いわき市原水爆禁止協議会の呼びかけで2月7日、2010年春のNPT再検討会議に向けて「核兵器廃絶新国際署名」の目標、人口の10%、35,000筆を達成するために署名推進委員会が結成されました。
いわき市原水協では、日本原水協の提起した全国1,200万筆の目標を達成するためにはどうしてもかつてない特別の体制づくりが必要であるとし、原水協加盟団体の枠を超え広範な労働組合、民主団体、個人の参加による署名推進委員会づくりを目指し、昨年末より3回の準備会を開き結成にいたりました。
結成会には16団体より42名、個人1名の43名が参加しました。集会では前段に、革新懇話会代表世話人で、原発の安全性を求める会で活動している伊東達也さんが、NPT条約の内容、2000年再検討会議での明確な約束条項、オバマ米新大統領の核兵器政策などの国際情勢に触れながら、いわき市における1986年の非核自治体宣言制定運動における6万の請願署名運動、映画「人間をかえせ」上映運動、原爆写真展開催等の歴史的経過を報告し、署名運動の意義、展望を明らかにしました。
続いて市原水協事務局長から推進委員会の申し合わせ事項についての提案があり、参加団体の拡大、呼びかけ人100名(結成会当日まで35名)、推進員500名以上確保などにより35,000筆を達成すること、これを憲法9条を守る力につなげることなどが確認されました。
意見交流では、昨年金沢市で開かれた「反核医師の会」集会に参加した市内の眼科医院長から、呼びかけ人の立場から挨拶があり、参加者は大いに励まされました。院長には待合室で来院者に呼びかける計画で、ポスター、リーフ、100枚の署名用紙を持ち帰っていただきました。推進委員会では世話人会、事務局会の充実強化、学習会、講演会、映画会などを開催しながら運動を進めることとしています。(いわき市原水協)