2016年原水爆禁止国民平和大行進・長崎→広島コース
通し行進者 五十嵐成臣さん日誌
6月28日(火)
長崎→広島コース1日目。
今回の平和行進は長崎→広島コースを歩きます。
午後1時、長崎平和祈念像前で出発集会。大雨の降る中、150人が参加。被爆者の谷口さんも参加しました。
このコースの通し行進者は、全国コース14回目の竹田昭彦さんと私、そして韓国からの国際青年リレー行進者のイ・ジミンさん、キム・ジョングンさん(2人とも大学院生)が参加しています。
行進途中で小学生から「何をしているのですか?」と声かけられたので、核兵器をなくせ、戦争反対の行進をしていると話すと、頑張ってくださいと激励してくれました。
断続的に降る大雨の中、蛍茶屋まで行進。観光バスの中から手を振ってくれる人もいました。
6月29日(水)
長崎→広島コース2日目。
今日も雨の中の行進。蛍茶屋から日見峠への登り坂は人通りも少なく、強い雨の中を歩きました。時おり通る人に「核兵器をなくそう」「戦争法反対」と声をかけて手を振ると「ハイタッチ」してくれる人も。この日は西諫早駅で行進終了。
6月30日(木)
長崎→広島コース3日目。
西諫早駅を出発。この日も雨が・・・。このコースは、長崎空港から長崎市内へのシャトルバスの通る道です。バスに向かって手を振ると、乗客も振り返して応えてくれます。登りが延々と続く和田峠は、長崎県内でも難所だそうです。大村湾を臨み、大村市役所へ到着。
7月1日(金)
長崎→広島コース4日目。
大村市役所に集合。市長の激励を受け、全国通し行進者2人、国際青年リレー行進者2人、県内通し行進者1人の紹介とあいさつの後出発。
佐賀方面から長崎に向かう行進は国道沿いに歩くのですが、広島に向かう行進は旧長崎街道を進みます(時々街道が切れ、国道に出ますが)。
この日は曇り空。店先に出てきて激励の拍手をする人や、深々と頭をさげる通行人、車の窓を開けて手を振る人も。今日は東彼杵(そのぎ)町役場に到着。
7月2日(土)
長崎→広島コース5日目。
東彼杵町役場を出発。今日も朝から雨。時おりスコールのような大雨の中、国道を歩きました。水しぶきを上げて走るトラックに閉口しましたが、信号待ちの乗用車からは手を振る人も。
国際青年リレー行進者のイ・ジミンさん(女性・27歳)、キム・ジョングンさん(男性・28歳)は2人ともソウルの体育系大学の大学院生です。大学院の教授から「平和のために歩くことは大切」と勧められて平和行進に参加しました。
キムさんは4年前に2年間の徴兵に行ったこと、体育系の大学院生だったので主に体育指導が中心だったこと、韓国では反核より慰安婦問題に関心が高いこと、東京電力福島第一原発事故の放射能についてもただ怖いという感じで被ばくについてあまり関心がないことなど話してくれました。