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ブラジル、カナダ、ケニア、メキシコ、ニュージーランド、スウェーデン
優先事項である軍縮・不拡散問題に関する作業のイニシアチブ

 

−我々は、最近の多国間における軍縮と不拡散の作業の妨害、軍縮会議(CD)の長引く麻痺状態を認識している。これは第一委員会の全体会議の全ての発言に具体的に表れていた特徴である。

−この6カ国のイニシアチブを主張する動機は、CDの現状は容認できないという認識と、この状況に対してただ嘆いているだけでなく具体的で適切な措置を開始したいという要求だ。
 
−この案を発表したことですでに多くの注目があったという点で重要な成果があった。軍縮問題に貢献するこの普遍的な会議におけるCDの長引く行き詰まりは、全ての締約国の安全保障利益に否定的な影響を与えている。

−第一委員会を、ただ決議を作り出す機関ではなく、我々の前にある現実世界の重要な課題を話し合う為の政治的な会議として機能させるよう、我々は国連総会と第一委員会に引き続き援助を行っていく。

−我々の決議案「優先事項である軍縮・不拡散問題に関する作業のイニシアチブ」の中で公表した提案には多くの関心と反応があった。好意的な意見もあった一方で否定的な意見もあり、彼らの多くが、この様なイニシアチブが現在の軍縮の仕組みにどのような影響を与えるのかという更なる情報を要求した。

−我々はまた2006年に向けてCDの議長6人のうちポーランド、韓国、ルーマニアの大使達
3人と協議を行なった。この協議の中で議長達が、一年間続くCDにおける重要な問題の系統だった議論を開始する為のイニシアチブを発揮する意志を確認した。この目標は我々の目標とも重なるものだ。

−(中略)我々は、新たに着任したCDの議長達が企画を作り上げるのに充分な余地と時間を与えたい。これを考慮に入れ、我々は今回この提案の提出をしないことを決定した。

−議長達の、CDを意味ある作業に戻そうという共通の目標が成功することを期待し、我々はあらゆる援助を提供する。

−同時に、どのような理由があったとしても、2006年のCDが同じ様に効果の無い状態になった場合、少数の国の政策によって、安全保障利益が人質となっている状況への民主的で多国間による代案を保障する手段としてこのイニシアチブを最提出する選択肢を持ちつづける。 

−最後に、このイニシアチブを援助してくれた人々、特にNGOの団体に感謝したい。我々は2006年にCDが作業に戻れるよう活動を続けていくことを保障する。

2005年12月10日

 

 

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