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原水協通信

毎月発行している日本原水協の機関誌です。国内外の反核平和運動についての情報が満載です。 日本原水協のウェブサイト→ http://www.antiatom.org/

「核兵器の全面禁止を!」

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原水爆禁止2023年世界大会パンフレット紹介

頒価250円 お問合せ・ご注文はこちらから

内容紹介

今も続く「核」対「核」、「軍事」対「軍事」の流れを打開するために

≫第一章 はじめに 今年の世界大会パンフレットの表紙(大会ポスターデザイン)には、この数年の、とくにコロナ以前の原水爆禁止国民平和大行進の写真からピックアップしました。 核兵器廃絶のために行動する平和行進をはじめ、8月までのさまざまな行動で共同・共感をひろげ、世界の市民社会の運動を被爆地広島、長崎へ結集させ、核兵器廃絶をリードする国に変えるための大会として成功させましょう。このパンフレットを使った学習をひろげましょう。

≫第二章 世界の本流は平和と核兵器廃絶 「力」の論理ではなく、国連憲章にもとづく平和的解決、核兵器禁止・廃絶が危機打開のカギであり、それが世界の圧倒的多数の声であること、それこそが世界の「本流」であることが強調されています。 一方、日本に目を向けると、「核の傘」に依存し、「専守防衛」すらかなぐり捨て、国民の暮らしを破壊し、憲法を踏みにじり、戦争する国づくりが進められていることがわかります。

≫第三章 被爆78年 被ばく者の声を世界に 広島被爆者の佐久間邦彦さん(広島県原爆被害者団体協議会理事長)、長崎被爆者の田中煕巳さん(日本原水爆被害者団体協議会代表委員)のメッセージを掲載しています。被爆78年、世界と日本の現状に対する危機感、そして若者をはじめとして、自分の問題として核兵器廃絶の運動を、強く発展させてほしいという思いを語っています。 「非人道性」という一言では表せないほどの地獄をもたらす核兵器。それを実際に目の当たりにした被爆者の声をもっともっと聴き、知らせなければなりません。 「黒い雨」をめぐって第2次訴訟も提起されています。また「ビキニ被災船員訴訟」や、被爆2世・3世の問題。いまだ健康不安を抱え、なんら健康管理も救済の手も差し伸べられない被ばく者の声、被爆78年たった今、被爆者としてのメッセージに耳を傾け、わたしたちが世界に核兵器廃絶を訴えます。その最初の発表の場が今年の原水爆禁止世界大会です。 キャンペーン”被爆78年 被ばく者の声を世界に”をとりくみ、原水協が被爆者の声を発信していくことで世界を変えるとともに、わたしたちの運動のちからにしていきましょう。

≫第四章 原水爆禁止世界大会をめざし行動を 私たちの草の根の署名運動、日本全国でアピールと共同を広げる2023年原水爆禁止国民平和大行進、日本国内はもとより世界に核兵器禁止・廃絶の声をひろげ、核兵器禁止条約発効へ結びつけてきました。その歴史的な意義と発揮してきた力を改めてパンフレットは強調しています。

≫第五章 グローバルな運動の共同・発展【気候危機】環境活動家の武本匡弘さんが「『核廃絶平和運動』と気候危機に立ち向かう行動は一緒、どちらも私たちが住む大切な星『地球を守る行動』なのです」と話しています。 人類が直面するいわばグローバル(地球規模)な課題や多様性、個人の尊重、格差や貧困克服など、私たちの未来を築くためのたたかい・運動に多くの市民が立ち上がっています。そして「核兵器のない平和で公正な世界」の実現はこうした運動の共通の目標です。【原発ゼロ】原発推進を「国の責務」とした「GX脱炭素電源法」は、日本のエネルギー政策の大転換です。世界ではドイツをはじめ東京電力第1原発の事故に学び、倫理の問題としても自然エネルギーへの転換が進んでいます。日本でも、人間と環境を守るエネルギー政策が求められます。【核兵器とジェンダー】「女性なしに平和はない」安全保障の考え方を根本から変える、核兵器も戦争もない世界を目指し行動する女性たちの合言葉。平和の実現には男女の平等な参加が不可欠であることは、核兵器禁止条約前文の記載にもあらわされています。だれ一人取り残さない、平和で公正、ジェンダー平等の社会にとっても、核兵器廃絶はその大きな力です。

≫第六章 わたしたちの未来に核兵器はいらない 昨年、世界大会に参加し、「一人ひとりの市民が積み重ねてきた反核平和の思いとその歴史を痛感」したという髙木安奈さんは、今年の世界大会に参加する方へ「私にとってそうだったように、今回の大会も誰かの初めての世界大会となるでしょう。そうして道はつながっていきます。ここから生まれる結びつきを、さらに強く大きなものへと発展させていきましょう。次に生まれてくる世代へ、核兵器のない平和で自由に生きられる社会を手渡す。そのために世界に向けて声をあげ、また一歩前へ共にすすみましょう」とエールを送っています。

ぜひ、このパンフレットを活用して、世界大会に多くの参加を呼びかけ、世界に向けて声をあげ、また一歩前へ共にすすみましょう!(佐藤 学:日本原水協情宣部)

原水爆禁止2023年世界大会パンフレット・コメント髙木安奈 東京学生平和ゼミナール ロシア・プーチン政権によるウクライナ侵略に徹底的に抗議するとともに、アメリカなど他の核保有国についても同時に批判していくことが重要ではないでしょうか。とくにアメリカはロシアと同じく他国に核を配備しておりNPT違反(p.4)だということは、厳しく非難しなければいけません。ウクライナ侵略はロシアによる国連憲章違反であり、プーチン政権に大きな非があることは確かですが、同時に、軍事による緊張関係がこのような危機を生んだことを直視して、軍拡では平和をつくることができない、という事実を私たち市民は認識し、それを政府に訴えて現政権の軍事一辺倒を止めなければいけません。 同世代の若者が活動する、ニューヨーク州ピースアクションに興味が湧きました。私たちが日本の政府や社会にこの問題を訴えていくときに参考にできるところはないか、連携できることはないか、調べてみたいです。 日本の軍拡、南西諸島の軍事化(p.9)が、アメリカではなく、日本の周辺諸国にどのように受け止められているのか、考えるべきです。22年6月のNATO首脳会議での「ウクライナは明日の東アジア」という発言は、どの国をロシア・プーチン、ウクライナ、と想定しているのでしょうか。軍事的緊張を高める煽りにしかなりません。日本と中国の亀裂が後戻りできなくなれば、日本で暮らす市民は本当に生きていけなくなります。食糧、経済、全ての分野で結びついている中国と戦争するという選択肢は存在しません。 日本のためにアメリカは動きません。対中で動くのは、アメリカの利益になるときです。日本を守りたいから戦うのではなく、自分の敵である中国を叩きたいから、日本を餌にして戦争を始めたい、それも自国領で戦争するのは嫌だから、日本あるいは台湾、韓国を戦場にしたい。それが明らかに見え透いているにも関わらず、なぜ岸田政権はそれに従属するのでしょうか。なぜそれを市民は支持するのでしょうか。 2014年の強行的な閣議決定による憲法解釈の変更で集団的自衛権を可能とした今の日本において、敵基地攻撃能力を有するということは、米軍基地に対する攻撃の「恐れがある」とアメリカが判断しただけで自衛隊が先制攻撃をするということ。これは明らかに憲法違反の先制攻撃です。世論調査の傾向は「改憲には反対だが、敵基地攻撃能力はあるべき」、これが矛盾していることを、憲法を論点にして周知していかなければなりません。それと同時に、核廃絶運動の原点である被爆者の声を世界に届けなければなりません。 (pp.11-14)「被爆証言のなかのリアル」これは失われていきます。また、「黒い雨」裁判において広島高裁が重要視したのは、被爆者の不安を含む「特別な被害」でした。核兵器の使用が、人間の人間らしい生き方を阻害するということを忘れてはいないでしょうか。核兵器というものを、ただ書類上の記号としてしか捉えられていないのではないでしょうか。それを乗り越える唯一の方法は、学ぶことであり、実際に現地で被爆者の声を聞くことでしょう。「被ばく者の声を世界に」キャンペーンが気になりました。 (pp.19-20)核廃絶運動と気候危機の関連性。戦争、軍拡、核兵器の使用は、最大の地球汚染。この辺りに興味をもつ若い世代は多いと思います。辺野古をはじめとする基地問題への導入としても、環境への影響はもっと広めていくべきです。「戦争と環境」というテーマでもっと深掘りしてみたいです。 […]

ウクライナ市民と子どもたちのための緊急人道支援募金「ひまわり募金」へのご協力ありがとうございました 募金のとりくみ報告まとめと終了のお知らせ

「ひまわり募金」終了のお知らせダウンロード

リトアニアでのセレモニー

リトアニア元大統領に原水協オリジナルTシャツをプレゼント

ウクライナ避難民を含むリトアニアの子どもたちに原水協オリジナルTシャツをプレゼント

募金にご協力いただいた皆様に心から感謝いたします。お問合せは、 antiatom55@hotmail.com までご連絡ください。

ひまわり募金推進ニュース10月21日ダウンロード […]

ウクライナ避難民を含むリトアニアの子どもたちに原水協オリジナルTシャツをプレゼント

日本原水協は全国の皆さんから寄せられたウクライナ市民と子どもたちのための緊急人道支援募金「ひまわり募金」で、リトアニアの幼稚園や中等学校に通うウクライナ避難民を含む子どもたちに原水協オリジナルTシャツをプレゼントしました。

贈ったTシャツは、NO NUKESデザイン131枚(子ども用71枚、大人用60枚)、YES PEACE NO NUKESデザイン150枚(大人用)の2種類です。

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イギリス政府のウクライナへの劣化ウラン弾の供与に反対する院内集会・記者会見

イギリス政府のウクライナへの劣化ウラン弾の供与に反対する院内集会・記者会見が4月12日、衆議院第1議員会館で開かれました。

長崎の被爆2世でミュージシャンの生田まんじさんが、日本原水協も賛同した声明の紹介と午前中に訪問したイギリス大使館で守衛に手渡した報告に続き、ヒューマンライツ・ナウ副理事長の伊藤和子さん、フォトジャーナリストの豊田直己さん、国際協力アドバイザーの佐藤真紀さんが関連報告をしました。

劣化ウラン弾供与反対声明ダウンロード

集会の動画はこちらから。

2023年原水爆禁止国民平和大行進への激励メッセージ

「唯一の戦争被爆国 日本政府に核兵器禁止条約の署名・批准を求める署名」共同よびかけ人の皆様から2023年原水爆禁止国民平和大行進に寄せられた激励メッセージです。

■ウクライナ戦争で、その終結が見えない、そこで核が使われる危険性が一段と大きくなっている現状、またこれらを口実にした国内での急速な戦争準備、大軍拡、改憲の動きなど、平和が本当にあぶない情勢の中、ねばりづよくおこなわれる平和行進です。行進にご参加の皆さまに、私は心から敬意を表します。 いま、最大の課題は、地球上どこにおいても、核を使わせないこと、その核を一刻も早く廃絶せよの世界世論をつくることです。そしてこのために、日本でできること、なすべきことは、被爆国日本として反核・平和の声を大きく世界へ向け発信することです。 すでに発効した核兵器禁止条約は、いまの情勢の中、最大の希望の光です。この禁止条約に日本が参加、批准すること、これを目指した署名を集め、広く対話して世論を作ることです。対話が大事です。私はまだ350筆ですが、さらに500、1000人との対話を目指します。そして、この平和行進の中で、核を使うな、戦争やめよ、核兵器禁止条約を全ての国が批准せよ!まず日本から! の大きな声を日本中に響かせましょう。 赤井純治(新潟大学名誉教授)

■平和行進が実施されることになったようで何よりです。 核兵器廃絶も憲法9条の世界化も「草の根」の運動が不可欠です。 全国各地で大きなとりくみがおこなわれることを祈念しています。 大久保賢一(日本反核法律家協会会長)

■平和大行進の実施要項に全面的に賛同します。 世界から核兵器をなくし安全な世界を作り上げるために、今ほど平和大行進と原水爆禁止世界大会が重要な時はありません。 ロシアによるウクライナ侵攻は言語道断の行為です。 国連憲章はすべての国による武器使用を禁止しています。 ウクライナに武器供与を進めるアメリカ、ドイツなどNATO加盟国はロシアと同様、国連憲章違反です。 平和のメッセージを日本から高らかに歌い上げましょう。 坂本恵(福島大学教授)

■国民平和行進に賛同し、世界から核の恐怖を一掃しましょう。 2022年2月24日以来のロシアによるウクライナ侵略は単に国際法違反の戦争の始まりにとどまらず、当初のチェルノブィリ原発への攻撃からザポリージャ原発への攻撃占領とともに、核の脅しをこともあろうに国際連合安全保障理事会に拒否権を持つロシアの蛮行として糾弾されてきました。 他方、私たちは2017年以来、核兵器禁止条約が文字通り国際法として発効する過程にあります。締約国、批准国が今後とも増加の勢いをとどめることはないでしょう。まさに国際法として核保有も実験も、移譲も許されず、ヒバクシャの心を全世界に広げ、今後ともヒバクシャが生じないように、また現存のヒバクシャの方たちへの救済・援護もおこなうべき責務が世界にあります。 私はこの力を信頼し、国民平和行進に賛同し、激励したいと思います。ノーモアヒロシマ、ノーモアナガサキ、ノーモアヒバクシャの思いを込め、ウクライナへのロシアの一刻も早い侵略停止を願いつづけます。ともに頑張りましょう。 山本義彦(静岡大学名誉教授/公益財団法人第五福竜丸平和協会理事)

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3/25(土)17:00 ウェビナー円卓会議「NATOの中国に対する戦略地政学的な利益」にご参加ください

230325_円卓会議案内ダウンロード

ウェビナー円卓会議日時:3月25日(土)午後5時テーマ:NATOの中国に対する戦略地政学的な利益 〜AUKUSとQUADは、どのくらい強力か?〜

アジア太平洋地域に焦点を当て、現在の懸念とNATOのこの地域への進出、中国に対する意図などを議論します。

発言者:アン・ライト(アメリカ) テレサ・アリオラ(マリアナ諸島) 千坂 純(日本) チョイ・スンヒ(韓国) キャメロン・レッキー(オーストラリア)コーディネーター:アヌ・チェノイ

参加費無料 *同時通訳あり

共催:ノーNATO、アジアヨーロッパ人民フォーラム、国際平和ビューロー(IPB)

登録はこちらのリンクから:https://bit.ly/NATOChina

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2023年3・1ビキニデー日本原水協全国集会・分科会チラシ

230228_分科会チラシダウンロード

お問い合わせはあなたの街の原水協まで

2023年3・1ビキニデーチラシ

2023年3・1ビキニデーチラシダウンロード

2023年3・1ビキニデー参加の海外代表プロフィール

2023年3・1ビキニデー参加の海外代表プロフィールダウンロード

2/27(月)2023年3・1ビキニデー日本原水協全国集会・国際交流会議チラシ

2023年3・1ビキニデー日本原水協全国集会・国際交流会議チラシダウンロード

【広島】「核兵器禁止条約」発効2周年にあたり原爆ドーム前集会、パレードでアピール

集会後、元安橋からアリスガーデンまでパレードでアピール

広島県原水協と同県被団協は1月21日、核兵器禁止条約発効2周年を前に原爆ドーム前で集会をおこない140人が参加。被爆者をはじめ、市民が「日本政府は核兵器禁止条約に参加を!」「憲法9条をいかした平和外交を!」「平和とくらしこそ守れ!」などスピーチで訴え。アピールを採択しました。

230121_核兵器禁止条約発効2周年アピール(広島)ダウンロード

1/22 核兵器禁止条約発効2周年に合わせて各地で行動

230122_禁止条約2周年チラシダウンロード Twitterデモ呼びかけダウンロード […]

リトアニア元大統領に原水協オリジナルTシャツをプレゼント

ヴァルダス・アダムクス元大統領(左)にリトアニア元大統領に原水協オリジナルTシャツをプレゼントするゲディミナス・リムデイカさん

ウクライナ市民と子どもたちのための緊急人道支援募金「ひまわり募金」キャンペーンで日本原水協と協力して活動してきたリトアニア側のコーディネーター、ゲディミナス・リムデイカさん(トラカイ・ロータリークラブ元会長)から届いた連絡と写真を紹介します。

(1月4日付け)原水協の友人のみなさん、

本日、アンゲレと私は大統領府に招かれ、リトアニアのヴァルダス・アダムクス元大統領(1998~2003年と2004~2009年に大統領を務めた)に会い、新年を祝いました。

ヴァルダス・アダムクス氏は、リトアニアの公的な活動に積極的に参加しており、ウクライナやウクライナ人を支援する企業にも積極的に参加するなど、現在リトアニアで最も注目されている人物です。この機会に私たちは、ご夫妻に原水協のTシャツを贈呈しました。

彼は驚きながらも喜び、「このTシャツを受け取り着用することは自分にとって名誉なことだ」と言っていました。リトアニアに住むウクライナ難民への経済的支援にたいし、みなさんに感謝を伝えてほしいとのことでした。

外交交渉官としてヴァルダス・アダムクス氏は、2004年11月26日、キエフで、ポーランドのクワスニエフスキ大統領とともに、極めて困難な交渉に当たりました。大統領選挙後のウクライナで対立していた両者を和解させ、ヨーロッパでの戦争勃発を回避することに成功したのです。

2007年5月、ヴァルダス・アダムクス大統領のイニシアティブにより、日本の昭仁天皇と美智子皇后がリトアニアを訪問されました。日本の天皇がバルト三国を訪問されたのは、このときが初めてでした。ヴァルダス・アダムクスは、リトアニアをNATO(北大西洋条約機構)とEU(欧州連合)に加盟させました。私は、彼がいかに偉大な人物であるかを知っていただくために、このようなことを説明しています。

改めて、核兵器の世界的な禁止と廃絶という共通の目標に向けて、すべての皆さんの健康と成功を祈りたいと思います。

ゲディミナスより

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「ひまわり募金」は原水協のキャンペーンに協力してくれた皆さんとリトアニア国内のウクライナ難民の心を通わせるとりくみでした

日本原水協と協力して活動してきたリトアニア側のコーディネーター、ゲディミナス・リムデイカさん(トラカイ・ロータリークラブ元会長)から届いた連絡と写真を紹介します。

原水協の皆さん、安井正和さん、高草木博さん、朝戸理恵子さん、

リトアニア国内のウクライナ難民支援の共同プログラムおよび資金提供について、改めて皆さんに心からお礼を申し上げたいと思います。

先日、レントバリス市内のベルスメ中等学校で、プログラム終了のイベントがおこなわれました。この日はケルソン市の解放とリトアニア・日本の国交樹立100周年の記念すべき時にあたりました。

式典の冒頭にウクライナの子どもたちがウクライナの歌を数曲歌いました。

トラカイ・ロータリー・クラブの会員は、29人の難民の子どもたちに食料券を、2人には電話機を贈りました。

トラカイ市当局はこの援助プログラムの経過に大きな関心を寄せており、市の広報誌で何度もこのプログラムが模範として取り上げられたため、アンドリウス・シャテヴィチウス市長がこのイベントに出席しました。市長の演説は原水協への感謝から始まり、広島と長崎が経験した恐怖、ウクライナ占領戦争でのロシアの核兵器の脅威に触れたものでした。

また、数年前にみなさんから寄贈された広島・長崎の写真も会場で展示されました。

イベントの中で、ウクライナの子どもたちに愛媛県から送られた鶴が贈られました。折り鶴はまたトラカイ市内にある5つの中等学校に贈られることになり、それぞれの代表者に折り鶴が入った箱が進呈されました。日本からの日本語と英語の手紙は、リトアニア語とロシア語に翻訳して渡されました。

私が写真展について話をすると、子どもたちは佐々木禎子さんの話にとても感動し、ウクライナに残っている友達にこの話をすることを約束してくれました。

これは単なるウクライナ難民への支援活動ではなく、互いの心を通わせるとりくみとなりました。みなさんのおかげで、数多くのパソコン、タブレット、食料券、靴、衛生用品、子ども用のおむつ、台所用品、食器、衣類、設備の整った子ども用プレイルームなど、たくさんのものを入手することができました。難民の多くはリュックサックと数ユーロしか持って来ていなかったので、彼らの生活に欠かせない様々な機器や道具を贈ることができました。

原水協の皆さん、トラカイ・ロータリー・クラブとウクライナ市民をを代表して、DOMO ARIGATO GOZAIMASITAと、改めて皆さんにお伝えしたいと思います。

ゲディミナス・リムデイカより

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2022年国連軍縮週間 特別企画/パネル討論「核兵器禁止条約に参加する日本を 非核平和の世界とアジアのために ― 日本が取るべき選択は?」

半田滋資料ダウンロード 大久保賢一資料ダウンロード 土田弥生資料ダウンロード […]