靑森県原水協は4月6日、県内各地の原水爆禁止の会によびかけ、「被爆者が訴える核兵器廃絶国際署名」の全国いっせい行動にとりくみました。
このうち、青森市・さくら野デパート前の宣伝には青森県原爆被害者の会の田中正司会長はじめ被爆者2人と、新日本婦人の会、年金者組合、民主商工会などの加盟団体から10人の計12人が参加し、新署名の宣伝・署名行動をおこないました。原水協の署名行動に被爆者が参加して、署名を訴えるのは初めてです。
田中会長は「私は71年前に広島で被爆しました。被爆者はあんな生き地獄のような体験は自分たちだけでたくさん。自分たちが生きている間に何としても核兵器のない世界を実現したい。どうか私たちの願いを聞いて下さい。署名にご協力をお願いします」と訴えました。
高齢の被爆者(2人とも89歳)が声を振り絞って訴える姿に、いつもより多くの市民が署名。30分の行動で41人から署名が寄せられました。
(青森県原水協事務局長・猪股あや子)