原水爆禁止2013年世界大会パンフレットを学び、核のない社会へうねりつくろう 全国商工団体連合会・岡崎事務局長の感想

大会パンフ表紙

原水爆禁止2013年世界大会の学習パンフレットが好評発売中です。

岡崎民人さん(全国商工団体連合会事務局長)の感想を紹介します。

岡崎事務局長

「今」の情勢にもふれ、署名行動の中で出される疑問に答えるもの

今年のパンフレットは、核兵器廃絶の展望が湧くものに仕上がっています。若い人たち、そして、核兵器廃絶の運動をすすめてきた人たちにも、あらためて読んでもらいたい内容だと思います。

今回のパンフは、北朝鮮の核実験やロケット発射、尖閣諸島をめぐる緊張が高まる中、外交的努力の重要性についても一項を設けています。こうした「今」の情勢にもふれ、署名行動の中で出される疑問に答えているのも特徴だと思います。

私たち民商・全商連は、戦争により自由に商売ができなかった苦い経験から「平和でこそ商売繁盛」を会設立の基本にしています。1954年3月1日、ビキニ環礁でのアメリカによる水爆実験により第五福竜丸はじめ多数の漁船が被爆しました。鮮魚商、すし屋などが大打撃を受け、中小業者が核兵器廃絶の運動のスタートに大きくかかわりました。しかし民商の中でも、こうした歴史が薄れてきており、学びなおすことが大事だと感じています。

パンフには原発と核兵器についても書かれています。全国の民商では東京電力福島第一原発の放射能漏れ事故被害から、商売を再建したいと損害賠償の運動をたたかっています。核兵器も原発も人類と共存できないことを学び取ることも大切になっています。

国際政治では核兵器全面禁止の条件が高まっており、唯一の被爆国日本の役割は重要です。学習と行動を呼びかけるテキストとして、このパンフレットが大いに普及されることを期待し、全商連もその先頭に立ちたいと思います。

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