【反核平和運動・原水爆禁止世界大会】
2005世界大会成功へ活動交流 NEWS
NO.3【2005年6月11日発行】
2005年世界大会を広島1万、長崎5千で大成功を!
NPTからヒロシマ・ナガサキへ! 全国担当常任理事会で固く意思統一
日本原水協は6月10日、全国担当常任理事会をひらきました。
全国担当では、先のNPT会議要請代表団の活動の成果、教訓を明らかにし、流れを広島・長崎へとつなぎ世界大会を広島1万人、長崎5千人参加で大きく成功させる意思統一をおこないました。
報告・提案にたった高草木事務局長は、原水協史上最大となった800人余の要請代表団のとりくみ、果たした役割について詳述。第1に、多数の政府、自治体、NGOが核兵器廃絶を共通の目標として実行を迫り新たな共同が前進した。とくにその土台に原水爆禁止世界大会が果たしてきた役割が大きかったこと、第2に、2003年世界大会が提起した「いま、核兵器の廃絶を」が、再検討会議に向けた世界の共通スローガンになり、この署名運動は「廃絶2千」をはじめ、世界の主要な反核運動の共通のとりくみとなったこと、第3に、核兵器廃絶の流れを世界に広げてきた草の根活動に確信をもち、新たな力とすることができたことなど、3点にわたってその成果を明らかにしました。
再検討会議の結果について、ブッシュ米政権の横暴さを際だたせた一方、核兵器廃絶の流れが世界の大勢になっていることをあらためて示したことなどを報告、この流れを被爆60年の原水爆禁止世界大会に結実させることの重要性を強調しました。とくに、今年の世界大会の特別重要な意義として次の6つを強調しました。
@ ブッシュ米政権の核と「力の秩序」をうち破り、核兵器廃絶、平和の国際秩序をめざす
�A NPT会議でたたかった政府、自治体、NGOの協力の発展
�B世界の草の根からの反核平和運動の交流・連帯を発展させる場
�C日本国民の広範な平和のたたかいを結集する
�D被爆者、核被害者の連帯活動の強化
�E未来を担う青年の世界的結集の場
この上に立って、大会のもち方、参加を広げる方向などについて提案。活発な討論をおこない、都道府県、中央団体が心一つに、代表派遣目標を確実にやりとげ、世界大会を大成功させようと決意を固め合いました。
世界大会の歴史的成功へ、息吹感じる「経験」各地に
全国担当での発言から
東京−千代田原水協は、体制がくずれ毎年10人程度の大会派遣でしたが、今年、NPT代表団の活動・学習を通じて40人の代表派遣をめざすことに。被爆60年のとりくみで、地域原水協の再建・確立など組織の強化にもつなげる。世界大会の目標は当初を上回る広島1000人以上、長崎500人以上とすることを総会で確認、奮闘を開始している。
千葉−世界大会にむけ県内全域で青年に声をかけ誘おう、青年自身のとりくみにし成長を、と議論を深め「青年バス」2台を派遣することに。世界大会パンフはすでに昨年実績(2800)まであと200。学習を力に広島200、長崎150をやりきる決意。
民青同盟−先日、東西二ヵ所で都道府県委員長会議を開催し、世界大会と「世界青年のつどい」を、従来の枠をこえたとりくみで成功させようと意思統一した。福島県ではNPT要請にむけ1000の署名目標を決めた。同盟員同士がメール日記で自らの経験を伝え励まし合い目標の倍2000筆に到達。この署名を持ってニューヨーク行動に参加。この確信を力に、福島市だけで15人以上の青年を世界大会へ派遣しようととりくみがはじまっている。栃木県では、NPT行動に参加した県委員長が確信を深め、全班で被爆者の体験を聞く会をすすめ世界大会に向かおうと意気高い取り組みになっている。
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