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原水爆禁止2004年世界大会

国際会議

ピエール・ビラール

フランス平和運動共同議長

親愛な友人のみなさん、

ます初めにフランス平和運動の友情をみなさんにお伝えし、世界大会の主催者である日本原水協に感謝します。また被爆者の友人のみなさんに挨拶をおくり、被爆者のたたかいに特別の敬意を表します。

戦争も核兵器もない世界を築くためには、私たちにとって日本の平和活動家との協力がかかせません。私はここにいることを光栄に思い、今後の交流が世界から核兵器をなくそうとしている私たちの運動の絆を強め、来年5月のNPT再検討会議が、核軍縮にむけての具体的な前進をみるように、私たちの行動を発展させることを願っています。

フランス平和運動にとって今日、核拡散よりも重要になっているのは、軍縮の問題です。この問題が世界を変えるプロセスにおいて、軍縮の問題の重要性が正当に評価されるよう、私たちはもっともっと頑張らなければなりません。核兵器のある世界をどのようにして変えるのか。世界の年間軍事費が信じられないほど増大し、冷戦の最悪の時期さえしのぐ1兆ドルをも超えているときに、どのように社会的ニーズを満たすことができるのか。私たちが別のグローバル化をめざす運動、反戦運動、全ての社会運動との共同を重視しているのもそのためです。私たちは、欧州社会フォーラムの中心でこの共同を実現するために活動しています。

フランスでは、大きな情報ギャップがあります。多くの市民は、核をめぐる状況ついて正確な知識がないのです。私たちは啓発活動でこのギャップをなくさなければなりません。フランス政府は何年も、他の核保有国と同じように核兵器の近代化をすすめています。

これを告発するため、私たちは廃絶2000ネットワークに参加するフランスのさまざまな組織とともに、核軍縮デーをこれまで2回開催し、情報提供や活動家養成講座を開催しました。また今年の1月、フランス平和運動はパートナー組織にたいし、全国規模の世論喚起運動を提起しました。 この運動は、核兵器やNPTについての解説資料をもとに、過去30年間国際法として機能してきたNPTを今こそ実行すべきだと訴えています。そして、地方議員や地元選出の欧州議員、フランス共和国大統領などに働きかけ、フランスがしたNPT第6条を履行するという約束を守ること、2005年のNPT再検討会議にむけてイニシアチブをとることを要請することを市民に呼びかけています。この運動にはこれまでに平和団体、労働組合、政党、女性団体、別のグローバル化をめざす組織など41の全国組織が参加しています。2004年−2005年には、軍事工場での集会・デモや市民による査察などをおこなう予定です。すでにブルターニュのイル・ロングとパリ近郊のタベルニーで10月10日、マルセイユ近くのイストルで11月13日にデモ・集会が予定されています。これらは、いずれも平和の文化と非暴力促進のための10年の一環としておこなわれます。なぜなら核兵器は平和の文化に反するものだからです。この運動で、フランス平和運動の地方委員会は大学、高校、カフェなどで多くの討論会をおこなうことにしています。

2005年はヒロシマ・ナガサキ被爆60周年にあたります。私たちは日本や、イギリス、イタリア、スペインやウクライナなど多くのパートナーに、来年8月、広島で平和の文化と核兵器廃絶のための国際的な青年のつどいを開催することを呼びかけています。この集会にフランス人の若者100人を参加させることが私たちの大きな目標です。またフランス平和運動の地方委員会の活動家100人も来年、この世界大会に参加することになっています。したがって来年8月には200人のフランス人が日本にやってきてみなさんとともに言うことになるでしょう。「ノーモア・ヒロシマ、ノーモア・ナガサキ」。今すぐ核兵器をなくそう!!

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