関東甲信越原水協学校に参加している群馬県原水協事務局長の古沢孝一さんのリポートです。
10月18、19日に開かれる関東甲信越ブロックの原水協学校で、千葉県一ノ宮町に行きました。新幹線を乗り継いで、上総(かずさ)一ノ宮駅に到着。タクシーで会場のホテルシーサイドオオツカへ。2日間で24人が参加する予定です。
千葉県原水協事務局長で日本平和委員会調査研究委員の紙谷敏弘さんが、関東地域をめぐる米軍と自衛隊に着いて、日米軍事一体化の拠点となっていることを詳述し報告。
山梨県平和委員会の代表理事の桜井真作さんが発言し、自民の石破氏や次世代の党の平沼氏が、原発の稼働で、プルトニウムが47万トンもあり、4千発の原爆がつくられるため「これが抑止力だ」と言っていることを批判。北富士しかできない訓練の実態などを告発しました。
これを受けて以下の通り活発な議論がおこなわれました。
「自衛隊が米軍の指揮下にますます組み込まれる実態」
「米空母ロナルドレーガンには東京電力福島第1原発の出力に匹敵する2基の原子炉があり、事故になれば首都圏は壊滅」
「オスプレイをはじめ、横田の輸送機の飛来が2012年来一変」
「軍学共同の予算3億円が来年は6億円と2倍になる。大学人のたたかい」
「原水協に青年部をつくり運動を進めたい」
「核兵器禁止署名を国際的に広げるには。どこへめざしてすすめていくか」「戦争法との運動とセットで署名を推進したい」
など続きました。
山梨県原水協事務局長の菅原三郎さんは、10月4日から14日まで被爆者と一緒に行ったヨーロッパ遊説について報告。「何より核爆発で非人道性が明らかになったこと、原発事故の深刻さが共通の認識となった」と述べ、「日本原水協の外交力のすばらしさに確信を持った」と発言。世界の運動をどう作っていくかを見定めながら、署名運動を検討しなければならないと語りました。
夜の交流会は、乾杯後に全員が自己紹介と地域原水協の強化や原水協との関わりと問題意識を発言し、”第2部の熱い討論会”の様相でした。
19日は午前中、日本原水協全国担当常任理事の川田忠明さんが「核兵器のない世界へ」の展望と課題〜世界大会から国連総会へ〜と題して報告。これを受けて、討論を深めます。