【北海道】『核兵器のない世界へ 扉を開けよう』被爆70年・2015年北海道原水協全道総会ひらく

被爆70年・2015年北海道原水協全道総会が2月14日、札幌市内で開かれ、16団体・12市区町村原水協から37人が参加しました。

『核兵器のない世界へ 扉を開けよう』と被爆70年、NPT(核不拡散条約)再検討会議の開かれる年に、これまでの私たちの運動を総結集しようと運動方針が提起され、活発な討論がおこなわれました。

NPT・ニューヨーク行動に派遣される北海道被爆者協会常務理事の眞田保さんが決意を語り、眞田さんに北海道原水協と新婦人北海道本部から派遣募金が贈呈されました。

眞田保さんの発言(抜粋)

8月6日、帰ってこなかった姉のことが不憫でたまらない。一緒に遊んでいた、いとこが亡くなり、自分の成長具合を見て 「あの原子爆弾はひどいよなあ」と親戚は言います。「再び被爆者を作らせない、だから核兵器禁止・廃絶を訴えます。北海道被爆者協会から初めての派遣で す。ニューヨーク行動では、証言活動もおこないます。被爆者協会と原水協は共通の運動方針を持っています。これからも一緒に発信していきたい」
1938年広島生まれ、爆心地から1.5㎞で被爆)

新婦人北海道本部(石岡伸子さん)

ニューヨーク行動に向けて、旺盛に申し入れ行動。中央バス、月寒あんぱんなど企業や商店などに行っています。北海道電力には電気料金値上げするな!と申し入れの後、しっかり署名してもらいました。「外へ、外へ」とドカ雪まつりやスケートまつりなど人の集まるところへ。署名目標15万筆を何としても!

七飯原水協(石渡進さん)

住民過半数の目標を3月末までにどうしてもやりきろうと、今日も午前中に地域署名で6人が参加して151筆を集めました。多くの人が高齢者ですが、「孫・子の代に核兵器は渡さない!」という共通の思いをそれぞれが自信を持って訴えています。いろんな行事に、細めに足を運んで署名を訴えています。

道北原水協(霜野洋一さん)

署名は不定期でとりくんできましたが、NPTに向けてコープさっぽろに申し入れて2月に店舗前署名を4回おこないます。戦争への危惧もあり、署名に賛同する人が目立ちます。原水爆禁止世界大会北海道代表団200人の目標達成のため、道北ブロックとしての役割を果たす決意です。

岩見沢原水協(前田悠子さん)

ニューヨーク行動に行く者の責任として岩見沢市長の署名の賛同を得、さらに岩見沢市議全員に要請し、8人から署名をいただきました。引き続き三笠市長、夕張市長を訪問します。新婦人の7000署名目標を達成してNPTへ行きます。

札幌平和委員会(千葉喬さん)

この1年間、被爆者からの聞き取りをはじめ被爆者に寄り添う活動をしてきました。今年は地下鉄各駅で署名を集めて大通で集約するなど、もう一歩何かやりたいですね。

留萌原水協(國京三善さん)

毎年の平和行進、8月の追悼会など、市長、議長に要請し、「留萌新聞」と「北海道新聞」に事前に連絡をしています。今後も粘り強く続けていきます。今年の追悼会は、寺の町内会長宛てに参加要請します。被爆者友の会(13人)にも働きかけをしています。

北海道民医連(西村伊久夫さん)

北海道民医連では12万2000枚のハガキ署名を作りました。今まで料金受取人負担のハガキは1000通ぐらいの返送実績ですが、今回は切手を自分で貼ってもらうやり方にして、もうすでに60自治体以上から1502筆の署名が届いています。NPT・ニューヨーク行動北海道代表団に「もう持てないよ」というくらいのハガキ署名を託します。

江別原水協(高島勝さん)

昨年の「江別平和都市宣言」は新婦人や年金者組合の長年にわたる運動の成果です。今後は宣言の中身を進めるとりくみに力を入れます。6・9行動、理事会を毎月おこなっています。

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