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WPF日本原水協代表団ニュース

発行:日本原水協WPF代表団事務局  ハワード・ジョンソンホテル 306号
【2006年6月23日 NO.1】

世界平和フォーラム開会。開会式に元気に参加!

6月23日午後7時、バンクーバー市内で世界平和フォーラム開会式が開かれました。会場となったオーフュームシアターは、中世を思わせる壁画が天井に描かれた、2000人以上収容できるオペラ劇場。長旅の疲れも見せず、開会の1時間前から会場に足を運んだ団員もいました。会場入口に立てられた日本原水協の幟の下に、団員らが次つぎに集まり、ネームカードを受取ってほぼ全員が開会式に参加しました。

開会式では、平和メッセンジャー都市国際協会(IAPMC)会長のアルフレッド・マーダー氏や昨年バンクーバー市長代理として原水爆禁止世界大会に参加し、WPFへの参加をよびかけた、エレン・ウッズワースさん(バンクーバー元市議会議員)などが基調講演をおこないました。

エレンさんは、「このフォーラムは平和と正義を求めるテーマのもとつくられました。私たちの市民運動からの平和というのは、核兵器廃絶やイラク占領の終了なども含めて全体の意味で平和です。地方の自治体やコミュニティーも持続可能な社会にむけて動かなければなりません。世界の資源は限られており、戦争なんかにお金を使っている場合ではありません。過去を忘れるというのではなく、過去の戦争から何かを学んだ生き残りの方たちから経験を学んで、知恵を生かして明日にむけて、新しい未来にむけて維持可能な社会をつくらなければなりません。もう一つ、ノーモア・ヒロシマ、ノーモア・ナガサキ、ノーモア・ホロコーストという社会をつくらなければなりません」と情熱を込めて訴え大きな拍手を受けました。

また、開会式らしくオーストラリアや地元バンクーバーの市民や先住民の代表による、合唱やフォーク・民族音楽など多彩な文化パフォーマンスがくりひろげられました。

全員が顔を合わせて代表団会議

開会式に先立って、ブリティッシュ・コロンビア大学(UBC)構内のブキャナンA100ホールで、WPF日本原水協代表団の団会議が開かれました。Aコース(エアーカナダ)、Bコース(日本航空)に分かれてバンクーバーに到着した代表団(151名)全員が顔を揃えて、世界平和フォーラム期間中の活動について意思統一しました。共同代表(4人)を代表して全労連副議長の西川征矢さんが挨拶。世界平和フォーラムの意義と代表団の活動方針の説明を高草木博日本原水協事務局長がおこないました。続いて団の行動日程を土田弥生事務局次長が、団の体制について安井正和事務局次長が提案。全体で確認しました。その後、各班に分かれて、班長、副班長、記録係などを決めました。

6月24日(土)の行動予定 いつでもどこでも署名を!

8:40 オーフュームシアター(23日の開会式と同会場)前集合

9:00 平和メッセンジャー都市国際協会・平和市長会議開会総会

12:30 ピースウォーク出発点(ウォーターフロント駅)に集合

13:00 ピースウォーク出発! サンセット・ビーチへ行進。

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【2006年6月24日 NO.2】

数千人がピースウォーク。市民から声援!

6月24日(土)、晴天のバンクーバーのダウンタウンに、「NO WA R!」「NO NUCLEAR WEAPONS!」のピースコールや、「アメイジンググレイス」「We Shall Overcome」の歌声が響き渡りました。世界平和フォーラム参加者が市内をピースウォーク。サンセットビーチまで約6キロを楽しく元気に歩きました。ドライバーや沿道の市民から大きな声援が寄せられました。

WPF参加登録100カ国4000人。5日間で350のイベント:公式発表被爆者の大野禮子さんの証言にスタンディングオベージョン!

6月24日午前、オーフュームシアターで「平和メッセンジャー都市国際協会・平和市長会議」の開会総会が開かれました。総会の討論テーマは、「核兵器廃絶、軍事優先主義の社会的影響と環境への影響」で、バンクーバー市長の歓迎挨拶の後、最初に被爆者の大野禮子さんが被爆証言。大野さんは、10歳で体験した長崎原爆の地獄絵と、看病もできず亡くなった兄と58歳で亡くなった母の姿、そして自らの造血機能障害での苦しみを語り、「原爆の被害は、あの日だけでなく被爆から61年経った今もなお被爆者を苦しませ続けています。核兵器は人類の殺りくだけを目的にした兵器です。このような兵器の存在は決して許してはなりません」と訴えました。この訴えに参加者全員がスタンディングオベージョン(立ち上がって拍手喝さい)で応え、しばらく拍手が鳴り止みませんでした。

続いてパネル討論で発言に立ったジェニファー・ホスターマンさんは、アメリカ有数の核兵器研究施設であるローレンス・リバモア研究所をかかえる米カリフォルニア州プレザントン市の現役市長。市長は、米ブッシュ政権の核先制使用政策を厳しく批判。「核兵器を振りかざしている人たちは、それを利用して石油の発掘権を独占しようとしています。アメリカは核兵器の脅威を振りかざして他の国に圧力をかけています。核兵器開発にかけるお金を、病気をなくすため、こどもの教育などに使うべきです。世界中に核兵器の使用に反対していかなければなりません。持続可能な社会を築かなければなりません。」と、平和の問題は自治体の任務であることを強調して大きな拍手を受けました。

6月25日の行動予定 分科会F:広島・長崎(ヘンリーアンガス226→110に会場変更!)

9:00~ UBCマーケットプレイスで原爆展!

13:00~ 分科会F 広島・長崎の悲劇

16:00~ 世界青年のつどい

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【2006年6月25日 NO.3】

原爆投下の犯罪性うきぼりに(原水協分科会)

6月25日(日)、世界平和フォーラム3日目は会場をUBC(ブリティッシュコロンビア大学)に移し、アジア地域会議をはじめ多彩な分科会が開かれました。日本原水協が主催した分科会「広島・長崎の悲劇」には、バンクーバー在住の市民をはじめ、海外からのWPF参加者や代表団、約250名が参加。原爆投下の犯罪性について、岩佐幹三(日本被団協事務局次長)、ジョゼフ・ガーソン(アメリカフレンズ奉仕委員会)、郭貴勲(被爆者・韓国原爆被害者協会)、大久保賢一(日本反核法律家協会)、ジョイ・コガワ(日系カナダ人作家)の各氏をパネリストに、カナダの市民とともに討論しました。

被爆の実相にふれ、核兵器のない世界へ決意—世界青年のつどいinバンクーバー

「核兵器なくそう・世界青年のつどいinバンクーバー」には、アメリカ、カナダ、フィンランド、フランス、ドイツ、アジア系、留学生と日本から参加した青年約70人が参加しました。広島被爆者の吉岡幸雄さん、長崎被爆者の谷口稜曄さん、マーシャル・ロンゲラップ被災者のアバッカ・マジソン上院議員が証言しました。谷口さんと吉岡さんは、学生自治会館外の木陰に集まった青年たちを前に、自身が原爆で受けた傷(ケロイド)を示しながら核兵器の非人道性を告発。昨年の「世界青年のつどい」後の活動がフランスと日本から紹介されました。参加者が自分たちの活動を報告しました。最後は、東京の形岡さんがアメージンググレイスにのせて、「人間をかえせ」を熱唱しました。

うれしいニュース

今朝9時から開かれた「廃絶2000」の総会で、土田弥生さんの提案で、今年10月の「すみやか」署名を共同提出することが決定されました!

大きな反響!

平和のうたごえ響かせて、ゲージ・タワーズ前で原爆写真を展示。各国参加者が次々署名しました!

6月26日の行動予定

9:00~ UBCゲージ・タワーズ前で原爆展と署名行動

10:00~11:00 ウォーター・フロント駅前で署名行動

13:00~16:00 「日本の憲法9条:平和のための人類共通の宝」

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【2006年6月26日 NO.4】

バンクーバー市内・UBC校内で全参加者が署名行動!

6月26日(月)、世界平和フォーラム4日目の午前中。バンクーバー市内最大のターミナル、ウォーターフロント駅周辺とUBC(ブリティッシュコロンビア大学)の2ヵ所で、全団員が参加して「すみやか」署名行動にとりくみました。

 ウォーターフロント駅前には、パレードで使った10メートルの横断幕や被爆組写真、タペストリーなどを広げ、市民に署名をよびかけました。行動終了直前に署名したカナダ人の若い夫婦は、「両親が駅前で署名し、これは大事な署名なので行ってきなさいと言われた」と語るなど市民に反響をひろげました。

 UBC校内では、WPC本部前に原爆パネルを展示し、若い団員が手作り紙芝居や片言の英語で一生懸命署名をよびかけました(右写真)。この署名行動で、500筆以上の署名が集まりました。

 

世界にひろがる「九条の会」に確信—WPF9条のつどい

26日午後、UBC校内で「日本の憲法9条:平和のための人類共通の宝」が開かれました。会場には、地元「バンクーバー九条の会」の会員や各国の参加者、主催団体参加者約200名が参加しました。会場に入りきれずに廊下にまで参加者が溢れました。

 君島東彦・立命館大学教授、コスタリカのロベルト・サモラ、ジョセフ・ガーソン、バンクーバー9条の会の乗松聡子、共同代表の西川征矢の5氏がパネリストとして発言。西川氏は、日本国内で2年間に「九条の会」が、5174に達し、自治体単位から丁目単位に、まさに網の目のような広がりを見せ始めていることを紹介。これまで大きな壁となっていた「保守」「革新」など政治的立場の違い、所属組織の違いなどをのり越え、運動が発展していると強調しました。石川県から参加したS君が発言に立ち、「昨年、原水爆禁止世界大会から戻って、『青年九条の会』をつくりました。自転車パレードにとりくみ青年と対話したら9割が9条改悪に反対しています。青年もすてたものではありません」と語り大きな拍手を受けました。

6月27日の行動予定 

9:00〜12:00

「グローバル・ヒバクシャの証言」 (学生自治会館2階パーティールーム)

19:00〜21:00 

 バンクーバー9条の会との交流会


WPF日本原水協代表団ニュース

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【2006年6月27日 NO.5】

5日間で2500筆以上の署名を集めました!快挙!

バンクーバーに日本原水協のWPF代表団が到着(23日)して5日が経ちました。この5日間、多くの団員があらゆる機会に「すみやか」署名をバンクーバー市民やWPF参加者によびかけ、27日正午現在で署名数は2500筆を超えました。300筆以上の署名を集めた団員もいます。(但し、この数は団員の3分の2(111名)から寄せられた情報ですので、実際にはこの数をさらに上回ります。)

日本原水協代表団は、WPFの主旨を支持しフォーラム成功のために協力、活動することを基本としながら、活動方針の第1に「核兵器の廃絶の世論を喚起するため、『すみやか』署名に旺盛にとりくみ、カナダ市民や世界にひろげる」ことをかかげ、「いつでもどこでも署名を」を合言葉に署名にとりくむことを重視しました。この方針に全団員が心一つに奮闘した結果、署名数ではWPF参加者(公式発表は5000人)の過半数を超えるという画期的な成果につながりました。

多くの団員が言葉の壁にぶつかりながら、一生懸命署名運動にとりくみました。署名にとりくんだ団員の感想を紹介します。

 世界のヒバクシャが連帯し、補償求め運動へ!活発に討議

 6月27日(火)、世界平和フォーラム5日目の午前、UBCのWPF会場で日本原水協主催の分科会「いま、核兵器の廃絶を:グローバルヒバクシャの証言」が開かれ、バンクーバー市民、各国のWPF代表約200人が参加しました。

 日本原水協国際部責任者の土田弥生さんとアメリカフレンズ奉仕委員会のジョゼフ・ガーソン氏をコーディネーターに、長崎被爆者の谷口稜曄さん、韓国人被爆者の郭貴勲さん、マーシャルのビキニ実験被災島民代表のアバッカ・アンジャイン・マディソンさん、アメリカ・ネバダ風下住民のクローディア・ピーターソンさん、カナダのウラン鉱山被害者のジョン・モランさん(フィリス・クレイトンさんが代読)の5人が次つぎに証言。原爆や核実験、ウラン採掘と廃棄物による被ばくにより、親、兄弟姉妹、子などを失ったり、自らも耐え難い苦しみを受けた体験が語られ、参加者の涙をさそいました。討論では、こうした被害を招いた政府や核保有国の責任を厳しく問い、被害者への補償を求めるたたかいを強めることの重要性が指摘され、国際的な連帯と共同をさらに前進させる決意を新たにしました。

6月28日の行動予定  

19:00〜21:00  WPF閉会式(アート・ギャラリー・ダウンタウン) 

【一言感想紹介】

A班:「ブロークンでもある程度通じました」「反応はとても良かった。UBCは歌と原爆写真でとても注目を集めていました」「反省として英語力をもって接すれば良かった」「フレンドリーでした」

B班:「ブラボー」「もっと英語を勉強して多くの人と交流できるとよかった」「若い人の反応がよい」「好感をもって受け入れてくれた。一方、NO!と表明する人も多い。バッジのプレゼントを喜んでいた」「若者に多く支持された。言葉が十分でなく残念」「うたうことで足の止め方がちがった。出会いの新鮮さを満喫」「開放的な雰囲気でたくさんの国の人と一緒に歌えて楽しかった」「ポスターが力になった」

C班:「言葉が不自由で言いたいこともたくさんあったのに残念。証言1回」「被爆証言を配布したが受取るひとが多かった」

1班:「個人で75、50と集めた人がいて、1班6人で197筆となった」「英語が話せなくて困ったけど、気持ちが伝わってよかった!!!」「『平和』の文字に興味を持っていたので、できる限り英語で説明しました!!平和を発信するためのステキな活動だった」「日本より反応が良いと感じた。千羽鶴を渡すと関心を示してくれた」「片言の英語で良く署名に応じてくれたと思います。参加人数の割には道行く人が少ない。残念」

2班:「日本(東京)とちがい若い人もちゃんと署名している。日本でも若者の平和運動をひろげたい」「新宿よりも反応いい。市民の反応(主張)もはっきり(Yes、No)している」「パレードの時、参加者及び沿道の方にお願いしました。サンキューと言われたり、こうした選択の機会を与えてくれてありがとうと言われた」「声をかけたらこたえてくれた。話し込んで時間が足りなかった。反応がよく交流ができた」「留学生が良くやってくれた。北朝鮮のテポドンがあるので日本の武装をという留学生もいた。」「駅前での署名は良く、協力してもらった。東京での署名よりも良い感じだった」

3班:「サインするだけでなく、私たちに興味をもって話しかけてくれる人がたくさんいて、うれしかった。」「初めて会う私たちにも色々質問して知ろうとしてくれる人もいて、何度も会ってもあいさつしてくれる人がいるのはとても嬉しい。」「みんなフレンドリーで楽しくできた」「しゃべれるようになった。憲法九条を守って欲しいというメッセージがたくさん集まってよかった」「ヒロシマ・ナガサキをはじめ世界のヒバクシャの実態、思いを世界中の人に伝えられるよう、直接受けついで行く活動、英語の勉強をしっかりしていきたいと思う」「対話が楽しかったです」「みんな温かくて楽しくできました」「世界で通用する英語力と度胸をつけたいと痛感しました」

4班:「“ヒロシマ”“ナガサキ”はWPF参加者には知られていた」「日本と同様、断る人もいたが、署名する人に折り鶴など渡すととても喜ばれました」「日本でよりも賛同者が多く、対話も出来ました。若者のカップルがやってきて『母親が署名して戻ってきてあなた達もやって来たらと言われて来ました』と話してくれました」「89才の老体、班の皆様にお世話になりピースを全うしたいと思います」「フォーラムの中ではほとんどとれるが、外では5:5位と思った。核廃絶の世論は余地が大」

5班:「若い学生2人が署名。気軽に日本留学生と話す。9条守ろうの日本の世論に驚きの声」「大学校内を走る自転車から降りてうなずいて署名をして下さいました」「写真を撮ったり、タペストリーを持っていたりしていて直接署名の数はありません」「駅前ではタペストリーがたくさん出てよかったです。自分から署名しに来てくれた女性もみえました」「路上のバス停前で通行人への配慮が時には難しい」「外国での署名は初めてでした。反応が良かったように思いました」「外国での行動はやはり言葉の壁があり大変でした」「言葉の壁があり苦労しました」「外国での行動は初めてでした。楽しい行進と国際連帯に励まされて、足取り軽く『プリーズサイン』と訴えて快くサインをもらいました。うれしかったです。」

6班:「娘(真由3才)と共に『サインプリーズ』と頑張りました。『母はヒロシマのヒバクシャだ』と言うと、『体は大丈夫か?』と言ってくれる若者もいて心が温まりました」「被爆者の声を全世界へとどろかせよう!」「被爆者を理解せよと云うのは大変無理なことと思いました」「カナダ、バンクーバーイニシアチブを世界の都市、議会へ広げよう!!」「反核運動と護憲運動は日本の民衆の人類史への貢献。しかし、戦争責任と戦後責任をしっかりとることは表裏の関係」「プリーズサインだけしかしゃべれず対話の時困った」「ピース・サイン」でとにかく立ち止まってくれますが、断られる数の方が多くありました。

7班:「フォーラム参加者はもちろん、市民も核兵器廃絶への関心は高いようです。『ここは日本じゃない、出て行け』とどなる男がいたが、市民が彼に抗議しているのが印象的だった」「石川県の金沢の交差点の署名よりは反応がよかった」「世界の諸悪の元凶がアメリカ・ブッシュ政権であることは明らか」「英語で署名してくださいと言っても、その後詳しい内容について説明できなかった」「平和や核について考えをもっている人が多いなと感じた。とてもフレンドリーでやりやすかった」「昨年のニューヨークより反応がよかった」

8班:「少ないですが署名がとれてよかったです」「参加できて良かったです。気持ちよくこたえてくださいました」

9班:「よかった」「しっかり英文を読んで署名してくれた人が多かった」「すばらしかった」「楽しかった」「よびかければこたえてくれるので楽しかった」「街頭での署名は、日本と違って『ノー』とはっきり言う方もおられた。折り鶴は笑顔で受取ってくれました」「署名行動の時、バックグランドで人寄せに歌をうたっていた」「パレードの後、サンセットビーチでたくさん協力していただきました」

10班:「大学は反応良好。駅の付近、米国人旅行者は反応不良」「天気良くて行動しやすかったです」「青年のつどいで私の被爆体験を聞いてくれたと思う。憲法九条の世界的な広がりを知って心強く思います」「ノーモア・ヒロシマ・ナガサキの呼びかけだけで訴えた。」「サインプリーズの言葉でにこやかに署名していただきましたが、説明できる英語力がないので残念」「英語ができないので、話が発展しないのが悔しい」「世界中の平和の思いを感じた。こんな楽しい署名行動ははじめてだ」「はじめて署名活動しました。もっと英語力をつけたいと思う」

11班:「カナダ、ポルトガル、アメリカ、韓国等、多士済々の署名集まる。『アメリカ人でもいいのか?』『もちろん!!』etc.」「英語もまったく分からない私も皆さんに負けないよう頑張りました。反応はボチボチでした」「Vサイン、親指で『グッド』『ファイト』や目で『私もそうよ!』と送ってくれる人々が。短期間にこんなに(310筆)集められたのははじめてでした!」

WPF日本原水協代表団ニュース

発行:日本原水協WPF代表団事務局  ハワード・ジョンソンホテル 306号
【2006年6月28日 NO.6】

WPFの成果を8月の世界大会、10月国連へ!

共同代表からのメッセージ

 日本原水協WPF代表団のみなさん、23日から開催されてきた世界平和フォーラムも、本日(28日)で閉会式を迎えます。明日朝にはAコースの参加者が帰国します。代表団全員が集まる機会がもてない中、共同代表の4人の方からの団員のみなさんへのメッセージを紹介します。

国分 稔(全商連会長)

 世界平和フォーラム参加の皆さん、お疲れ様でした。

 気候も、食事も、言葉も、通貨も全く違うバンクーバーの街で、宣伝、署名、各分科会にと積極的な行動は、日本の侵略戦争の実態、広島、長崎の被爆の惨状、日米安保条約に基づく日本政府のアメリカの軍事戦略に追従している現状を訴え、反核・平和の国際世論を一層喚起し発展させる行動であったと確信しています。

 憲法9条が言葉だけでなく、真に「世界の宝」であることも新たな発見でした。

 改憲手続き法案、新教育基本法案、共謀罪、在日米軍基地再編強化、日米軍事共同戦略問題とともに、8月原水爆禁止世界大会、秋の国連に向け運動の成功のために、是非、原水協の活動と今回の教訓を地域、職場で日常的対話に生かすことができればと思います。

西川征矢(全労連副議長)

参加者の中には、戸惑いを持たれた方もあったかもしれません。しかし、さまざまな傾向や組織の性格の違いをこえ、100カ国から5000人もの人々が集まり、世界の平和について考え、話し合ったことは今後の世界の運動に大きな影響を与えます。

とりわけ核兵器廃絶とともに「九条」についてのフォーラムは、「九条」を護る闘いを一挙に国際的スケールに押し広げました。このことに確信を持ち8月世界大会の成功とともに秋に向け、国民過半数の対話・署名を力強く押し進めましょう。

谷口稜曄(長崎被爆者)

世界平和フォーラムに参加された皆さん、バンクーバーでの連日の行動お疲れ様でした。

被爆国日本の代表として、多くの外国の人達との交流はもとより、ここバンクーバーの人達との交流も深まったことと思います。此処に結集された皆さんは「核兵器廃絶・憲法九条を守る」平和メッセンジャーとして、次の行動、とりわけ8月の世界大会の成功に向けて行動を進展させてください。

小松久子(新日本婦人の会副会長)

 スカイブルーの空の下、「いつでもどこでも署名」を合言葉に、あらゆる機会を活用して「すみやか」署名を旺盛にとりくみ、WPFの第1の目的をやりとげた代表団のみなさんに心から敬意を表します。

 この6日間、世界の反戦・平和の流れと連帯し、核兵器廃絶!憲法9条守ろう!米軍基地反対!等の熱い語り合いは、これからの活動の大きな力になりました。短時間の海外女性との感動の交流もでき、世界大会での再会をよびかけました。2006年世界大会成功へ、秋の国連総会へ500万署名達成めざし、草の根からのとりくみを大きくひろげていきましょう。お疲れ様でした。

「9条守れ」で心一つに

バンクーバー9条の会と交流

27日夜バンクーバー9条の会の主催で、WPFに日本から参加した各団体が招待され、チャイナタウンの海鮮酒家で、バンクーバー在住の日本人の方々との交流会が行われました。原水協代表団からは約130名が参加しました。

 バンクーバー在住で、昨年亡くなった広島の被爆者、絹子ラスキーさんは、生前、学校で被爆の実相を語り、折鶴を子供たちに教え、ノーモア・被爆者の声を広めました。絹子さんの生前の写真が、世界平和フォーラムのポスターに登場しているように、その平和への貢献は、フォーラムのシンボルになっています。光栄なことに、絹子さんのブロンズ像は、ご家族と製作者の手で、日本被団協と日本原水協の代表に贈呈されました。(上写真

 会場は、原水禁、ピースボート、法律家、学者たちも一堂に会し、バンクーバー在住の日本人や9条の会のみなさんと、活動の交流に盛り上がり、今後も協力して日本と世界の平和を守る活動をおこなうことを誓い合いました。うたごえの「ねがい」の合唱など、原水協代表団も大いに盛り上げた交流会でした。

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