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ブラジル、カナダ、ケニア、メキシコ、ニュージーランド、スウェーデン提案
「優先事項である軍縮・不拡散問題に関する作業の開始」

総会は、
 優先事項である軍縮と核不拡散問題に関する実質的作業を再開することの重要性を認識し、
 軍縮会議(CD)が長期にわたって行き詰まっており、今日にいたるも活動計画の採択が妨げられていることを懸念し、
 国連総会と軍縮会議の間の作業の相補性を保障し重複を避ける必要性に留意し、

1.軍縮会議が活動計画の合意に至るまでのあいだ、下記のaからdにあげる4つの優先課題に関して期限を定めない小委員会を設置することを決定する。
 
a) 第1の小委員会は、非核兵器国に対して核兵器の使用または使用の脅迫を受けないことを保障する効果的な国際的とりきめの合意を達成することを目的として交渉を行なう。これらの取り決めは国際的に拘束力のある法的文書の形をとる。

b) 第2の小委員会は核軍縮を扱う。この小委員会は目標を達成するための漸進的で系統的な努力へ向けた具体的な措置に関する情報や意見を交換し、その際に、多国的性格を持った将来的な作業の可能性に向けたアプローチの検討を行なう。小委員会は、その機能を果たすなかで、検討と討論の中で生まれるであろう提案とともに、現在行われている努力および既存の提案・意見を考慮する。
  
c) 第3の小委員会は、CDの特別コーディネータ報告(CD/1299)とそこに含まれた任務にもとづいて、非差別的で、多国間による、国際的で、効果的に検証可能な、核兵器用核分裂物質の生産を禁止する条約の交渉を行なう。

d) 第4の小委員会は宇宙空間における軍拡競争の防止を扱う。この小委員会は、信頼構築、透明性確保の措置、一般的原則、条約上の誓約を含むあらゆる具体的項目あるいは提案、および、関連する国際的な法的条約の交渉の可能性を含む宇宙空間での軍拡競争を防止できる体制をどう作り上げるかを、制限なしに探求し、検討する。そうするなかで、委員会は宇宙の平和的利用と宇宙での軍拡の防止という目的に積極的に貢献する必要性に適切な考慮を払い、そのさいまた、国際的な安定を促進し、全ての国にとって安全が損なわれることがないという原則を尊重する。

2.軍縮会議で活動プログラムが採択された時点で、関連する各小委員会の活動を停止し、得られた結果が軍縮会議議長に伝達されるべきことを決定する。

3.________を第1の小委員会の議長に、_________を第2の小委員会の議長に、_________を第3の小委員会の議長に、__________を第4の小委員会の議長に指名することを決定する。各々の議長は第61回総会に対し報告を行う。

4.各小委員会の活動をジュネーブでおこない、それぞれ5つのセッションからなる1週間の会議を最高6回招集することを決定する。

5. 2006年に、各小委員会を以下のaからdの日程で開催することを決定する。
a) 1a)の小委員会は、1月23日−1月27日、2月20日−2月24日、3月20日−3月24日、5月29日−6月2日、6月26−6月30日、8月21日−8月25日。
b) 1b)の小委員会は、1月30日−2月3日、2月27日−3月3日、3月21日−3月31日、6月5日—6月9日、7月31日−8月4日、8月28日−9月1日。
c) 1c)の小委員会は、2月6日−2月10日、3月6日−3月10日、5月15日−5月19日、6月12日−6月16日、8月7日−8月11日、9月4日−9月8日。
d) 1d)の小委員会は、2月13日−2月17日、3月13日−3月17日、5月22日−5月26日、6月19日−6月23日、8月14日−8月18日、9月11日−9月15日。

6.上記の日程は、当該の各議長の合意に従って修正がありうることを決定する。

7.事務総長に対して、既存の手段を用いて前記4つの小委員会の開催に必要な支援をおこなうよう要請する。

05年10月05日

 

 

 

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