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反核平和運動・原水爆禁止世界大会

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【2008年世界大会の記録】

8月2日(土)〜 4日(月)国際会議(広島厚生年金会館)
8月2日 14:00〜19:00 開会総会、全体会議
8月3日 09:30〜12:30 全体会議
  14:00〜18:00 分科会( 3会場)
8月4日 09:30〜11:00 閉会総会
8月4日(月)〜 6日(水)世界大会−広島
8月4日 14:00〜16:30 開会総会(グリーンアリーナ)
8月5日 09:30〜15:00 分散・分科会、動く分科会
8月6日 10:30〜13:00 閉会総会(グリーンアリーナ)
  19:30〜 とうろう流し(基町河川公園)
8日(金)〜 9日(土)世界大会−長崎
8月8日 13:00〜16:00 国際交流フォーラム
8月9日 10:30〜13:00 世界大会‐長崎

 

世界大会の記録

原水爆禁止世界大会実行委員会発行の「2008年世界大会記録集」が好評です。

 記録集には、国連本部から代表参加したセルジオ・ドゥアルテ軍縮担当上級代表の発言全文をはじめ、9カ国政府代表やアラブ連盟代表の発言など、国際会議、広島・長崎大会での主要発言(全文)を掲載しています。国際会議宣言、広島からのよびかけ、原爆症認定訴訟の早期解決求める特別決議、長崎から世界の人びとへの手紙など、大会での4つの採択文書全文、大会を機に新たに開始された2010年NPT(核不拡散条約)再検討会議にむけた「核兵器のない世界を」のアピールと国際署名、広島・長崎両大会で発言された日本の草の根活動の全報告など、大会の日程にそった報告・発言の全容が収録されています。また、広島、長崎両市長の挨拶、両市の「平和宣言」全文も掲載、大会の感動を共有できる構成です。2010年にむけた核兵器廃絶運動を草の根から大きくすすめていくうえでの格好の書。世界大会実行委員会では、署名運動などの力にしていくためにも積極的な普及・活用をよびかけています。B5版・184頁、頒価1部1500円・送料込み。お申し込み、お問い合わせは世界大会実行委員会か各県原水協まで。電話 03-5842-6035 FAX03-5842-6033。


 

国際会議

8月2日、3日、4日
広島厚生年金会館

 原水爆禁止2008年世界大会国際会議は、「核兵器のない平和で公正な世界を」をテーマに8月2日から4日まで、広島市の広島厚生年金会館で開催されました。国際会議には、エジプト、アラブ連盟の政府・国際機関代表を含め海外代表75人、国内の代表を合わせて270人が出席。2010年核不拡散条約(NPT)再検討会議にむけ、国内外で核兵器廃絶の大きな世論をつくりだすため新たな国際新署名「核兵器のない世界を」が提唱されるなど、核兵器の廃絶、平和で公正な世界の実現へ活発な討論がおこなわれました。
 主催者を代表して世界大会実行委員会議長団の澤田昭二さんがあいさつ。被爆者を代表して日本原水爆被害者団体協議会(日本被団協)事務局長の田中熙巳さんがあいさつしました。世界大会実行委員会運営委員会代表の佐藤光雄さんが、各国の国家元首・首脳や反核平和団体からのメッセージを紹介しました。
 国際会議は8月2日、開会総会に続いて全体会議がおこなわれ、「第1セッション」では「2010年を核兵器のない世界への転換点に」、「第2セッション」では「グローバルな草の根行動の連帯」をテーマに討論されました。翌3日午前中は「第2セッション」の討論(2日の続き)および「第3セッション」の「広島・長崎の被爆者、核被害者の声とたたかいを世界へ」のテーマにもとづき討論がおこなわれました。3日午後は、各セッションのテーマで3会場に分かれて分科会がおこなわれ、熱心に討論しました。
 最終日の4日午前中に、閉会総会がおこなわれました。2日目(3日)午後におこなわれた3つの分科会報告と8月1日に開催された世界大会の関連行事「原水爆禁止2008年世界大会・科学者集会」の報告がおこなわれました。
 閉会総会では、3日間にわたる国際会議の討論をもとに、国際会議宣言が提案(提案者=冨田宏治起草委員長)され、満場一致で採択されました。また、高草木博・日本原水協事務局長が2010年NPT再検討会議にむけた新たな国際署名運動について報告。6日の世界大会−広島で署名を発表し、大会参加者が第1次署名者となって世界に広げようとよびかけました。
 最後に、世界大会議長団の赤松宏一さんが閉会あいさつ。「宣言」にもとづく世界的な行動の発展を誓い合い3日間にわたる国際会議の幕を閉じました。

 

原水爆禁止2008年世界大会‐広島  開会総会

8月4日 広島県立総合体育館・グリーンアリーナ

 原水爆禁止2008年世界大会‐広島・開会総会は8月4日午後2時、広島県立総合体育館・グリーンアリーナで開催され、6800人が参加しました。
 50周年記念国民平和大行進−1万歩大行進の参加者約1000人が海外代表を先頭に次々会場に到着。大型テレビに映し出された参加者の姿、全国各地の平和行進のスライドショーに世界大会参加者は開会前から心ひとつになりました。広島のうたごえのみなさんによるオープニングの後、実行委員会議長団、執行議長、海外代表が登壇し、大会参加者から大きな歓迎と連帯の拍手がまきおこりました。
 世界大会議長団の大黒作治・全労連議長による開会宣言がおこなわれ、開会総会の執行議長にマリー=ジョセ・トゥージョン(カナダ)、ジャニーナ・クンピエネ(リトアニア)、 高田公子(新日本婦人の会)、田中悠(民主青年同盟)の4氏が就任しました。 運営委員会国際部の土田弥生さんから政府・海外代表が紹介され、海外元首・政府からのメッセージが運営委員の玉田恵さん(新婦人)から紹介されました。秋葉忠利・広島市長と日本被団協代表委員の坪井直さんより来賓あいさつを受けました。続いて、世界大会実行委員会の起草委員長・冨田宏治さん(関西学院大教授)が主催者報告をおこない、「国際会議宣言」のいくつかの論点にふれながら、「2010年にむけ核兵器廃絶の国内外世論を大きく高めていこう」とよびかけました。
 続いて、国連軍縮担当上級代表のセルジオ・ドゥアルテ氏、政府代表としてエジプトのワリード・アハメド・ハッガッグ(駐日大使館一等書記官)、マレーシアのモハメッド・ラジィ・アブドゥル・ラーマン(駐日マレーシア大使)の両氏から特別報告をうけました。
 海外代表の報告では、オーストラリアの上院議員、フランス平和運動、中国人民平和軍縮協会、アフガニスタン女性革命協会、アメリカ反戦労働者連合の各代表が発言。日本の運動交流では、50周年国民平和大行進の通し行進者、全印総連、北海道のメンバーが発言、民医連から鹿児島の青年医師が医療と平和にかける熱い思いを発言、埼玉県から非核日本宣言運動をひろげるとりくみ、赤ちゃんもいっしょに登壇した新婦人のメンバー50人は、反核署名と憲法署名を全国で広げている経験を報告、全国各地のねばり強い草の根行動に共感と連帯の拍手がひろがるなか開会総会を終了しました。

 

原水爆禁止2008年世界大会‐広島 閉会総会

8月6日 広島県立総合体育館・グリーンアリーナ

 原水爆禁止2008年世界大会‐広島・閉会総会〈ヒロシマデー集会〉は、8月6日午前10時30分、広島県立総合体育館・グリーンアリーナで開催され、7500人が参加しました。参加者全員による「原爆ゆるすまじ」の大合唱の後、執行議長、政府代表、来賓が登壇。執行議長にミーリャ・カビロア(ロシア)、トール・ベルゲル・ヨルゲンセン(ノルウェー)、尾野進(広島県労連)、吉田万三(全日本民医連)の4氏が就任、再開を宣言しました。
  政府代表として、エクアドル外務副大臣のホセ・バレンシアさん、駐日キューバ大使館臨時代理大使のアンドレス・G・バジェステルさん、駐日ノルウェー大使館臨時代理大使のトール・ダールストロムさん、駐日ベネズエラ大使のセイコウ・ルイス・イシカワ・コバヤシさんから挨拶を受けました。
続いて、日本青年団協議会会長の本田徹さん、日本山妙法寺の木津博充上人から連帯あいさつを受けました。
 続いて、特別プログラム「原爆を許すまじ」に移り、シンガーソングライターの野田淳子さんが、司会兼トーク・演奏で全体をリードしました。原爆症認定集団訴訟原告団の中山高光さんと韓国原爆被害者協会のパク・ヨンギさんから訴えがあり、「安斎先生と青年のトーク」では、「継承と発信」をテーマに3人の感動的な話し合いがおこなわれました。
海外代表の発言では、アメリカ声をあげる家族の会セレステ・ザッパラさん、イギリス核軍縮キャンペーン(CND)のブルース・ケントさん、韓国参与連帯のク・カプウ(具甲祐)さん、アラブ連盟のモハメド・エゼルディン・アブデル=モネイムさんの4人が発言しました。
 続いて、日本からの発言として、原子力空母くるな!非核平和の日本を!横須賀からの訴え、大阪と東京の高校生による「21万羽おりづるプロジェクト」、被爆者訪問のとりくみの経験と決意を広島の青年たち、愛知県から2010年NPT再検討会議へ大代表団をとの決意が表明されました。
 高草木博・世界大会実行委員会運営委員会代表から行動提起がおこなわれ、最後に「広島からのよびかけ」と「原爆症認定問題のすみやかな解決を要求します」との特別決議が提案され、採択されました。閉会挨拶を国分稔全商連会長がおこない、『We shall overcome』の全員合唱・フィナーレで閉会しました。

 

原水爆禁止2008年世界大会‐長崎  

8月8日〜9日

 原水爆禁止2008年世界大会‐長崎は、8月8日、9日の2日間長崎市内で開催されました。
 8月8日午後1時から「国際交流フォーラム:2010年にむけた核兵器廃絶のためのグローバルな行動」が長崎大学中部講堂で開催され、約400人が参加しました。田上富久長崎市長とメルセデス・ルイス・サパタ駐日メキシコ大使館臨時代理大使があいさつしました。
 世界大会‐長崎の全体総会は8月9日、長崎市民会館体育館で開催され、1900人が参加しました。広島大会の模様が映像で映し出され、オープニングの後、執行議長、政府代表、海外発言者が登壇。世界大会議長団で全国保団連顧問の鮫島千秋さんが開会を宣言。執行議長に、サイード・シカンダー・メーディ(パキスタン)、オデッタ・キング(アメリカ)、田中章史(自治労連副委員長)、菅政和(長崎・医師)の4氏が就任。海外代表の紹介、元首・政府からのメッセージ紹介に続いて、世界大会議長団の安斎育郎さんが主催者報告をおこないました。
 11時02分、参加者全員で黙祷の後、政府・国際機関代表としてアラブ連盟軍縮・戦略問題特別顧問のモハメド・エゼルディン・アブデル=モネイムさんがあいさつしました。
 長崎被災協会長の谷口稜曄さんから被爆者報告を受けた後、長崎被爆者で日本被団協代表委員・山口仙二さんからのメッセージが紹介され、「被爆者募金の訴え」が滝沢洋子(全日本民医連)さんからおこなわれました。
海外代表として、アバッカ・アンジャイン・マディソンさん(マーシャル)、ウーレ・コプレイタンさん(ノルウェー)、ハネロア・トルケさん(ドイツ)、ジョゼフ・ガーソンさん(アメリカ)コラソン・ファブロスさん(フィリピン)の5人が発言しました。
日本の草の根活動・「2010年にむけて決意と行動」として、福岡県の「青年の運動」、大分から「新署名への決意」、熊本から「6・9行動で新署名飛躍へ」、長崎の「継承から発信」をテーマにした青年発言、長崎・佐世保からは「新婦人の署名のとりくみと基地反対」、神奈川からは「原子力空母母港化阻止」の力強い発言がおこなわれました。
執行議長から、世界大会期間中に報じられた米原潜ヒューストンの放射能漏れ事故にたいし、大会実行委員会の名で米日政府に抗議・要請文を送ることが提案され、満場の拍手で確認されました。
世界大会運営委員会代表の佐藤光雄さんが行動提起をおこない、最後に長崎の青年から決議案「核兵器のない世界のために−長崎から世界の人びとへの手紙」が提案され、満場の拍手で採択。運営委員の柴田眞佐子さん(全労連副議長)が閉会挨拶をおこない、長崎のうたごえ合唱団による「フィナーレ」で閉会しました。

 

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