の希望で全員マスクをしました)。
続いて訪問した「矢野おりづる園」では、県被団協の佐久間邦彦理事長が、入所者代表の沖廣カズエさん(95)に、見舞金を手渡しました。佐久間理事長は、「今年は核兵器禁止条約が国連で成立し、ノーベル平和賞をICANが受賞するという素晴らしい年でした。いつまでも長生きしてください」と言うと、沖廣さんは「いつもありがとうございます」と言いながら受け取ってくださいました。
また、安佐北区にある広島原爆養護ホームの「倉掛のぞみ園」には、安佐北区原水協の松本真、鈴木孝良両代表理事が訪問、同施設の鎌田七男理事長も同席していただき、入所者代表の被爆者2人に見舞金を手渡しました。
全国の原水協の皆さん、どうも有難うございました。
(広島県原水協事務局長・古田文和)