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原水協通信

毎月発行している日本原水協の機関誌です。国内外の反核平和運動についての情報が満載です。 日本原水協のウェブサイト→ http://www.antiatom.org/

「核兵器の全面禁止を!」

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【広島】広島の被爆者7団体でつくる「広島被爆者団体連絡会議」が初の共同街頭署名行動 30分で200人超が署名

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広島の被爆者7団体でつくる「広島被爆者団体連絡会議」が7月27日午後1時半から30分間、元安橋で初の共同街頭署名行動をおこないました。

この行動には、被爆者団体と新婦人や県労連など支援団体から40人が参加し、216人から「ヒバクシャ国際署名」が寄せられました。

猛暑の中の行動でしたが、外国人観光客や、高校総合文化祭やインターハイで広島を訪れている高校生などが署名に協力してくれました。

(広島県原水協事務局長・古田文和)

原水爆禁止2016年世界大会プログラム、海外代表の顔ぶれ

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原水爆禁止2007年世界大会でスピーチするイスキエルド氏(8月6日、広島)

プレスリリースはこちら

原水爆禁止世界大会実行委員会は8月2日から9日まで、広島市と長崎市で原水爆禁止2016年世界大会を開催します。

今年の世界大会には26カ国から87名(30各国団体、2国際/地域団体のNGO代表・個人および政府・国際機関代表7名)の海外代表の参加が予定されています。

2005年NPT(核不拡散条約)再検討会議の議長を務めたセルジオ・ドゥアルテ元国連軍縮担当上級代表が2日の国際会議・開会総会から特別報告者として登場します。核兵器の非人道性から禁止し廃絶するという国際政治の流れについてオープンエンド作業部会の議論を踏まえながら、秋の国連総会が核兵器のない世界に向けた「分水嶺」となるという話をしていただけます。ドゥアルテ氏は8月4日開会総会、5日フォーラム「核兵器全面禁止のために−政府とNGOの対話」にも出席されます。

国際政治の舞台で核兵器禁止条約の議論をリードするメキシコからは、ミゲール・ルイスカバーニャス・イスキエルド外務次官の参加が決定しました。イスキエルド氏は元駐日メキシコ大使で2005年、2007年の原水爆禁止世界大会に参加しています。現在は多国間問題担当ということで、NPTなどすべての外交問題を総括する責任者です。

さらに、駐日メキシコ大使、駐日ベネズエラ大使、駐日マレーシア大使館参事官、駐日キューバ大使館三等書記官が参加します。

NGO代表はマーシャル諸島共和国、韓国から核被害者が参加して被害を訴えます。

核保有国のアメリカ、ロシア、イギリス、フランス、インドから、「核の傘」の下にいる国からはオランダ、スペイン、韓国から代表が参加します。

今年はチェルノブイリ原発事故30周年ということで、リトアニアの国会で被爆者の呼びかけに応えた核兵器廃絶の決議がされました。NATO(北大西洋条約機構)加盟国としてアメリカの「核の傘」の下に入っている国ですが、核兵器廃絶の意志は揺るがないことをリトアニア代表が紹介します。

中東大学プロジェクト「夾竹桃イニシアチブ」から10人を超える教師が参加します。

世界大会では、日本での運動とたたかいの新たな広がりを反映し、安保法制=戦争法廃止・立憲主義回復を求める市民連合の代表が来賓挨拶します。「オール沖縄」のたたかいを沖縄県議会議員が発言します。

原水爆禁止国民平和大行進でフィリピン、グアム、韓国から国際青年リレー行進タスキをかけて歩いた青年が世界大会に集まります。各国での核兵器廃絶や平和をめざす青年の運動、平和行進から学んだこと、来年の平和行進に向けての企画など、日本の青年との交流を楽しみにしています。

8/6 原水爆禁止2016年世界大会-広島・閉会総会<ヒロシマデー集会>に佐々木祐滋&Metis 出演決定

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原水爆禁止2016年世界大会-長崎<ナガサキデー集会>・国際交流フォーラムチラシ

原水爆禁止2016年世界大会-長崎チラシ(確定)

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原水爆禁止2016年世界大会-長崎チラシ(確定)

【新潟】いかに否定すべき状況下にあっても「核兵器も戦争もない平和な世界」の実現に、決して、諦めることも、怯むこともない ー 被爆2世としての思い

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渋谷ハチ公前でスピーチする西山さん (2016年4月27日)

私の父は、「暁部隊」の一員として広島に居たため被爆しました。

その父は、原爆について何も語らぬまま57歳で「がん」に侵され亡くなりました。

父が被爆者と知ったのは高校生の時でした。母親に尋ねると、あっさり認め、父が広島から帰りすぐに授かった子が、生まれてすぐに死んでしまったことを話してくれました。

そして、「‘ヒロシマの毒’は、その子が全部持って行ってくれたから、お前は心配しなくていい」と言われました。母の言葉から「ヒロシマの毒(被爆)」への言い知れない恐怖や不安のようなものが心の底に澱のように残りました。

そんな私に突然の転機が訪れました。

進行がんが見つかったのです。

やはり、「原爆放射線の遺伝的影響」なのかと、心中は激しく動揺しました。

手術が成功し、体調が回復してくると、死んだ父や、原爆で犠牲になった方々の無念が心に迫ってきて、「親父や被爆者のために何か自分にできることはないか」との思いに駆られました。

退院の翌年、広島に向かいました。平和公園の原爆ドームが目に入った瞬間、込み上げるものがあり、原爆慰霊碑の前に立つと、こらえ切れず声を上げて泣いていました。「原爆に向き合おう」と決意した瞬間でした。

「あの日」の死者と、「あの日」以後、苦しみぬいたあげくに亡くなった多くの方々の悲惨さに想像力を持つこと、心と体に苦しみを抱えながらも今を生きている人たちが、無理やりのみ込んでいる核への「恨み・怒り・恐怖」にしっかり触れることが私のやるべきことだと思っています。

したがって、いかに否定すべき状況下にあっても「核兵器も戦争もない平和な世界」の実現に、決して、諦めることも、怯むこともありません。

西山謙介(被爆2世・新潟県原爆被害者の会理事)

【広島】6・9行動で「忙しいからできない」と言っていた高校生たちが国連へ提出すると聞いて署名

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広島県原水協と同被団協は7月6日、広島市金座街で6・9行動をおこないました。

広島県被団協の吉岡幸雄副理事長が呼びとめた高校生2人組は「忙しいからできない」と言っていましたが、国連へ提出するんだよと言うと、「それなら」と署名してくれました。

行動には19人が参加し、60人から「ヒバクシャ国際署名」が寄せられました。

(広島県原水協事務局長・古田文和)

原水爆禁止2016年世界大会チラシ 第2弾!

表面(クリックすると2ページのPDFファイルが開きます)

裏面(クリックすると2ページのPDFファイルが開きます)

2016年原水爆禁止国民平和大行進・東京→広島コース通し行進者、山内金久さんの日誌(5月20日〜6月2日)

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2016年原水爆禁止国民平和大行進・東京→広島コース

通し行進者 山内金久さん日誌(facebook投稿より抜粋)

5月20日(金)

原水爆禁止国民平和大行進・東京→広島コース15日目。

ユーコープ田方センター出発集会で挨拶の後、アコーディオン奏者二人とコラボで、ここで生まれた「青い地球を守れ」を伴奏し合唱。

三島市役所では副市長と議長から激励の挨拶とペナント、新署名をいただき記念写真。

「三島市原水爆反対の会」会長の木内さんから昼食時にトランペットをやっていて、今は二胡でアメイジング・グレイスを演奏したと聞いて、午後の出発前にその曲を演奏し聞いてもらった。

ユーコープ桜堤店休憩地ではオカリナとハーモニカのコラボを聞かせていただいた。

やっと昨年12月9日に平和都市宣言したという裾野市の横断幕が披露される。

集結集会終了後、御殿場平和委員会事務局長の渡邉希一氏のご案内で東富士基地を視察。

駒門駐屯地の戦車、演習帰りの疲れた様子の自衛隊員、旧陸軍のトーチカ、富士演習場・着弾地、米軍基地キャンプフジ正門、自然遺産ではない世界文化遺産の夕陽浮かぶ富士山。

[…]

【岡山】5/19 17:30~@岡山駅西口 オバマ大統領の広島訪問にあたり緊急アクション

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岡山県原水協は5月19日、17:30から岡山駅西口さんすて前で「緊急アクション」(宣伝署名行動)をおこないます。お近くの方は是非ご参加ください。

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5/16・19 オバマ大統領の広島訪問決定緊急アクション!被爆者の声を聞き、核兵器全面禁止へ行動を

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オバマ米大統領が、5月27日に被爆地広島を訪問することが決まりました。

アメリカの大統領が初めて広島を訪問することに大きな関心が集まっています。

この機会に、被爆者の声を伝え、アメリカをはじめ核保有国と日本政府に対して、核兵器禁止条約の交渉開始へ行動するよう求め、「緊急アクション」(宣伝署名行動)をよびかけます。

行動では、被爆者団体(個人)に声をかけて、核兵器廃絶国際署名に一緒にとりくみましょう。

【行動日】 5月16日(月)、5月19日(木) (日本原水協は16日午後5時よりJR御茶ノ水駅前でおこないます)

※各地の行動計画をお知らせください。

原水爆禁止2016年世界大会グッズ(パンフレット、バッジ、ポスター)のご案内

2016世界大会資材のご案内(頒価)

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【東京】キックオフ行動に被爆者36人参加し11か国277人から署名集める

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日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)は4月27日、渋谷ハチ公前で「ヒロシマ・ナガサキの被爆者が訴える核兵器廃絶国際署名」キックオフ行動をおこないました。

署名を呼びかける田中煕巳・日本被団協事務局長

田部千江子弁護士の司会で被爆者と支援団体のみなさんがリレートーク。田中煕巳・日本被団協事務局長の開会あいさつに続き、東京の大岩さん、千葉の児玉さん、神奈川の木元さん、埼玉の佐伯さんがそれぞれの県を代表して訴えをおこない、藤森俊希、木戸季市両事務局次長や、新潟から駆けつけた被爆2世の西山さんもマイクを握りました。

被爆者を支援する思いを語る安井正和・日本原水協事務局長

支援団体からは、世界宗教者平和会議日本委員会の篠原祥哲さん、原水爆禁止日本協議会の安井正和事務局長、ピースボートの川崎哲共同代表、日本平和委員会の千坂純事務局長が被爆者の願いを受け止めて、核兵器をなくすために署名に協力を呼びかけました。

署名をもらいながら国際交流する高草木博・日本原水協代表理事

45分間の行動で11か国を超える国(アメリカ、イギリス、フランス、中国、インド、ルーマニア、ドイツ、バングラデシュ、オランダ、ブラジル、日本)の277人が署名。参加者60人のうち半数を超える36人が被爆者でした。

【平和行進】東京→広島コース出発集会で林田光弘さんの連帯あいさつ決定

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2016年3・1ビキニデー集会で連帯あいさつする林田さん

5月6日(金)正午から、東京都江東区夢の島第五福竜丸展示館前でおこなわれる2016年原水爆禁止国民平和大行進東京→広島コースの出発集会で明治学院大学の林田光弘さんが連帯あいさつをすることが決まりました。

林田さんは、今年3月に静岡県焼津市で開かれた被災62年3・1ビキニデー集会でも連帯あいさつし、感動を呼びました。一部紹介します。

「3・1」が残した反核平和運動、そして「3・11」が残した新たな市民運動は、市民の政治参加を「日常」の一部にしました。日本国憲法の下、主権在民として一人ひとりの「いのち」のために立ち上がる市民は、日を増すごとに大きくなっています。そうした反面、冷戦の崩壊後の新たな世界秩序の形成の中で各国にナショナリズムが高まり、日本でも政権を中心とした国家主義が台頭しています。

核を巡る議論も例外ではありません。国民のための「安定的な電力」を建前として再稼働を進める動きの前に、原発に反対する人々の「いのち」の声はかき消され、政治的な抑止力のために用いられる核兵器を前に沖縄では「東アジアの平和」のために基地に反対する沖縄の人々の「いのち」の声はかき消されています。

「全体の利益」の幻想に浸って、一つの「いのち」を蔑ろにするような政治を私たちは変えなくてはなりません。そのためには、より多くの人々の行動と連帯が必要です。なぜなら、企業とは私たちから成り、国家とは私たちから成るからです。私たちの生きるこの社会は、私たち一人ひとりのものであり、その社会は私たちが作らなければなりません。

久保山さんだけではありません、今日まで数多くの先人達が私たちに言葉を残してくれました。彼らの言葉を受け継ぎながら、次の世代に向けて絶えず言葉を紡いでいきましょう。

*全文は「2016年3・1ビキニデー集会の記録」をお読み下さい。

【群馬】原水協・原水禁・被爆2世の個人と群友会(原爆被災者の会)の須藤会長が懇談

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被爆者が訴える核兵器禁止・廃絶の新国際署名に応えて岩手・青森・愛知・群馬・兵庫で署名行動

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