8月8日(月)、世界大会の開催期間中に、長野市上野公民館で「ノーモアヒロシマ・ナガサキ、この夏考える、原爆を、原発を」というスローガンのもと、「原爆写真展」が開催されました。
主催したのは、長野医療生協若槻北部支部と、若槻北部「憲法9条を守る会」。日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)作成の「原爆と人間」展パネル40枚を中心に展示し、「核兵器全面禁止のアピール」署名にもとりくみました。
午前10時から午後3時までの短い時間でしたが、地域の住民のみなさんが40〜50名ほど見に来てくれました。
プール帰りの子どもたちが大勢立ち寄り、説明者の話に興味深そうに聞き入っている様子や、原爆や原発に大きな関心を寄せている様子が見られました。
主催者によると、写真だけでなく、被爆者が描いた「被災の絵」のリアルさに驚いている来場者も多かったとのことです。署名も約30筆が寄せられました。来場者の感想を一部紹介します。
◯胸がいっぱいになりました。みなさん本当にお気の毒です。写真よくたくさん撮られ、ビックリしました。ご冥福をお祈りします。
◯悲惨な核兵器の廃棄と原発の廃止、平和と安心の世界を築いていきたいと思います。
◯この時期に写真展を開いてくださったこと、本当に有意義だと思います。66年経った今になって初めて口を開いた人も多くおり、この間の苦しみや状況を知り、胸を締め付けられました。「原爆を作るのも人間、使うのも人間、止めさせるのも人間」という子どものことばに、今日本の置かれている立場、放射能につながる原発とはきっぱり決別しなければと思います。
◯原爆忌 仏の国に非核なし 必要悪と廃炉を論づ
(『原水協長野』2011年9月号No.298より)