【広島】2015年NPT再検討会議・ニューヨーク行動報告集会を開催

DSCF9424▲勢揃いする広島県代表団

広島県原水協とNPT再検討会議を成功させる県実行委員会は5月30日、東区地域福祉センターでNPT再検討会議・ニューヨーク行動の報告集会を開催。勤務の都合などで参加できなかった人を除く21人が参加し、ニューヨーク1~5コース、全米7コースのコース別に報告しました。

最初に、県原水協の古田事務局長が会議の結果について触れ、「『人道性についての共同声明』賛同国が8割以上の159か国、オーストリアが呼びかけた『人道の誓い』に107か国と過半数の支持が集まったことは、ここ数年来の国連総会での諸決議への賛同国が大きく増えていることとあわせ、核保有国とその同盟国が国際政治の場でさらに孤立を深めている証しであり、それは、私たちが世論を結集するために集めた署名も大きな力になっている。市民世論をさらに大きく盛り上げて核兵器廃絶、禁止条約の交渉開始を迫っていこう」と報告しました。

その後、参加した21人全員が発表。西区原水協から派遣された近大生・河本大樹さん(19)は、地域の人からカンパなどで激励を受けたことに感謝。飛行機に乗ることはもちろん、海外旅行も初めての経験で、最初から興奮状態だったこと、ファーストフード店でうまくこちらの英語が通じず落ち込んでいたところ、同じ班の人が励ましてくれてうれしかったこと、青年集会の後、1人でニューヨーク市内を歩くことができたことなど、自分自身が成長できたことを報告。

DSCF9383▲報告する河本さん

青年実行委員会から派遣された広島市立大の新庄沙穂さん(19)は、今回ボストンコースを選んだのは、昨年平和行進に参加したソフィアさんの民泊を引き受けて懇意になり、彼女がボストン出身で、来年ボストンで会おうと約束したからと述べ、ボストンで3度スピーチの機会があり、アメリカの人たちも勇気を持って行動してくれていると報告。

団長の佐久間邦彦さんは、カナダのオークビル市で地元誌に両親と地震の被爆体験を話し、ネットで報道されたことなどを報告しました。

DSCF9395▲報告する佐久間団長

集会には全体で65人が参加し21人の報告に熱心に聞き入りました。

実行委員会では近々「報告集」を発行する予定です。

(広島県原水協事務局長・古田文和)

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