栃木AALAは、2月4日の定期総会で、栃木県原水協に団体加盟することを決定しました。そこで、栃木AALA理事長の日野原勇一さんに寄稿していただきました。
2007年2月4日「栃木AALA」の定期総会で原水爆禁止栃木県協議会に団体加盟する方針を採択しました。
栃木AALAは「栃木県アジア・アフリカ・ラテンアメリカ連帯委員会」の略称です。2年前の2005年2月5日に、日本AALAと群馬AALAの支援を受け、再建いたしました。
それは丁度バンドン会議50周年・日本AALA創立50周年の年にあたり非同盟運動が再活性化しつつある時期でした。そして南米では変革の波がうねっていました。
日本AALAは、「・・・民族自決、民主主義、社会進歩のためにたたかうアジア・アフリカ・ラテンアメリカ諸国民との連帯を強め、帝国主義、新旧植民地主義に反対し、民族解放と世界平和に寄与することを目的と」している組織です。昨年の春、民主団体と協同して南米のベネズエラから代表団を迎えて、約一ヶ月にわたり日本各地で交流集会をもちました。
9月にキューバで開催された第14回非同盟諸国首脳会議に、秋庭稔男日本AALA理事長がオブザーバーの資格で参加しました。日本原水協の高草木事務局長がゲストとして参加したことは、原水禁世界大会の方向が大きく反映しているのだと思います。
あらためて期限を切った核兵器廃絶をハバナ宣言に盛り込み、「核兵器の開発・生産・取得・実験・貯蔵・移動・使用または使用の威嚇を禁止する」という一文が入りました。
今、世界の焦眉の課題は、核兵器の廃絶と地球温暖化対策です。栃木AALAは、今年度の活動方針で、原水禁運動に取り組み原水爆禁止世界大会に代表を派遣することを決めました。
微力ですが協議会の一員としてご指導を賜りますようよろしくお願い致します。
2月20日
栃木AALA理事長
日野原勇一