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原水協通信

毎月発行している日本原水協の機関誌です。国内外の反核平和運動についての情報が満載です。 日本原水協のウェブサイト→ http://www.antiatom.org/

「核兵器の全面禁止を!」

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【インタビュー】瀬戸内寂聴さん、選挙を語る

瀬戸内寂聴さん

 

日本原水協は12月4日、『原水協通信』2013新年号に登場いただくため、瀬戸内寂聴さんのインタビューを都内で行いました。前半は総選挙のことを中心にした内容になりました。寂聴さんのご了解もいただき、その部分を原水協活動交流ニュースとして公表します(インタビュー全体は新年号に掲載されます。ご期待ください)。

していること、言っていることがぶれない政党に入れるべきね

今度の選挙はもうムチャクチャね。どこに入れていいかわからないと、みんなが色々言いますね。言うことすることぶれる人はだめですね。 広島・長崎と、原爆の被害に世界で唯一あっている日本が、原発に対して無神経ということは不思議なことです。人間に忘却という能力が与えられているのは恩寵(おんちょう)ですが、忘れてはならないことを忘れるのは業罰(ごうばつ)です。 今日の読売新聞(12月4日)には「脱原発だとかしきりに言うけれど、それじゃどうやってそれが実現できるかという方法を言わないのは間違っている」と言って、「選挙の時はそこをよく考えて入れろ」と書いてあるんですね。でも、原発が怖いということは、今度の福島のことでわかったじゃないですか。チェルノブイリは遠いからピンとこない人も福島は目の前に見たじゃないですか。その後始末ができてないんです。しかし、今度立候補した人たちの演説を聞きますと、誰もそれにふれない。そして、被害者たちをどうするかということは言ってないですね。選挙に勝てばいいという考えでしょ。脱原発と言えば有権者が入れてくれるらしいからというので、急に乗り換えて脱原発になったりして、本当に国民の側に立っていないですね。していること、言っていることが。やっぱり、ぶれていない政党に入れるべきです。その点では共産党は一貫してぶれないですね。 この選挙結果で来年のことも決まるでしょう。私たちには幸福になる権利があるんですから、どうしたら自分たちの幸福を守るかという方向に持って行かなければならないと思いますね。

核兵器のシミュレーションなどして戦争になると日本はなくなります

核兵器を持っていないと国際的な発言力が下がるとか、核兵器は必要だと弁舌さわやかに言うと、国民がそうだそうだと思うんですね。核兵器のシミュレーションぐらいしたらいいんだと外国特派員協会で言ったりしたことは、このままじゃ中国にやられると思っているからでしょ。だけど、アメリカと同盟を結んだって、いざとなったらアメリカは中国と戦いませんよ。もし戦ったら、両方が日本を助けるはずがないですからね。日本が沖縄みたいに両方から攻められて、盾になってしまって、日本が戦場になってしまうでしょう。その後はアメリカの州のひとつになるか、中国の省のひとつになるかで、将来日本はなくなりますね。そういう恐怖感というものはみんなあまり持っていないですね。

平和な日本は憲法9条のおかげですよ

国際的な流れで言うと核兵器はなくす方向は決まっているじゃないですか。どうしてそれに準じないのでしょうか。日本は原爆攻撃を二度も受けているんですよ。その日本で核兵器がなければいけないというのはおかしいと思います。この67年間、日本は一応平和に過ごせたじゃないですか。それはやはり憲法9条のおかげですよね。その憲法を変えようとしていることから、全部発生しています。国民がそれをよくわかってないんですね。

今度の選挙は天下分け目ですね

今度の選挙は本当にどうなるんでしょうかしらね。天下分け目ですね。でもマスコミではすでに自民党が取るということになっているでしょ。どうして?あれは不思議でしょうがないです。私はずっと共産党に入れているんですよ。でも入れても、入れてもほとんど取れないので私は党名を変えろというのが主張なんです。なんでもっと親しみのもてる名前に変えないのと何度も言ってきたの。でも今となっては党名を変えない方がいいみたいですね。いろんな政党が出てきてしまって。太陽の党なんて5日間しかもたなかったですからね。

【動画】ちひろカレンダーを南相馬市の仮設住宅に届ける

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【茨城】『原水協通信』茨城版2012年10月号

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【福島】県内4カ所で6・9行動

この時期お祭りが多いのですが、そんな中でも地域原水協の皆さんは6・9行動を欠かしません。いわき原水協は駅前でお昼休みの1時間、10人参加でオスプレイ反対の署名と一緒に85筆を集めました。耶麻原水協はコープ前6・9行動を7人で行い55筆。須賀川高校前ではたった3人で34筆も!

福島市は15人参加でもなかなか苦戦し44筆でしたが、めずらしく2000円カンパあり。50代くらいの女性からは「こういうこと、みんなやりたいと思っていてもわからないから、もっとやっていることを広く知らせたほうがいいよ」とアドバイスをいただきました。

【奈良】高田おかげ祭会場前で風船を配りながら署名行動

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【日本原水協】9・13政府・東電への抗議・要求行動 ふくしまは黙っていない 農民連の東電本店前行動に参加

農民連(農民運動全国連合会)は9月13日、政府、東電に対して、大飯原発再稼働反対、原子力規制委員会の人事案は許せない、東電の賠償逃れは許さないなどの要求を掲げた行動を行いました。

13時からは東京都千代田区の東京電力本店前で抗議・要求行動。福島からバス5台で参加した200人を含め250人が参加。日本原水協からも2人参加しました。

福島の農民のみなさんは、「きれいな土地を返せ」「全県民に損害賠償を」「原発やめろ」「怒」などのプラカードを持って参加し、東電に向けて怒りのシュプレヒコールを行いました。

【神奈川】いわさきちひろカレンダー普及ニュースNo.1

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【日本原水協】被災地の仮設住宅に愛と平和のいわさきちひろカレンダーを贈ろう

東日本大震災と福島第1原発事故から1年半を迎えた今日も、引き続き、様々なたたかいと取り組みが行われています。こうした中、全国のさまざまな団体が被災地への支援活動を継続しています。

日本原水協は、1975年(76年版)から始めたいわさきちひろカレンダーの2013年版を被災地に贈るキャンペーンにとりくんでいます。

昨年、各地の原水協、団体・個人の募金で1000本を超えるカレンダーを贈ることができました。

ある仮設住宅では、「わあ、きれいな絵だわ」「部屋が明るくなったね」の喜びの声が寄せられ、わずか30秒たらずで1箱(25本)がなくなりました。福島市内の仮設住宅でも、「かわいい絵で、すごく癒やされます」と喜んで受け取ってもらいました。

今年も仮設住宅で生活を送る一人でも多くの人に「愛と平和のちひろカレンダー」も届けるため、是非、ご協力ください。

【宮城】世界大会に向けた学習会開催 塩釜市長へお見舞い金贈る

宮城県原水協は7月10日、原水爆禁止2012年世界大会に向けた学習会を行い、33人が参加しました。

世界大会代表は40人になり、目標の60人までもうひとふんばりです。

「原爆展」も石巻市に続いて、塩釜市、仙台市、名取市、岩沼市、川崎町などで準備しています。

7月5日には塩釜市長を訪問し、真壁完一代表理事から佐藤昭市長に「お見舞金」を手渡しました。

また、10日の学習会では、高草木博日本原水協代表理事から自治体への「お見舞金」と、「支援金」が真壁代表理事に手渡されました。

(宮城県原水協事務局長・熊谷正治)

【奈良】大和高田竜王宮おまつり会場前で平和宣伝

大和高田市原水協は7月8日、大和高田竜王宮おまつり会場の前で、原水協のよびかけで平和宣伝を行い、「原発再稼働抗議、原発ゼロ、核兵器ゼロ」を呼びかけました。

お祭りに参加した若い親子連れの関心は高く、用意した原発ゼロ風船100個はあっという間になくなり、核兵器廃絶や原発ゼロ署名は75筆集まりました。

(大和高田市原水協事務局長・高崎大史)

いわき市平和行進に連帯し東京から日帰りバスツアー

「ふるさとをかえせ!」―。被災地連帯の横断幕を掲げて歩く国民平和大行進は6月27日、福島県いわき市を行進。東京から11人が日帰りバスツアーで応援に駆けつけ、交流会、行進、署名行動に参加しました。前川史郎事務局員の報告です。

東京からバスで参加したのは、全教、全労連、JMIU、神奈川県原水協、都庁職労組の代表。

正午過ぎにバスがいわき駅前に到着した時、ちょうど街頭宣伝が終わったところで、合流しようとしたら行動参加者から拍手と歓声が上がりました。聞くと30分程度の行動で144筆の署名が集まったとのこと。地元の方は、「原発事故後、今までは反応が薄かった背広姿の男性たちが変化してきた」「毎月同じ場所で16年間、6・9行動を続けているので信頼を得ているのだろう」などと話していました。

午後は、福島勤労福祉会館で交流会が行われ、原発問題住民運動全国連絡センター筆頭代表委員の伊東達也さんが原爆と原発の関係を「わが国の外交政策大綱」(昭和44年9月25日外交政策企画委員会)という秘密指定解除文書のコピーも紹介しながら日本の原発推進政策の背景を解明。また、原発からの撤退をめざす運動を報告しました。

北海道→東京コース通し行進者の米山幸子さんも福島を歩く中で見聞きした仮設住宅で生活している方の苦しみ、災害復興が遅れている実態などを報告されました。

その後、労災病院玄関前から行進スタート。出発直後、交差点にいる3人の女の子が行進団をジッと見ていたので走って行って話しかけました。「先頭にいるオレンジ色のタスキをかけた人が北海道から歩いてきたんだよ」と言うと目を丸くする3人。「『げんばく』をなくそうとアピールしながら東京まで歩いて行くんだよ。一緒に歩かない?」と誘うと、帰り道と同じ方向だったので行進団の列に入り、手を繋いで歩いてくれました。

さらに、バス停にいる高校生たちにも「北海道から東京まで歩いています」と話しかけると「ウソ!マジで!?死ぬよ!!」と大騒ぎ。核兵器をなくすためだと説明すると、そろって「応援していまーす!」と手を振ってくれました。

行進のゴール地点、内郷駅頭では、下校時間の高校生たちが電車を待っている姿を見つけ、いっせいに署名をお願いしたところ、次々と署名をしてくれました。

また、タクシードライバーに署名をお願いしたり、住宅訪問で呼びかけ、30分で143筆の署名と200円のカンパが寄せられました。

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【広島】大飯原発再稼働宣言に対し内閣総理大臣に抗議文送付

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緊急国会前行動で大飯原発再稼働を許さないとシュプレヒコール

原発をなくす全国連絡会が緊急に呼びかけた「大飯原発再稼働を許さない緊急行動」が4月18日午前11時半から12時まで衆議院第2議員会館前で行われました。

全労連が司会し、科学者会議の代表があいさつ、日本共産党の井上哲士参議院議員が国会情勢報告を行いました。井上議員は関西電力の電力需給計画の問題点を指摘し原発がなくても電力は足りていること、世論と運動の力で京都府や滋賀県の知事が連名で「脱原発依存」を要望していることなどにも触れて、5月5日のこどもの日には稼働する原発はゼロを実現し未来を担うこどもたちにプレゼントしようと呼びかけました。

原発問題福井県連絡会からのメッセージが紹介され、自由法曹団、新婦人、農民連、原発センターの代表が決意を表明しました。最後に民医連の青年の音頭でシュプレヒコールを国会に向けて行いました。

【岩手】仮設住宅を訪問し、ちひろカレンダーを届ける

いわさきちひろ作品普及会に岩手県山田町の青少年の家仮設住宅に住む佐々木道雄さんから2011年版カレンダーのアンケートが届きました。

カレンダーをどこで買い求めたかの質問に、「仮設住宅なので配られていました」と書かれていたことから、日本原水協の被災地支援の一環として岩手県にも贈られたものだとわかりました。

カレンダーの感想は、「とても癒されました。特に、11・12月の赤ちゃん(の絵は)、1月になってもそのままかけています」とのこと。

これを受けて、山田町職員組合の山崎公生書記長は3月29日、佐々木さんのご自宅を訪問し、2012年版カレンダーを手渡しました。

▲昨年のカレンダーが掛かった壁の前で佐々木さんにカレンダーを手渡す山崎書記長

【福島】県原水協通信2012年4月号

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