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声明
朝鮮半島非核化の六カ国声明を歓迎し、
誠実な実行と核兵器廃絶へのいっそうの努力をよびかける

北京で開かれていた北朝鮮、韓国、中国、日本、アメリカ、ロシアの六カ国協議は、9月19日、朝鮮半島の非核化についての共同声明を発表しました。日本原水協は、核兵器廃絶を一貫して追求して、朝鮮半島の非核化と問題の平和的解決を主張してきた立場から、この合意を心から歓迎します。

今回の声明は、まず北朝鮮が核兵器と既存の核計画を放棄することを受け入れています。また、米国も朝鮮半島において核兵器を持たず、北朝鮮に核・通常兵器による攻撃・侵略する意図がないことを確認しています。韓国もまた、自国領土内に核兵器をおかない約束を再確認しました。

また「声明」は、米朝間の相互の主権尊重、平和共存とともに、日本と北朝鮮の関係についても、「不幸な過去を清算」し、「懸案事項」を解決することを基礎に国交正常化をはかることをも約束しています。

日本原水協は、これらをふくむすべての合意事項を全当事国が誠実かつ速やかに実行することを求めるものです。

同時に、日本原水協は、核兵器による脅迫と核拡散の危険な悪循環をくりかえさないためにも、核保有国をふくめ、国連とすべての加盟国政府が核兵器全面禁止の努力にただちに着手し、推進することを強く呼びかけます。また、世界唯一の被爆国であり、不戦を誓った憲法9条を持つ国の政府として、日本政府がそのためのイニシアチブを発揮するよう要求するものです。

2005月9月21日

原水爆禁止日本協議会

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