アメリカ政府による未臨界核実験計画の即時中止を要求する
2006年2月22日
原水爆禁止日本協議会
アメリカ合衆国大統領
ジョージ・W・ブッシュ殿
貴国エネルギー省は、未臨界核実験「クラカタウ」を英国と共同で23日にネバダ核実験場で行うと発表した。
米国政府は、この間も核兵器を「通常兵器と区別することなく使える」ようにすることをくり返し明らかにし、「信頼性のある代替核弾頭計画」などの名で新型核の開発をすすめている。米国の核開発はまた、「核拡散」の最大の誘因となってきた。
今回の未臨界核実験が、こうした新型核開発の一環であることは明らかであり、核兵器のない平和で公正な世界を願う世界諸国民への挑戦といわなければならない。
我々は、未臨界核実験計画に抗議し、計画の即時中止を要求する。2000年5月に米国政府自身も同意した「自国核兵器を完全に廃絶するという明確な約束」を誠実に実行すべきことを強く要求する。
|