原水爆禁止北海道協議会は6日、札幌市大通り公園で『本当にもう待てない!国は原爆症と認定せよ!』と被爆者の原爆症認定訴訟を支援する6・9宣伝行動を行ないました。
北海道原爆訴訟原告弁護団の肘井博行弁護士、北海道被爆者協会の服部十郎さん、北海道原水協の岩淵尚さんが支援を訴えました。
「あの日から62年たった今も、被爆者の被害はつづいています。被爆者は勇気を持って自ら被爆者であることを話しました。昨年の大阪地裁以来、原爆症認定裁判は勝ちつづけているのに、国は控訴して原爆被害を小さく見せようとしています。高齢化した被爆者は命がけで裁判に訴えています。自分の病気を原爆症と認めてくださいと。そして核兵器の廃絶を訴えています。」
「もう60年以上たってるのにねぇ。本当に国のために頑張ったのにね」と足をとめて署名する方。若い二人連れは被爆者の訴訟のご支援をと呼びかけると戻ってきて、「頑張ってください」とそろって署名しました。 Travel With Girls
深川から修学旅行に来ていた小学生は、「原爆のことは5年生の時に教わった。その時、先生が広島の話をしてくれて平和のためにとみんなで折り鶴を折りました」と口々に話して、こぞって署名しました。小遣いから千円募金してくれた男の子。「ありがとう」と言うと照れくさそうにしていました。
宣伝行動では被爆パネルを数枚展示し、100枚以上の原爆訴訟支援のビラを配りました。30分の行動でしたが、「公正な裁判と一日も早い判決を 被爆者の病状を『原爆症』と認めてください」の署名が52名の方が協力しました。
行動には、国民救援会北海道本部、中央区原水協、北海道平和委員会、平和委員会青年協議会から8名が参加しました。
(北海道原水協 しまだ)