2007年世界大会の成果を行動へ―地域原水協のみなさんに9月「6・9」行動の取り組みをよびかけます

全国のみなさん、
 原水爆禁止2007年世界大会は、全国のみなさんの奮闘のおかげで力強い、感動的な大会となりました。大会には海外から22カ国107人の代表が参加し、国際会議250人、広島大会2000人、長崎には7000人のみなさんが参加しました。


 今年の大会の何よりも大きな特徴は、2010年の次回核不拡散条約(NPT)再検討会議にむかって、政府、NGO、草の根運動が文字通り垣根を越えて討論し、核兵器廃絶の「明確な約束」実行を求める強力な世論と運動を創りだす共通の方向性を確認したことです。
 そのために、被爆国日本の運動には、大きな役割が期待されています。
 その第一は、「すみやか」署名、原爆展、被爆者との交流など、創意を発揮し、核兵器廃絶の世論をさらに大きく発展させ、世界の流れをリードしていくことです。
 また、被爆国日本の政府が、核兵器廃絶に役割を果たすよう、非核日本宣言の運動、憲法9条をまもる運動など、非核・平和の日本への流れをさらに加速させていくことも重要です。
 世界大会に先立って行われた参議院選挙では、多くの国民が、対米追随と憲法改悪、時代錯誤の安倍内閣に対してはっきりと「ノー」の審判を下しました。
 私たちは草の根の行動の力で、この変化をさらに大きく発展させ、核兵器廃絶と憲法9条を輝かせる日本へと結実させていかなければなりません。
 そのために、世界大会後の最初の行動として、大会に参加し、あるいは大会に代表を送り出してくださったすべての都道府県・地域原水協のみなさんによびかけます。
 大会後最初の6・9行動である9月6日と9日の行動に、みなさんが活動しているすべての地域で取り組みましょう。また、ひき続き、自治体首長や議会議長・副議長、議員のみなさんからも「すみやか」署名を集め、10月の国連要請代表団に託しましょう。
 また、代表を派遣したすべての市区町村で報告会を開き、大会で得た感動や教訓、採択された行動などを伝えてください。その力を、「すみやか」署名や「非核日本宣言」の運動、被爆者支援の草の根ネットワークなど、具体的な運動へと発展させていきましょう。

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