▲自己紹介と決意表明するNPT・ニューヨーク行動広島県原水協代表団に参加するみなさん
広島県原水協と2015年NPT再検討会議を成功させる広島県実行委員会は3月19日夜、広島市東区のロードビルで「広島県代表団結団・壮行式」をおこないました。
式では最初に、広島・長崎の原爆と東日本大震災で犠牲になった方々に黙祷。県原水協の古田事務局長が2011年2月から始めた今回の「核兵器全面禁止のアピール」署名を、原爆展とともに進めた経過と各団体・地域での奮闘を紹介しました。署名は3月16日現在、12万筆を超えたこと、NPT会議が終わるまで継続し、国連にヒロシマの思いを届けようと訴えました。
また、ロシアのプーチン大統領の「核兵器使用準備」発言について、許し難いことであり、同日県被団協と連名で抗議文を送ったと報告がありました。
続いて県被団協、新婦人県本部、青年実行委員会から、この間のとりくみの報告があり、代表に選ばれた31人のうちこの日参加した26人全員が自己紹介と参加することになった動機や決意を表明。団長に県被団協副理事長の佐久間邦彦さん、事務局長に被爆2・3世の会事務局長の奥尾秀之さんを選出。県原水協の高橋信雄代表理事が被爆の実相をしっかり広げてきてほしい、と激励しました。
代表団長として挨拶した佐久間さんは、これまでの活動、とくに街頭署名に触れ、最初は署名しなかった子どもが、原爆パネル写真を見て引き返して署名してくれた経験に触れ、「被爆の真実を知れば、誰にでも理解してもらえる。原爆の非人道性をしっかり伝えて来る」と決意を披露しました。
最後に、高橋代表理事から、ニューヨークのパレードで使う横断幕を佐久間団長に伝達、川后和幸代表理事が、代表団の現地での奮闘を要請し、最後まで署名活動にがんばろうと閉会挨拶して終了しました。
結団式には、NHK、広島ホームテレビ、中国、毎日、読売の各紙と共同通信が取材しました。NHKは3月19日朝のテレビとラジオのローカルニュース、中国新聞が3面、読売新聞が広島版で報道しました。
(広島県原水協事務局長・古田文和)