▲原水爆禁止2013年世界大会で発言するトマスマグヌスン元IPB会長
日本原水協も運営委員に入っている国際平和ビューロー(IPB)元会長のトマス・マグヌスン氏から、スウェーデンで首都ストックホルムに次ぐ都市であるヨーテボリの市立中央図書館で10月8日におこなわれる「フクシマ、ナガサキ、ヒロシマ――私たちは決して忘れない」のプログラムについての情報が届きました。
「フクシマ、ナガサキ、ヒロシマ
――私たちは決して忘れない」
日時: 10月8日 18:30-20:30
会場:ヨーテボリ市立中央図書館
これはまたとない機会です。広島と長崎の被爆者が世界を遊説して70年前のできごとを証言するのは、おそらくこれが最後になるかもしれません。
70年前、日本の広島と長崎の町は一瞬にして廃墟となりました。惨禍を生き抜いた被爆者たちは、生涯をかけて核兵器全面禁止のために活動してきました。すでに70年が経ちましたが、そのたたかいはまだ終わっていません。そのため被爆者たちは世界中を旅して自らの経験を語り続けているのです。
スウェーデンに被爆者が訪れるのはこのヨーテボリのみです。山田玲子さんは広島に原爆が投下されたとき11歳でした。彼女は生涯を通じて核兵器完全禁止のために活動してきました。2014年にはNPT準備委員会で被爆体験を語りました。
福島の原発事故は、何が起こったかを戦慄とともに思い起こさせる出来事でしたが、再び起こる可能性があります。齋藤紀(おさむ)さんは被爆者の治療の専門家です。福島原発事故の後4年以上にわたり原発事故被災者の支援に尽力してきた齋藤さんは、核兵器と原発の関係について語ります。
この催しは、2人による特別な証言を聞く機会です。
この会は、ヨーテボリの平和運動体の連合であるフレッドサム(Fredsam)で、市立中央図書館とスウェーデン労働者教育協会(ABF)の協賛のもと開催します。どなたでも大歓迎です!
トマス・マグヌスン
“Göteborg in Sweden“. Licensed under CC 表示-継承 2.0 via ウィキメディア・コモンズ.