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原水協通信

毎月発行している日本原水協の機関誌です。国内外の反核平和運動についての情報が満載です。 日本原水協のウェブサイト→ http://www.antiatom.org/

「核兵器の全面禁止を!」

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【岡山】国連軍縮週間行動で署名宣伝 核兵器の禁止・廃絶に合意を 各国政府へ要請 署名を託しました

151029_岡山県原水協通信No.357

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【群馬】「原爆と人間」展3日目 子ども連れのママら350人を超える来場。〜被爆2世も来場、今後のとりくみに嬉しい交流〜

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市民が描いた原爆の絵を見ながら語り合う親子連れも多数来場しました。

「原爆と人間」展の最終日。群馬県民の日の28日、学校が休日となり県有施設が無料開放とあって、原爆展にも多数の来場がありました。

県庁に立ち寄った帰りに足を止める会社員と親子。

昼頃には200人を超え、最終日の午後4時までには350人以上の来場に。3日間で650人を超える人々に、被爆者の声が届きました。

被団協の作成した旧被爆写真パネルの前で、おばあちゃんが孫に話しかけています。

古い友人のT子さんも「何度見ても胸がつまるね。何か手伝えることあれば今後も情報を」と嬉しい言葉も。

この日も群友会会長の須藤叔彦さんの長崎の被爆体験がDVD上映されました。

スーツ姿の紳士は、誰かと思ったら被爆2世の宮原謙一さんでした。父親の文雄さん(元共産党群馬県委員長)は軍人だったため、広島で入市被爆されすでに他界しています。謙一さんは、この夏に再開された原爆犠牲者の慰霊祭に参加してくれました。「昨年、群馬県から広島の平和式典に参加できないかと声がかかり、行って来た」などの意外な情報も語り、「被爆2世として何かしなければと思っていたところだ」と嬉しい言葉も。

今後、被爆体験を引き継ぐことや、2世、3世の組織化などに意見交換し、協力し合うことになり、開催して良かった!と改めて実感しました。

被爆の実相を伝えることと核兵器廃絶の運動は車の両輪です。パネル写真はこの夏の原爆ドームと、新たに国連の軍縮担当上級代表となって世界大会であいさつしたキム・ウォンスさん。

アンケートの感想もたくさん寄せられました。一部を紹介します。「県民の日に“花然ゆ館”に来て、出会えて良かった。恒常的に開いて特に若い人、子どもたちに知ってもらいたいです」(60代女性)「良い展示でした。毎年おこなえればいいですね」(60代男性)「こんなたいへんなおもいがあったのを、はじめてしってかなしかったです」(小学生男子)「こんな悲惨な時代があったのだと思うと悲しい かわいそうでならない。なぜ人間は核などをつくったりするのか。人間の能力は人を愛し、自然を愛するために使われなければいけない」(50代女性)

丁寧に見た後、感想文を描いてくれた小学生。この間お母さんは黙っていて、無理にはすすめませんでした。子どもの意見表明権を大事にされているようで、きっと自分で考え、意見を述べる大人になるでしょうね。シールズの学生さんのように。

群馬県の後援をいただきましたが、国際戦略課の橋本良子さんには搬入やらDVDモニターの管理など大変お世話になりました。またNPT行動の記録を提供して下さった角田行生さんや、写真パネル加工に協力いただいた黒崎晴夫さんの2人の写真家にも感謝です。

来場者には、はだしのゲンのイラスト入りの国際署名のリーフが参考資料として配られました。左は群馬原水協事務局次長の丹羽政文次長です。

これを機会に、県知事の核兵器廃絶署名への賛同や、被爆者援護を含めた県の平和行政の前進が計れることを期待します。

(群馬県原水協事務局長・古沢孝一)

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【動画】2015年国連軍縮週間のつどい「パネル討論『核の傘』と戦争法 被爆国日本の役割を問う」パネリストの発言

日本原水協が10月27日、衆議院第1議員会館で開催した「2015年国連軍縮週間のつどいー核兵器のない世界へ」第2部「パネル討論『核の傘』と戦争法 被爆国日本の役割を問う」での各パネリストの発言を紹介します。

被爆者は訴える―戦争法ではなく核兵器全面禁止・廃絶を 日本原水爆被害者団体協議会事務局長・田中熙巳 集団的自衛権の極限状況と戦争法…核兵器使用の危険 日本共産党副委員長/参議院議員・小池 晃

 

戦争法案反対のたたかいから学んだこと SEALDsメンバー/明治学院大学4年・林田光弘 2015年NPT再検討会議後の国連審議の焦点と私たちの運動 日本原水協代表理事・高草木 博

レジュメ

2015年国連軍縮週間のつどい パネル討論「核の傘と戦争法ー被爆国日本の役割を問う」 NPT再検討会議後の焦点: 国連第一委員会の審議をみる 高草木博(日本原水協代表理事)

Aパネリスト

国連軍縮週間のつどい (2015年10月27日) パネル討論 核の傘と戦争法 被爆国日本の役割を問う NPT再検討会議後の焦点: 国連第一委員会の審議をみる 高草木博(日本原水協代表理事)

最初に、多忙な中をこのパネル討論会においでくださったパネリストと参加者のみなさんに感謝する。

変化する世界

10月21日、カナダの総選挙で勝利した自由党のジャスティン・トルドー次期首相が、イラクとシリアのIS(イスラム国)空爆作戦からカナダの戦闘機を撤退させることを、すでにオバマ大統領に伝えたと発表。

テロには絶対反対だが、軍事攻撃は解決にならない。空爆の多くが無辜の市民を犠牲にしている。2012年9月には、潘基文事務総長もテヘランの非同盟首脳会議で直接、いっさいの外部からの武力介入をやめ、政治解決をはかるよう訴えた。

もうひとつのニュース。9月13日、イギリス労働党の選挙でジェレミー・コービン氏が党首に選ばれた。コービン氏はさっそく、BBC放送のインタビューで「必要な場合、核のボタンを押すか?」との質問に、明確に「ノー」と答え、「核兵器の使用にも保持にも反対だ、核兵器のない世界を望んでおり、それは達成可能だ」と答えた(10月1日)。

先のNPT再検討会議で、カナダとイギリスはアメリカとともに、中東非核・非大量破壊兵器地帯会議の開催への異論を理由に最終合意を阻んだ国。イラク反戦の高まりにはじまった21世紀、世界は核兵器と戦争をめぐって大きく動いた。人々は、武力攻撃を選んだアメリカでもスペインでもイギリスでも、それを支持したイタリアでもこの日本でも、行動し、政治を変えた。そのプロセスはいまも、カナダでもイギリスでも沖縄でも、日本全土でも、ニューヨークの国連本部でも続いている。世界でただひとつ国民が被爆を体験し、戦争放棄を憲法原理とする日本は、その世界的努力の先頭に立つべき。

2015年NPT再検討会議後の国際審議の焦点

現在おこなわれている、国連第1委員会の審議だが、先のNPT再検討会議での決裂を経て、「核兵器のない世界を達成する」との2010年再検討会議の合意達成のための新たな論戦と結集が続いている。

焦点の第一は、核兵器の人道上の影響をめぐる議論の深まりと共感の広がり。周知のように、この議論は、人類の英知をもってしても対応できないと広島・長崎の原爆被害の教訓に立ち返り、核兵器の根絶を求めるもので、これまで国家の安全保障の枠で論じられてきた核兵器の問題を、人類全体の安全保障という新たな枠組に据え直す壮大なたたかい。

そのとりくみは、当初の16か国(2012年4月、NPT第1回準備委員会)から先日のNPT再検討会議での159か国の共同声明へと発展した。NPTの191締約国の中で調印国はすでに80%超。残りは5核兵器国、他に、オーストラリアが提案した核保有国との協調型人道声明に、26か国が同調(ほとんどが「核の傘」の下にある軍事同盟国で、内訳はNATO22か国、他の同盟国2か国など、日本は二股)。現在の第1委員会では、「共同声明」でなく決議案として出されている(実効部分の訳は、末尾参照)。

この流れは、スイス、ノルウェー、メキシコ、オーストリアなどにはじまり、新アジェンダ連合、非同盟運動の大部分なども協調しており、アメリカなども主要な論点を否定できなくなっている。

第二は、第一と関連するが、核兵器禁止条約を求める主張の広がり。むしろ、こちらの方が第一かもしれない。非同盟運動は、全面禁止条約を主張、ジュネーブの軍縮会議での多国間交渉、期限は、速やかに開始を主張(実行部分、末尾に添付)。「ハイレベル会合の後追い」と「国際司法裁判所の勧告的意見の後追い」があり、前回総会での採択結果は賛成139か国。核保有9か国中、中国、インド、パキスタン、北朝鮮も賛成票を投じていること。

今年の大きな特徴は、この流れに並行して、人道声明を主導する国が、核兵器禁止条約あるいはそれに準じる主張を鮮明にしていること。フラッグシップはオーストリア主導の「人道の誓約」決議で、「核兵器に悪の汚名を着せ、禁止し、廃絶する」ことを主張。南アフリカは、別に「核兵器のない世界のための倫理的義務」と題する決議案を提案し、「核兵器を禁止・廃絶する法的拘束力を持つ措置」を主張。

他に、旧ソ連圏からカザフスタンが「核兵器のない世界の達成のための普遍的宣言」を提唱し、禁止条約を主張している。これも新しい動き。

第三は、第6条「核軍備撤廃の効果的措置に関する交渉」義務と関連して、国際政治を起動させる動き。非同盟は上記の通り。人道声明グループの主張は、コンセンサス型で前に進めないNPTやジュネーブの軍縮会議(CD)とは別に、多数決型の国連総会の主導で「オープンエンデッド(期限、参加に枠をはめない)作業グループを作り、討論の進展いかんで交渉に入ることも妨げないとする動き。すでに2013年に一度、おこなっている。アメリカも、この動きを正面からブロックすることができなくなっているが、他方で、それを法的拘束力ある合意に発展させないという態度もあらわにしている(日本もアメリカに協調)。

核兵器禁止をめぐる具体的な方法では、さまざまなバリエーションが出されているが、大事なことは、核兵器を法的に禁止するという合意そのものを抗いがたい流れにまで広げること。これが「NPT後」の動きの最大の焦点であり、各国政府の動きをはかる尺度でもある。

どうする、この政府の態度!

【群馬】国連軍縮週間に呼応「原爆と人間」展2日目。〜地元紙報道、被爆者の須藤会長ら来場“被爆者の絵が心にきた”と高校生〜

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吹き抜けの2階から俯瞰してみました。会場全体の一部です。

27日の原爆と人間展は、「上毛新聞」が第2社会面に紹介してくれたこともあり、大勢の市民らが来場。2日目は昨日の倍近い200人を超える来場者でした。

上毛新聞が2日目に掲載してくれました。3日目も「新聞を見た」という方が何人もいました。

被爆者団体群友会会長の須藤叔彦さん(86)も「私のDVD上映もあると報道されたので」とタクシーでかけつけました。

長崎の被爆体験を収録したDVDを見直す須藤さん(群友会会長=中央)

須藤さんは、この夏の原爆犠牲者慰霊式には体調が優れず参加できなかったため、お元気そうな姿に一同大喜び。モニター画面の前で約2時間、自ら語った長崎での被爆体験を確かめるように見入っていました。

須藤さんの隣で、「群馬大学の学生時代は後輩でいっしょだった」という吉田さんが「この方の記憶力は抜群だ」と話しかけて来ました。「須藤さんは、隣りにいるこの方ですよ」と紹介したら、びっくりされ、数十年ぶりの対面に拍手を交わした場面も。須藤さんには、帰り際「年末には被爆者連帯の募金を届けます」と伝えました。

群馬大学の学生時代の後輩という吉田さん(左)が来場し、須藤さんと再会。「須藤さんは医学の道に進むと思っていた」と吉田さん。須藤さんの父親は医者でした。須藤さんはDVDで長崎の被爆の中心地で、母親、妹、祖母を亡くし、父親と荼毘に付したことを語っています。

群馬県議の酒井宏明夫妻や、NPT行動の写真を提供してくれた角田行生さん(渋川市・県展:写真部門役員)、甘楽町町議の山田邦彦夫妻なども来場。

酒井宏明さんと奥さんのすみえさんも来場し、丁寧に見ていただきました。酒井県議は、2月の県議会で大沢正明知事にたいし、非核平和県宣言にふさわしい施策の充実を求めて質問しました。頼もしい県民の代表です。

山田さんからはちひろカレンダーの予約を50本いただきました!

ご夫婦でこの夏、広島大会へ参加した甘楽町議の山田邦彦さんはゲンTシャツで、奥さんと一緒に来場。「いわさきちひろのカレンダー」を50本予約してくれました。精力的な行動力の持ち主です。

加えて嬉しいことに、学校を終えてバスでかけつけてくれた藤岡あやめさんら3人の高校生が立ち寄ってくれました。

広島の原水爆禁止世界大会に参加した高校生もバスで来てくれました。右から2人目が藤岡あやめさん。

この夏、広島の世界大会へ「らぶぴーワゴン」で参加した仲間たちです。1人の高校生は「被爆者の描いた絵に描いてあったコメントが心にきました。やっぱり戦争は良くないと思いました。たくさんの人にもてほしいです」と感想を寄せてくれました。

広島世界大会へ持参した「らぶぴーワゴン」の横断幕も展示されています。「みんなで行っていろんなこと学んできたね」と話し合っていました。

会場内では、昨日に続き「被爆者連帯募金」「核兵器禁止アピール署名」への協力も。

滝沢代表理事(右の後ろ姿)に話しかける来場者の女性。

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【群馬】「原爆と人間 展」初日に反響。〜2度と戦争起こさない平和な国に〜

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始まりました「原爆と人間」展。広島市からお借りした「市民が描いた原爆の絵」が見えます。

10月26日から群馬県庁内で始まった原爆と人間展。初日は、県庁に所用で立ち寄った若い人や中高年の人など、幅広い層の県民が来場しています。

花燃ゆの「ドラマ館」に立ち寄った女性グループなども足を運んでくれました。

時間をかけてじっくり見入る女性や、スマホに記録する男性もいて、「もう2度とこのような戦災がなく、平和な国でありますように。大変な目にあった人々にご供養申し上げます」(60代男性)「戦争は絶対反対です」(70代女性)などアンケートもよせられました。

アンケートに記入する女性。被爆者支援募金も、私たちの予想以上に寄せられています。

関心のある写真を、スマホに収める方もいます。

来場者には、はだしのゲンのイラスト入りの国際署名ハガキを差し上げて、核兵器のない世界への理解を求めました。

原爆展は、国連軍縮週間(10/24〜10/28)に呼応して群馬原水協が開催。26、27日は午前10時から午後5時まで、最終日の28日は午前10時から午後4時まで、県庁舎1階の県民ホール(南ホール)です。

群馬県庁舎。1階の県民ホールで開催中。右下のレトロ調の建物が昭和庁舎。

原爆写真約50点をメインに、市民が描いた原爆の絵30点が被爆の実相を伝え、平和の尊さと誓いを伝えています。

今年4月、NPT再検討会議に参加した写真家・角田行生さんのニューヨーク行動の写真約20点や、今年の平和行進や世界大会のミニコーナーも。

NPT再検討会議に呼応して行われたニューヨーク行動。群馬から参加した8人の代表の1人角田行生さん(元県庁職員)が作成したパネルも展示。

群馬民医連・群馬保健企画の代表が作成したNPT行動の報告パネル。元気にいって来た様子が伝わってきます。

群馬民医連・群馬保健企画の代表が作成したNPT行動の報告パネル。その②です。

高校生が広島の世界大会に持参した「らぶぴーワゴン」の横断幕や、山梨平和委員会が所蔵していた65年前の「ストックホルムアピール」のポスター(複製)も展示しています。

また、群馬県原爆被災者の会(群友会)の須藤叔彦会長の長崎での被爆体験DVDが上映されます。

県庁の昭和庁舎で開催中の「花燃ゆ」のドラマ館の展示も好調のようです。

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魅力いっぱい! 国連軍縮週間のつどい【パネル討論】「核の傘」と戦争法 被爆国日本の役割を問う

151027_国連軍縮週間のつどいチラシ(パネリスト発言テーマ入り)

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新たな確信と展望を学んだ川田講演〜関東甲信越ブロック原水協学校2日目〜

講演が始まります

関東甲信越原水協学校に参加した群馬県原水協事務局長の古沢孝一さんのリポートです。

 

関東甲信越ブロックの原水協学校は19日、千葉県一ノ宮町で2日目が開かれました。

川田忠明さん(日本原水協全国担当理事)から、核兵器のない世界をめざす運動の力になる深い講演があり、参加者の確信になりました。このあと前日に続いて各地の運動を交流し、閉校しました。

講師の川田忠明さん

川田さんの講演は90分。内容の濃いものでした。その要旨を紹介します。

<川田忠明さん講演要旨> ◆テーマ1 戦争法廃止運動と原水爆禁止運動

世界の流れの中でみると「アラブの春」など、「民主主義を中心要求にしていることや、連帯と共有はSNS(ソーシャルネットワークシステム)で飛躍的に広がり、「非暴力」の行動になっていると説明。 これは、ママたちが子どもを保育園に預け、国会前行動に参加し、スーパーで買い物して帰るという行動が「日常の生活」として起きたなどが象徴的。

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原水爆禁止運動にとっての教訓

憲法の平和主義をいまこそ生かすとして、戦争の深い反省によって国連憲章が生まれ、国連決議第1号が「原子兵器の各国の軍備からの廃絶」を求めたことは「戦後政治の原点」であり、日本国憲法第9条にも被爆体験が反映していると今年の原水爆禁止世界大会の「国際会議宣言」の指摘を引用しました。 戦後、日本政府は「原子爆弾の出現は・・まず、文明が戦争を抹殺しなければ、やがて戦争が文明を抹殺するであろうと真剣に憂えている」と説明していることを紹介(「新憲法の解説=第2章の戦争の放棄」1946,11 内閣発行)。

民主主義の原点=多数の市民の声を集めること。垣根を越えた共同の発展を進める歴史的転換点にあり、原水爆禁止運動もこの中にある。

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「戦争法と原水爆禁止運動」戦争法廃止と核兵器廃絶 ー日本の非核化と被爆国の役割発揮としてー 立憲主義破壊の政治を変えることは、日本のあり方の緊急事態。

国民連合政府の提案は、「核の傘」から脱却して核兵器廃絶の先頭に日本政府を立たせるようにするうえでも、戦争法を廃止し「新しい政治を求める国民的運動に加わり奮闘」するとした原水協の方針を確認。

戦争法は日米軍事同盟の強化発展にほかならないことを「日米防衛協力のための指針(ガイドライン)」で確認し合いました。

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◆テーマ2 NPT再検討会議の到達 =復習=

第9回NPT(核不拡散条約)再検討会議は、世論と運動の発展が核保有国を追いつめ、「禁止条約が焦点になったこと」を評価。

「第70回国連総会(開催中)で、その実現のためのプロセスを開始することが求められる」(国際会議宣言)と重要な到達点と課題を確認。

①初めて核兵器禁止条約が明記されたこと(第1委員会の議長草案)。核保有国が追いつめられたこと(議長最終案)

②人道的議論の広がり

・核兵器の人道的結果についての共同声明に賛同者が史上最高の159か国(NPT加盟国の8割)

・「人道の誓約」(賛同112カ国、7/2)の広がりも条約交渉を後押しする流れとなっている。

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◆テーマ3 第70回国連総会 —第1委員会の議論と展望—

これは現時点での各国の主張であり、今後の展開で発展していくことを前提に講演。

①「人道的議論の新たな発展」NPT以上に広島・長崎の被爆の実相を想起し、「議論の推進力に」なっている。

「条約交渉の開始や法的措置を要求」していること。

「共同声明から決議へ新たな発展」があること。

こうしたなかで、「核保有国と依存国は安全保障面を強調」(ドイツ)。

②「核保有国との論争点」

「核保有国に対する批判の強まり」があり、“核抑止力論“批判や、”ステップ・バイ・ステップ“論への批判も強まっていること。

一方で「核保有国のあらたな“反論”もあることを紹介。

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【茨城】核兵器廃絶への展望学び活発に討論 茨城県原水協学校2015開く 2015年世界大会報告集・ちひろカレンダーの普及に全力を!

151006_原水協通信茨城版No.56表

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【日本原水協】2015年国連軍縮週間(10/24-30)にあわせて日本政府、核保有国はじめ各国大使館要請、署名提出、パネル討論など中央行動を計画

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第70回国連総会の一般討論が9月28日から始まりました。核軍縮問題を扱う第1委員会は10月6日に開会します。2015年NPT(核不拡散条約)再検討会議では、最終文書は採択できなかったものの、世論と運動を反映して、核兵器禁止条約をはじめ、「核兵器のない世界」を実現する法的拘束力のある措置を求める声が多数をしめ、核保有国を追い詰めました。ことしの国連総会は、こうした流れをいっそう発展させ、核兵器禁止条約の交渉開始に踏み出す重要な機会です。

日本原水協は、草の根からの世論を高め、日本政府および各国の政府に働きかけるため、10月の6・9行動を皮切りに2015年国連軍縮週間(24日-30日)最終日まで、被爆の実相普及と「核兵器全面禁止のアピール」署名を中心とする全国行動にとりくみます。

中央行動として、10月26日(月)、27日(火)の両日、核保有国をはじめ各国大使館への要請、署名提出、パネル討論を中心とする以下の行動をおこないます。行動への参加をよびかけます。

日程・主な内容 ●日本政府への要請 10月13日(火)11:00@外務省 ●核保有国、非同盟、新アジェンダ連合国など各国大使館への訪問・要請 10月26日(月)9:30〜17:00(午前と午後に分けて行動) 10月27日(火)9:30〜12:00(予定) ●「国連軍縮週間のつどい―核兵器のない世界へ」 10月27日(火)15:30~18:30(15:00受付開始) 会場:衆議院第1議員会館多目的ホール

東京都千代田区永田町一丁目7番1号

電話番号 (代表)03-3581-5111

最寄り駅

国会議事堂前駅(東京メトロ丸ノ内線、千代田線)

永田町駅(東京メトロ有楽町線、半蔵門線、南北線)

アクセスは国会周辺図を参照ください。

プログラム 第Ⅰ部(15:30~16:15) ヨーロッパ被爆者遊説団の報告と署名提出 第Ⅱ部(16:30~18:30) パネル討論「核の傘」と戦争法―被爆国日本の役割を問う パネリスト 田中煕巳(日本原水爆被害者団体協議会事務局長、長崎被爆者) 林田光弘(SEALDs、明治学院大学) 高草木博(原水爆禁止日本協議会代表理事) ※国会議員の参加を要請中 コーディネーター 長尾ゆり(全国労働組合総連合副議長)

【兵庫】9/26(土)12:00~@神戸大丸前 国際核兵器廃絶デー宣伝行動で「核兵器全面禁止のアピール」署名訴え

2015.9・26国際核兵器廃絶デー案内(兵庫)

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ジェレミー・コービンCND副議長が英労働党党首に 2013年のNPT再検討会議準備委員会@ジュネーブでは日本原水協の原爆展会場で「核兵器全面禁止のアピール」署名にサイン

▲「核兵器全面禁止のアピール」署名にサインするコービン氏

イギリス核軍縮キャンペーン(CND)副議長で英国下院議員のジェレミー・コービン氏(66)が、9月12日おこなわれた英最大野党・労働党の党首選で選ばれました。

5月の総選挙で労働党が惨敗を期し、ミリバンド党首が辞任したのを受けての党首選でしたが、キャンペーンが始まってからずっと、他の3人の候補だけでなく、トニー・ブレアを中心にサッチャー寄り政策を推進してきた旧労働党指導部勢力は、「コービンが党首では労働党は選挙に勝てない」「彼では首相は務まらない」など、あからさまな中傷をおこなってきました。マスコミも「保守党を利するもの」など労働党の分裂の危機を煽るような主張をしていました。しかしCNDや戦争ストップ連合を含め、一般党員や主要労組の絶大な支持を得て最初から最後までコービン氏の有利は変わらず、1回目の開票で断トツの59.5%の票を集め、当選。コービン氏は「国民は不正義と不平等、必要のない貧困にうんざりしている」「私たちは不平等である必要はない。社会は公正でなければならない」と勝利宣言しました。

核兵器廃絶、緊縮財政反対、NATO(北大西洋条約機構)脱退を掲げ、「イラク戦争を開始したブレアは戦犯」とまで主張する候補が、二大政党の一つのリーダーになった背景には、国民の中にこれらの政策を支持する基盤があり、労働党の路線変更を求める声が高まっていることを示しているのではないでしょうか。ヨーロッパ全体で緊縮政治反対、庶民の生活防衛を掲げる勢力への支持が高まっているなか、核大国のイギリスの中で大きな変化のきっかけとなるかもしれません。候補者の中では最年長だったコービン氏ですが、彼に投票する目的で多くの若者が労働党に入ったというのも明るい話題でした。

この間、主要な反核会議には必ずコービン氏の姿がありました。2012年から3回のNPT(核不拡散条約)再検討会議準備委員会にもCNDを代表して出席しています(総選挙最中だったため、今年の再検討会議には欠席)。2013年のスイス・ジュネーブで開かれた準備委員会では、日本原水協の原爆写真展ブースに顔を見せて、「核兵器全面禁止のアピール」署名にサインしてくれました。

▲パタパタ折鶴を持つコービン氏

【北海道】各地・職場で原水爆禁止2015年世界大会報告会が開かれる 被爆者の話を聞いて・・・戦争も核兵器もない世界をと決意を新たに

北海道原水協FAXニュース2015年9月15日

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【神奈川】10/31(土)13:30〜16:00@川崎市平和館屋内広場で川崎市原水協60周年記念集会 川崎市原水協と中原区原水協共催 劇団民藝女優・日色ともゑさんが朗読、高草木博日本原水協代表理事が講演

川崎市原水協60周年チラシ

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【群馬】核廃絶へ運動の新たな発展をよびかけた被爆70年の世界大会「被爆者の思い 語り継いでいきたい」世界大会報告会で高校生の発言に感動、交流広がる

150906_群馬原水協だよりNo.24(1)

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