香川県原爆被害者の会の好井会長が、世界で1000万台あるピアノを一斉に弾けば戦争する暇がなくなると平和への思いを決意し県内15か所で計画したコンサート「Piano・Peace・Project」が4月1日、始まりました。爆心地から1.8kmで被爆した「ミサコのピアノ」と2.4kmで胎内被爆した会長がジョイントします。
この日の会場は、善通寺の偕行社です。偕行とは「共に軍に加わろう」という意味で明治時代の陸軍の集会所として全国に立てられた建物です。この場所を「平和を語る」催しに使うのです。コンサートは坂出高校2年生の美貴柚穂さん(17歳・好井会長の弟子)が務めました。
参加者は約200人、善通寺混声コーラスなど多彩な参加で「ピアノに触れる」、平和に触れるコンサートとなりました。午前のリハーサルでは「ヒバクシャ国際署名」7筆・カンパ3000円を頂きました。
「花より署名」と、塩江さくらまつりでの署名行動!
塩江と香川町の8人は4月2日、塩江さくらまつりで「ヒバクシャ国際署名」と「治安維持法犠牲者に国家賠償法の制定を」の署名への協力をお花見に来た人たちに訴えました。
約1時間のとりくみで、「ヒバクシャ国際署名」は41筆、後者は47筆集まりました。
桜はまだ蕾で、人出は今一つ。この署名行動は昨年に続き2回目です。
行動後の交流時に、若い人たちが核兵器禁止条約交渉の国連会議のニュースをよく見ていて話しやすく、協力してくれたこと、天気がよく気持ちよく対話できたこと、年配者が「治安維持法のこと、知っとるから」と署名してくれたことなどが出されました。
花見を楽しむだけでなく、まじめに核兵器廃絶などの課題を話し合うことの大切さをあらためて確認、平和行進や、8月の平和のための戦争展の成功へ協力をよびかけました。
(香川町・孝岡楚田)