広島県原水協は3月26日午前、核兵器禁止条約交渉会議を成功させようと、平和公園・記念碑前で「核兵器禁止条約交渉会議スタート・後押し集会」をおこない、57人が参加しました。
開会挨拶をした高橋代表理事は、「プレスコード」で原爆被害を伝えることができなかった時代から、核保有国をここまで追い込んできた運動の歴史に触れ、どうしても今回の会議を市民の運動で成功させようと訴えました。
続いて県被団協の佐久間理事長、新婦人の長妻常任委員、民青同盟の弘中県委員長がこれまでの署名活動を報告。飛び入りで参加した大平喜信衆議院議員からは、志位委員長が国連に行き、キム・ウォンス軍縮担当上級代表に対し、会議を成功させ、核兵器禁止条約の早期締結を要望したことなどを報告しました。
最後に、日本政府には、会議に参加して、条約締結のためイニシアチブを発揮すること、核保有国には「核抑止力」論から脱け出し、会議に参加して核兵器廃絶のため、誠実に努力することを求める決議を採択して終了しました。
引き続き参加者は平和公園入口の元安橋に移動し、市民や観光客に「ヒバクシャ国際署名」への協力を訴えました。この日は急に暖かくなったことから、通行する人が多く、外国人観光客に英語の署名用紙を示すと、気軽に署名に応じていました。
小学校3年の女の子は、「どういう署名かわかる?」と尋ねると「核兵器廃絶の署名でしょ」と答えてひらがなをまじえて署名してくれました。この行動には40人が参加、45分で360人分が寄せられました。
(広島県原水協事務局長・古田文和)