【反核平和運動・反核平和運動】
2009年度被爆者援護連帯募金取り組み強化のお願い
原水爆禁止日本協議会
「核兵器のない世界を」の署名をはじめ、平和、暮らし、権利の問題などみなさんのご奮闘に敬意を表します。
すでに広く報じられている通り、来春5月、ニューヨークで開かれる核不拡散条約(NPT)再検討会議に向けて、全世界で核兵器廃絶の機運が大きく高まっています。64年前、原爆の惨禍を体験した多くの被爆者のみなさんも、内外の関心の高まりに応え、内外で次の世代の人びとに被爆の実相を伝え、核兵器の廃絶を訴えようと決意を新たにしています。
同時に、いまもからだや心の傷をもつ多くの被爆者にとって、一方で暮らしを支え、被爆者援護行政がもつ多くの問題点を正させながら、体験をかたりつづけることは容易なことではありません。いまだ最終解決をみるに至っていない原爆症認定行政の諸問題をはじめ、被爆者のみなさんは、いまも多くの課題に直面しています。日本原水協には、この被爆者のみなさんの使命を支えていく、基本的な任務と役割があります。
日本原水協は、1955年の発足当初から被爆者援護・連帯を三つの基本目標の一つと位置づけ、被爆者援護連帯募金にも一貫して取り組んできました。集められた募金は、広島・長崎をはじめ多くの都道府県で、ささやかですが被爆者のみなさんへの年末のお見舞いにあてられ、また、健康診断や相談活動、被爆者団体の運動や組織への援助など、多様な活動を支えてきました。
被爆者の皆さんが世界に期待された役割を果たそうとしており、他方で、高齢化に伴う困難を抱えているいま、日本原水協の被爆者援護連帯の活動も抜本的に強めなければなりません。ニューヨーク行動まであと7ヵ月、日本原水協にはこの面でも特別に大きな奮闘が求められています。ついてはこれまで原水爆禁止運動を担ってきた中央団体、各都道府県や市区町村、職場・地域・学園などみなさんが、主旨を汲まれ、以下の取り組みにご協力くださるよう心からお願いする次第です。
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被爆者援護連帯募金のちひろの「チューリップとあかちゃん」ステッカー(1枚10円)
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1、全国2000万円の目標に見合う目標を立て、募金運動に取り組んでいただくこと。いま、「核兵器のない世界を」の署名のためにおこなわれている毎月の6・9行動で、募金についても取り組んでいただくこと、
2、被爆者を支援したいと思う人がだれでも募金できるよう、団体事務所、事業所、病院・診療所などに募金箱をおかせてもらうなど、シールやステッカー、募金袋なども活用しながら、草の根の取り組みとして募金運動を発展させていただくこと、
なお、集まった募金は、加盟中央団体、都道府県原水協を通じて日本原水協にお送りください。
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