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原水協通信

毎月発行している日本原水協の機関誌です。国内外の反核平和運動についての情報が満載です。 日本原水協のウェブサイト→ http://www.antiatom.org/

「核兵器の全面禁止を!」

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【群馬】「原爆と人間」展3日目 子ども連れのママら350人を超える来場。〜被爆2世も来場、今後のとりくみに嬉しい交流〜

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市民が描いた原爆の絵を見ながら語り合う親子連れも多数来場しました。

「原爆と人間」展の最終日。群馬県民の日の28日、学校が休日となり県有施設が無料開放とあって、原爆展にも多数の来場がありました。

県庁に立ち寄った帰りに足を止める会社員と親子。

昼頃には200人を超え、最終日の午後4時までには350人以上の来場に。3日間で650人を超える人々に、被爆者の声が届きました。

被団協の作成した旧被爆写真パネルの前で、おばあちゃんが孫に話しかけています。

古い友人のT子さんも「何度見ても胸がつまるね。何か手伝えることあれば今後も情報を」と嬉しい言葉も。

この日も群友会会長の須藤叔彦さんの長崎の被爆体験がDVD上映されました。

スーツ姿の紳士は、誰かと思ったら被爆2世の宮原謙一さんでした。父親の文雄さん(元共産党群馬県委員長)は軍人だったため、広島で入市被爆されすでに他界しています。謙一さんは、この夏に再開された原爆犠牲者の慰霊祭に参加してくれました。「昨年、群馬県から広島の平和式典に参加できないかと声がかかり、行って来た」などの意外な情報も語り、「被爆2世として何かしなければと思っていたところだ」と嬉しい言葉も。

今後、被爆体験を引き継ぐことや、2世、3世の組織化などに意見交換し、協力し合うことになり、開催して良かった!と改めて実感しました。

被爆の実相を伝えることと核兵器廃絶の運動は車の両輪です。パネル写真はこの夏の原爆ドームと、新たに国連の軍縮担当上級代表となって世界大会であいさつしたキム・ウォンスさん。

アンケートの感想もたくさん寄せられました。一部を紹介します。「県民の日に“花然ゆ館”に来て、出会えて良かった。恒常的に開いて特に若い人、子どもたちに知ってもらいたいです」(60代女性)「良い展示でした。毎年おこなえればいいですね」(60代男性)「こんなたいへんなおもいがあったのを、はじめてしってかなしかったです」(小学生男子)「こんな悲惨な時代があったのだと思うと悲しい かわいそうでならない。なぜ人間は核などをつくったりするのか。人間の能力は人を愛し、自然を愛するために使われなければいけない」(50代女性)

丁寧に見た後、感想文を描いてくれた小学生。この間お母さんは黙っていて、無理にはすすめませんでした。子どもの意見表明権を大事にされているようで、きっと自分で考え、意見を述べる大人になるでしょうね。シールズの学生さんのように。

群馬県の後援をいただきましたが、国際戦略課の橋本良子さんには搬入やらDVDモニターの管理など大変お世話になりました。またNPT行動の記録を提供して下さった角田行生さんや、写真パネル加工に協力いただいた黒崎晴夫さんの2人の写真家にも感謝です。

来場者には、はだしのゲンのイラスト入りの国際署名のリーフが参考資料として配られました。左は群馬原水協事務局次長の丹羽政文次長です。

これを機会に、県知事の核兵器廃絶署名への賛同や、被爆者援護を含めた県の平和行政の前進が計れることを期待します。

(群馬県原水協事務局長・古沢孝一)

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【群馬】国連軍縮週間に呼応「原爆と人間」展2日目。〜地元紙報道、被爆者の須藤会長ら来場“被爆者の絵が心にきた”と高校生〜

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吹き抜けの2階から俯瞰してみました。会場全体の一部です。

27日の原爆と人間展は、「上毛新聞」が第2社会面に紹介してくれたこともあり、大勢の市民らが来場。2日目は昨日の倍近い200人を超える来場者でした。

上毛新聞が2日目に掲載してくれました。3日目も「新聞を見た」という方が何人もいました。

被爆者団体群友会会長の須藤叔彦さん(86)も「私のDVD上映もあると報道されたので」とタクシーでかけつけました。

長崎の被爆体験を収録したDVDを見直す須藤さん(群友会会長=中央)

須藤さんは、この夏の原爆犠牲者慰霊式には体調が優れず参加できなかったため、お元気そうな姿に一同大喜び。モニター画面の前で約2時間、自ら語った長崎での被爆体験を確かめるように見入っていました。

須藤さんの隣で、「群馬大学の学生時代は後輩でいっしょだった」という吉田さんが「この方の記憶力は抜群だ」と話しかけて来ました。「須藤さんは、隣りにいるこの方ですよ」と紹介したら、びっくりされ、数十年ぶりの対面に拍手を交わした場面も。須藤さんには、帰り際「年末には被爆者連帯の募金を届けます」と伝えました。

群馬大学の学生時代の後輩という吉田さん(左)が来場し、須藤さんと再会。「須藤さんは医学の道に進むと思っていた」と吉田さん。須藤さんの父親は医者でした。須藤さんはDVDで長崎の被爆の中心地で、母親、妹、祖母を亡くし、父親と荼毘に付したことを語っています。

群馬県議の酒井宏明夫妻や、NPT行動の写真を提供してくれた角田行生さん(渋川市・県展:写真部門役員)、甘楽町町議の山田邦彦夫妻なども来場。

酒井宏明さんと奥さんのすみえさんも来場し、丁寧に見ていただきました。酒井県議は、2月の県議会で大沢正明知事にたいし、非核平和県宣言にふさわしい施策の充実を求めて質問しました。頼もしい県民の代表です。

山田さんからはちひろカレンダーの予約を50本いただきました!

ご夫婦でこの夏、広島大会へ参加した甘楽町議の山田邦彦さんはゲンTシャツで、奥さんと一緒に来場。「いわさきちひろのカレンダー」を50本予約してくれました。精力的な行動力の持ち主です。

加えて嬉しいことに、学校を終えてバスでかけつけてくれた藤岡あやめさんら3人の高校生が立ち寄ってくれました。

広島の原水爆禁止世界大会に参加した高校生もバスで来てくれました。右から2人目が藤岡あやめさん。

この夏、広島の世界大会へ「らぶぴーワゴン」で参加した仲間たちです。1人の高校生は「被爆者の描いた絵に描いてあったコメントが心にきました。やっぱり戦争は良くないと思いました。たくさんの人にもてほしいです」と感想を寄せてくれました。

広島世界大会へ持参した「らぶぴーワゴン」の横断幕も展示されています。「みんなで行っていろんなこと学んできたね」と話し合っていました。

会場内では、昨日に続き「被爆者連帯募金」「核兵器禁止アピール署名」への協力も。

滝沢代表理事(右の後ろ姿)に話しかける来場者の女性。

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【群馬】「原爆と人間 展」初日に反響。〜2度と戦争起こさない平和な国に〜

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始まりました「原爆と人間」展。広島市からお借りした「市民が描いた原爆の絵」が見えます。

10月26日から群馬県庁内で始まった原爆と人間展。初日は、県庁に所用で立ち寄った若い人や中高年の人など、幅広い層の県民が来場しています。

花燃ゆの「ドラマ館」に立ち寄った女性グループなども足を運んでくれました。

時間をかけてじっくり見入る女性や、スマホに記録する男性もいて、「もう2度とこのような戦災がなく、平和な国でありますように。大変な目にあった人々にご供養申し上げます」(60代男性)「戦争は絶対反対です」(70代女性)などアンケートもよせられました。

アンケートに記入する女性。被爆者支援募金も、私たちの予想以上に寄せられています。

関心のある写真を、スマホに収める方もいます。

来場者には、はだしのゲンのイラスト入りの国際署名ハガキを差し上げて、核兵器のない世界への理解を求めました。

原爆展は、国連軍縮週間(10/24〜10/28)に呼応して群馬原水協が開催。26、27日は午前10時から午後5時まで、最終日の28日は午前10時から午後4時まで、県庁舎1階の県民ホール(南ホール)です。

群馬県庁舎。1階の県民ホールで開催中。右下のレトロ調の建物が昭和庁舎。

原爆写真約50点をメインに、市民が描いた原爆の絵30点が被爆の実相を伝え、平和の尊さと誓いを伝えています。

今年4月、NPT再検討会議に参加した写真家・角田行生さんのニューヨーク行動の写真約20点や、今年の平和行進や世界大会のミニコーナーも。

NPT再検討会議に呼応して行われたニューヨーク行動。群馬から参加した8人の代表の1人角田行生さん(元県庁職員)が作成したパネルも展示。

群馬民医連・群馬保健企画の代表が作成したNPT行動の報告パネル。元気にいって来た様子が伝わってきます。

群馬民医連・群馬保健企画の代表が作成したNPT行動の報告パネル。その②です。

高校生が広島の世界大会に持参した「らぶぴーワゴン」の横断幕や、山梨平和委員会が所蔵していた65年前の「ストックホルムアピール」のポスター(複製)も展示しています。

また、群馬県原爆被災者の会(群友会)の須藤叔彦会長の長崎での被爆体験DVDが上映されます。

県庁の昭和庁舎で開催中の「花燃ゆ」のドラマ館の展示も好調のようです。

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【茨城】核兵器廃絶への展望学び活発に討論 茨城県原水協学校2015開く 2015年世界大会報告集・ちひろカレンダーの普及に全力を!

151006_原水協通信茨城版No.56表

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【岐阜】揖斐川町で6月の平和行進時に議長が発表した「非核平和都市宣言」が9月議会で決議される

岐阜県揖斐川町で6月におこなわれた平和行進の際に、林幹夫議長が発表した「非核平和都市宣言」が、9月議会で決議されました。

揖斐川町非核平和都市宣言

清流揖斐川の水の豊かな森林資源に恵まれたふるさとを持つわたしたちは、戦後70年にあたり、二度と戦争の惨禍が起きることがないように、唯一の被爆国として、地球環境と生態系の破壊をもたらす核兵器の脅威が、今も続いていることを深く憂慮するものである。

そのために、平和憲法を守り、非核三原則を厳守し、核兵器全面禁止と廃絶に向けて努力するものである。

揖斐川町議会は、被爆70年にあたり、すべての核兵器と戦争をなくすことを訴え、世界の人々と共に、真の恒久平和が達成されることを願い、ここに「非核平和都市」を宣言する。

平成27年9月

揖斐川町議会

【神奈川】10/31(土)13:30〜16:00@川崎市平和館屋内広場で川崎市原水協60周年記念集会 川崎市原水協と中原区原水協共催 劇団民藝女優・日色ともゑさんが朗読、高草木博日本原水協代表理事が講演

川崎市原水協60周年チラシ

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【鹿児島】荒木耕治屋久島町長から「日本政府に核兵器全面禁止のための決断と行動を求める意見書」が届く

屋久島町長より

2015年原水爆禁止国民平和大行進鹿児島県実行委員会は9月8日付で荒木耕治屋久島町長から「日本政府に核兵器全面禁止のための決断と行動を求める意見書」を受け取りました。

これは、6月23日の同実行委員会からの要請に応え、昨年に続いて提出されたものです。

合わせて、荒木町長が賛同している「核兵器全面禁止のアピール」署名も287人分が寄せられました。

【群馬】核廃絶へ運動の新たな発展をよびかけた被爆70年の世界大会「被爆者の思い 語り継いでいきたい」世界大会報告会で高校生の発言に感動、交流広がる

150906_群馬原水協だよりNo.24(1)

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【茨城】原水爆禁止2015年世界大会に参加した中学1年生が「僕たちの世代で戦争の恐ろしさと被爆者の被爆体験を引き継ぎ、戦争をしようとする日本を変えたい」と感想寄せる。

原水協通茨城版9月号

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【神奈川】好評、普及中 4つの図書のご購読を!

神奈川県原水協通信No92

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【日本原水協】被爆70年を核兵器廃絶の転機に『原水爆禁止2015年世界大会の記録』発刊

原水爆禁止2015年世界大会の記録

被爆70年を迎えた8月、2日から9日まで広島と長崎で開催された原水爆禁止2015年世界大会には海外から21か147人をはじめ、12,000人の代表が参加し、核兵器のない世界を実現する決意を新たにしました。

内外の参加者に感銘を与えたのは被爆者の方々がみずからの被爆体験を語り、核兵器廃絶の実現と戦争反対を訴える姿でした。

今年のノーベル平和賞受賞者に推薦されているカナダ在住の広島被爆者、セツコ・サーローさんと長崎被爆者、谷口稜曄(すみてる)さんのスピーチをはじめ、被爆70年スペシャル企画「被爆地広島・長崎から世界へ」のコーナーは読み応え抜群です。

また、インドネシアをはじめとする政府代表や主要反核平和団体代表の発言はもちろん、「戦争法案」に反対する全国の運動の盛り上がりの中でとりくまれてきた多彩な草の根運動の発言からは今後の運動の方向性をつかむことができます。

世界大会の報告会や学習会など被爆70年を核兵器廃絶の転機にするために、ぜひご活用ください。

原水爆禁止2015年世界大会の記録 B5版222ページ、頒価1500円(送料込)

ご注文は都道府県原水協または日本原水協お問い合わせフォームまで。

【平和行進】東よね子日誌6日目(最終日):日見公園~平和公園

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【平和行進】東よね子日誌5日目:西諌早~長﨑日見公園

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▲小学生の参加者 暑い暑い!日焼け止めクリームべったりつけていてもすぐ汗で落ち、効果なし!鼻の頭まで真っ黒! 午前中、横断幕を小学生の男の子が持ってくれ、通し行進者の事を、「沖縄から歩いています!」と大きな声で紹介していました。 また、午後からは私の歳の1/3の若者達に変わり、バス停にいた高校生に、「恋人を戦争にとられんように!」と訴えていました。 高台で写真を撮っていた通し行進者の山内さんが、足を滑らせカメラをダメにしたみたい。身体が大丈夫だったので一安心。 後1日!明日までかと思うと感慨深いです。 さあ、明日まで頑張ろう!!

【平和行進】東よね子日誌4日目:大村市役所~西諫早駅

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▲山内さんのサンダル履き姿 沖縄からの通し行進者、山内金久さんの心にしみるトランペットの演奏を聴き、いざ出発! 本日は56人の参加者。 山内さんはサンダル履き。昨年、北海道~東京の行進ももこれで通したそうだ。 海からの心地よい風に吹かれ炎天下の中すすむ。 木立の中の休憩所ではうたごえの皆さんがアコーディオンの伴奏で歌ってお出迎え。すぐに山内さんもトランペットで仲間入り。素敵な伴奏と歌声で疲れが吹っ飛びました! 今日の行進は、若い方も増えているが、90歳の方もおられ、先月は北海道の旭岳に登ってきたそうです。 治まっていた膝の痛みがジワジワと・・・。後2日。頑張るしかない!

【平和行進】東よね子日誌3日目:東彼杵~大村市役所

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▲青空のもと海からの心地よい風をうけ行進は続く 昨日は足の痛みで今日はどうなることやらと思っていたら、大丈夫みたい。見送りまで入れて30数人の参加。 今日は24歳の姪っ子が歩いてくれる!嬉しい! 通し行進のため先頭を歩いていたが、このコースは地元でいつもカンパを訴えている所。 待っている人もいるため、集落では一軒一軒カンパの訴えをする。 1年間貯めた1円玉、10円玉をドッサリ渡されたり、宣伝カーの声を聞いてお札や硬貨を握りしめて待っていて下さる方等々。 本日のカンパは52,370円。 市役所に着くと笑いヨガの沢山の仲間が待っていてくれ、大きな声援に行進団の皆がびっくり!嬉しい限りです。 通し行進者を温泉に案内し、その後8人で懇親会。いろんな事を聞けてとても良かったです。 明日も頑張らんば!