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原水協通信

毎月発行している日本原水協の機関誌です。国内外の反核平和運動についての情報が満載です。 日本原水協のウェブサイト→ http://www.antiatom.org/

「核兵器の全面禁止を!」

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【国民平和大行進】入戸野福島大学学長が歓迎あいさつ

入戸野修(にっとの おさむ)福島大学長挨拶

2013年原水爆禁止国民平和大行進・北海道−東京コースは6月24日、福島大学で入戸野修(にっとの おさむ)福島大学長の歓迎挨拶を受けました。

以下、あいさつ全文を紹介します。

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福島大学の入戸野です。

本日は、国民平和大行進の「通し行進者」の皆様を福島大学にお迎えできますことを、大変光栄に思います。また、私としては、原発事故を受けた一福島県民として、改めて「核兵器全面禁止を訴える重要性を再認識させていただいた」という点で、大変感謝しております。

日本では、1958年からこの運動が、核兵器のない世界へと、国民の反核平和への願いを訴え続けて継続されていること、また、世界でもさまざまな反核平和の運動が実施されていることは、いかにこの訴えが人類にとって重要であるかを改めて認識させられております。

一昨年、大地震・津波・原発事故による放射能物質の拡散・そして風評という経済的被害を被った福島県民は、いま新しい福島の復興に向けて「ふくしまからはじめよう!!Future From Fukushima」をスローガンとして掲げて、復興再生に向けたさまざまな取り組みを展開しております。

地元の大学・福島大学として、昨年4月に創設した「うつくしまふくしま未来支援センター」も竣工し、約50人ほどの専門家が、新たに起こっている各種の支援活動に積極的に取り組んでいるところです。また、原発事故により拡散された放射能物質の動態挙動の基礎的研究を、国内外の専門の研究者を結集して取り組む「環境放射能研究所」を今年7月に創設し、その研究成果を福島県の除染技術の開発や農作物への安全生産管理へと応用することを目指しております。福島の復興は、まだまだ道半ばであると認識しております。

こうした中で、皆さんのこの度の「原水爆禁止国民平和大行進」の活動は、希望の光を求めている私たち福島県民の一人ひとりを力強く勇気づけてくれるものと感じております。

皆さんに代わり、御礼を申し上げます。「励ましをありがとうございます」。

「通し行進者」として直接に加わらない私が多くのことを言うことはできませんが、平和行進がますます国民世論の結集につながることを願ってやみません。

行進が予定通り進行し、目的を達成されますことをお祈りいたしております。

本日は、福島大学にお立ち寄りいただき、ありがとうございました。

マラヤ・ファブロスさんの行進日誌49日目

20130623-231830

平和行進四十九日目:向日市、長岡京市、八幡市

今日のコースは向日市、長岡京市,大山崎町を歩いて終点は八幡市役所でした。最初の3つの市はかつて京都に都が移る前の古い都だった場所です。約1000年も前の事です。今の日本の首都は東京です。

日曜日だったので子どもたちの参加もあって楽しかったです。朝は大雨でしたがそのお陰で気温が下がりました。平和行進中は小雨が降ったりやんだりのお天気でした。

若い方の参加もありました。はったさんとの再会もありました。彼女は私の日本語でのコミュニケーションを助けてくれました。はったさんは元高校の英語の先生です。現在は京都平和委員会で熱心に活動されています。最初にあったとき京都原水協と京都平和委員会の事務所は隣同士かと私は彼女に尋ねたら、笑ってそうだと教えてくれました。愛知でもそうだったからもしかしたらと思ったのです。

よねしでさんという京都の通し行進者の方(彼は2010年は東京-広島間を歩かれたそうです!ワォ!)が開会集会で沖縄のことについて話されました。今日は沖縄戦が集結した記念日であり、沖縄では大きな慰霊式典が行われました。

他にも自治体関係者の方が開会集会では挨拶してくれました。

私はお医者さまから長距離を歩くことを控えるように言われているので、これから1ヶ月はバンからのアナウンスが多くなりそうです。実は今は私の膝の問題を今後どうするかについての日本原水協からの指示を待っているところです。しばらくの間は平和行進に歩いて参加するのではなく、声で参加することになりそうです。本当に早く前みたいに自由に歩けるようになりたいです。だってそのために日本に来たんですから。

ところで、今私たちは関西にいます。滋賀県からが関西地方になります。日本は複数の都道府県で構成されています。東京とその近県は関東地方、愛知、岐阜そして静岡県は中部地方と呼ばれています。

関西地方は他と異なる方言があります。私が理解しているところでいえば関西弁は標準語と基本的には同じですがアクセントが違うようです。

けいこちゃんとたくや君が関西弁で「こんにちは」をどう言うのか前に教えてくれました。関西の皆さんは日本でも一番フレンドリーだそうです。私もそう思います。

そこで私たちは「いいね!」と「今でしょ」コールの京都版を考えました。関西風に読むという訳です。歌声グループの皆さんが昨夜と今朝、関西弁での言い方を教えてくれました。「いいね!」は「ええねん」と最初にアクセントを置いて読むみたい。「今でしょ」は「いまでしょ」の「ま」の所を強く言うみたいです。もしかしたら次の地方に行ったらまた違う言い方に変えた方がいいかもしれませんね。

最近私の日本語のアナウンスもすこし語彙が増えてきました。自己紹介とコールをする前に皆さんを励ます内容です。

こんな感じです。

ミナサン オハヨウ ゴザイマス

ワタシハ マラヤ ファブロス デス

フィリピン カラ キマシタ

ミナサン チカラ イッパイ ピースコール ヲ シマショウ

コールが終わったら

スバラシイ!

と言います。

それから Thank you!です。

お昼ごはんの後で少し自由時間があったので、はったさんが私に動くツルの折り方を教えてくれました。これは普通の折り鶴とは違う折り方です。しっぽを引っ張ると羽根が動くのです。平和行進の参加者の中には歩きながら子どもたちにこれを手渡している人たちもいます。

はったさんから折り紙はインドが発祥で日本で発展したと教えてもらいました。

左側が普通の折り鶴で右側が動くツルです。

また、はったさんとお天気の話もしました。今年は梅雨がかなり遅いそうです。これは平和行進の参加者にとっては朗報です。フィリピンやアラブ首長国連邦の天気についても聞かれたので、ドバイの7月と8月の日中の気温が50度を超えることを教えたらとってもビックリしていました。ははは!

でも日本では先週暑さのために心筋梗塞で亡くなった方もいるそうで驚きでした。

それから今日は古い友人のふみちゃんにも再会しました!彼女と彼女のお母さんは午後から平和行進に参加していました。約2年前の夏、彼女には2日間の京都観光に連れて行ってもらったことがあります。清水寺、三十三間堂、東寺、そして嵐山を観光しました。どこでもふみちゃんは「秋は景色がもっとすばらしい」と言っていました。絶対に秋の方が奇麗だろうと思います。京都と広島は夏は本当に暑いことで有名なのです。だからこれを読んでおられる親愛なる平和行進者の皆さん、頑張りましょうね!!

最後に北海道―東京コースを歩いている平和行進についても書いておきたいと思います。現在このコースは福島を歩いています。日本原水協のぶんちゃんも今日は福島を皆さんと一緒に行進しています。既にご存知の方が多いと思いますが、福島は2年前に東北地方を襲った津波に寄って原発事故に見舞われました。残念なことに現在の住民の皆さんの状況はあまり報道されなくなってきています。被災地の多くがまだ復興しておらず、多くの皆さんが放射能の影響に脅えています。

一番問題なのは、政府自身が福島の被害の実相を国民に伝えていないことです。実際の報道は現状とかけ離れており、現地の人々は放射線量を測定され、明らかに問題だと思われる結果も出ているのです。

福島の放射能漏れの被害者らは新たな被ばく者にされてしまっているのです。

日本の平和運動に関わっておられる多くの皆さんは、とりわけ広島と長崎の被爆者の皆さんは福島の被災者の皆さんをサポートしています。

これは平和行進の世界大会の呼びかけが以下のように変わったことでも示されています。

ノーモア ヒロシマ

ノーモア ナガサキ

ノーモア フクシマ

ノーモア […]

【国民平和大行進】行進ペナントに初めて「福島県」と記名。「核兵器全面禁止のアピール」署名と原爆展を要請

福島県に要請

福島県知事に要請

6月24日、午前10時に福島県庁に到着した被災地平和行進(中通りコース)は、福島県知事への要請行動を行いました。

県からは知事直轄政策調査課の宮村安治課長と同課の山内建史主任主査が応対。「核兵器全面禁止のアピール」署名への知事の賛同、行進ペナントへの記名、原爆写真展の開催や被爆体験を聞く会など、非核平和行政の推進について要請しました。

最初は、「知事も核兵器廃絶の気持ちはみなさんと一緒。しかし、いろいろな署名があるので」(宮村課長)との返事でしたが、安井正和日本原水協事務局長から、核兵器廃絶は党派を超えた課題であり、現職の首長が世界大会パンフで核兵器廃絶、原発ゼロを訴えていること、署名には潘基文国連事務総長も支持し、国内で280万筆が集まっていること、広島、長崎など8道県の知事も賛同し、埼玉県では知事の顔写真入りの署名用紙がつくられ、多くの県職員も署名していることを紹介。「わたり福祉会」の町田さんも被災地福島だからこそ、核兵器廃絶のために立ち上がってほしいという思いをこめて署名することをお願いしました。

こうした訴えに、宮村課長は、「私たちが署名していいですか」と、その場で山内主任主査と署名し、ペナントにも「福島県」と記名しました。こうした場面はこれまでになかったことです。この要請には、宮川絵美子、宮本しづえ両県議(日本共産党)が同席、県議からは参加者においしいアイスクリームの差し入れがありました。

被災地平和行進中通りコース3日目、行進は市内のわたり病院を出発。わたり病院の若い職員が先頭の横断幕を持ち、アナウンサーも担当。若い声で「いいでしょ!コール」「今でしょ!コール」「んだ、んだコール」をしながら明るく行進しました。

福島医療生協から今年も3人の代表を原水爆禁止世界大会に送ります。その中ですでに参加表明した理事の西坂稔さんです。3、40年前に広島の大会に参加。長崎は初めてです。沿道の応援に大きく手を振って応えて歩きました。

【国民平和大行進】福島太平洋コース、被災地小高をゆく

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宮城県から福島県へ引継ぎ

北海道―東京間の2013年原水爆禁止国民平和大行進・太平洋コースは6月23日、宮城県から福島県へと引き継がれました。引継ぎ地点の新地町役場前には、地元相馬・双葉原水協の大内秀雄さんや県原水協事務局長の石堂祐子さんなど福島のみなさん、ツアーで参加した東京、神奈川、京都、兵庫などの代表、日本原水協事務局などおよそ50人が参加、行進旗や被災地連帯旗を受け継いで、新地町と相馬市の市内を元気に行進しました。

「いいねコール」や「今でしょコール」でアピール

浜通りの行進二日目の24日、相馬市の松川浦から出発。道行く除染や復旧作業のトラック運転手、地元住民に、「核兵器の廃絶、いつやるの?」、「今でしょ!」、「被災者への補償、いつやるの?」「今でしょ!」など、「いいねコール」や「今でしょコール」でよびかけました。

続いて、今も避難が続く南相馬市小高区の住民が多く避難する鹿島区の仮設住宅では、コールを聞いて5人が手を振って出迎え。全員快く、「核兵器全面禁止のアピール」に署名し、話が弾みました。農業をしていたという女性は、「これまで食べる米を援助してもらうなど考えたこともなかった。自分で米を作れないのはつらい」と語っていました。「暑い中大変でしょう」と飲み物をふるまってくれる人も。

南相馬市からペナントに署名いただく

午後の南相馬市市役所では、復興企画部の阿部貞康部長が応対し、ペナントも快く「南相馬市」と記載。高草木代表理事は、昨年浪江の馬場町長とともに小高の高校生がおこなった訴えが、会場を涙に包んだことに言及しながら、「是非これからも市長や市の行政関係者、市民のみなさんが世界大会に参加してほしい」とよびかけました。

住民が一人もいない小高区を行進

この日の行進のハイライトは、昨年4月以降、立ち入りが可能になった南相馬の小高区です。小高では、住民が昼間に立ち入ることは自由になりましたが、住むことはできません。その中を平和行進は、「今でしょコール」「いいねコール」を響かせながら住民が一人もいない「繁華街」を行進、時々通る作業のトラックからドライバーが手を振る光景もありました。

小高から宿舎の相馬に戻る海岸線のコースは、津波の塩水と放射能で汚染されたかつての田んぼが、今は荒れ地と化しています。改めてあの洪水とともに東電福島第一原発事故が引き起こした被害の大きさに一同、息を飲みました。

渡部寛一南相馬市議の案内で2年ぶりの行進

昨年は行進できなかった南相馬市小高区は、居住はできないものの立ち入り制限が解除になったため、2年ぶりの行進が実現しました。震災当時の住民の避難、原発爆発の危険が迫るなか、自衛隊と協力して行方不明の住民の捜索に当たったことや、現在の市民の避難状況や困難な生活について、南相馬市の渡部寛一市議が案内しながら説明してくれました。

人気のない街は、時おり除染作業や復興事業のトラックや作業車が通行するだけで、倒壊した家屋の片付けも進んでいません。小高駅前の自転車置き場には、2年前の3月11日に高校生が残した通学用の自転車が何十台も放置されたままでした。行進団は、ぽつんぽつんと営業を再開している商店やガソリンスタンドで働く人々に手を振りながら、ピースコールを響かせて行進しました。

南相馬市の東生涯学習センターで開かれた交流会には約30人が参加。地元・南相馬の渡部議員や荒木議員が被災当時の様子や、市民生活の現状などを説明し、全国の人たちに伝えてほしいとよびかけました。

参加者はそれぞれの状況を「2年経ってようやく話せるようになった」と言いながら、現在直面している補償問題、生活再建などの努力や困難を語り、「震災も原発事故も全く終わっていないことを広く知らせてほしい」と訴えました。「核兵器と原発の根は同じだとわかった。広島・長崎のことをもっと知り、被爆者のたたかいからも学びたい」との声もありました。

(日本原水協代表理事・高草木博)

【国民平和大行進】被災地連帯平和行進が福島県へ 県民をないがしろにする国・東電に強い怒り 平和行進団に熱い支持と共感!

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山形から福島へ

6月22日、福島県境にある栗子峠のドライブイン前で平和行進の引き継ぎ式が行われ、国民平和大行進が山形県から福島県へと引き継がれました。

山形県実行委員会事務局長の情野さんは、「山形県ではどこの自治体でも歓迎され、政府への意見書を要請。核兵器廃絶の先頭に立つ自治体になってほしいと懇談しました。日本政府の態度を変えるために、私達の運動を一層強める時です」とあいさつ。福島のみなさんに思いを託し、通し横断幕、リレー旗、「被災地を忘れないで」の被災地連帯行進横断幕が渡されました。

福島県中通り行進スタート!「ますます声をあげなきゃ」

山形から引き継がれた行進は、東日本大震災と東電・福島第一原発事故で大きな被害を受けた飯坂町(飯坂温泉で有名)を行進しました。「わたり福祉会」から40人が参加するなど、飯坂からの参加者は84人と、昨年を上回る行進がとりくまれました。

「今年のコールは良かったよ~」と評判の、「いいね!」と「今でしょ!」コールを出発前に練習して中通り行進がスタート。指を突き上げる「いいね!」には参加者から「なんかコールが新鮮~」と。年配のお母さんたちもノリノリ。

昨年初めて参加したお母さんは、9条の会で南相馬市に行った話をしてくれ、「変わらない原発事故の爪痕を目の当たりにして、ますます声をあげなきゃ」と参加していました。

みんな元気に歩いて、いい顔いっぱいで手を振ると車や家から手を振ったり、頭を下げたり、南相馬市小高区から避難してきたお母さんは「ありがとう!ご苦労さま!」と応え、福島県原水協事務局長の石堂さんが今年のうちわを手渡し、交流されていました 。

国見町から福島市へ たくさんの人たちが応えてくれました!

中通りコース2日目の6月22日は、国見町、桑折町、伊達町から福島市に入る20kmを行進。1日目と比べて参加者は少なかったものの、沿道や行き交う車からの声援は数多く、行進団を最後まで励ましました。

この日、日本原水協の安井正和事務局長が国見町の出発集会から福島市民会館でのまとめ集会まで行進に参加しました。平和行進中央実行委員会の大越文さん、福島県内8日間を通して歩く愛知県瀬戸反核センターの田中詔子さん、2008年に通し行進した森悦子夫妻が参加し、行進を盛り上げました。

出発集会で安井事務局長は、昨年の世界大会で馬場有(ばば・たもつ)浪江町長が訴えた「私たちには日本国憲法で保障されている、幸福追求権、生存権、財産権という権利はないのでしょうか。これほどまでに我々の生活を、社会全体を破壊した原発は、まさに原子爆弾そのもの」との言葉を紹介し、被害者の苦しみには目を向けず、その場しのぎの無責任な東京電力。そして、原発再稼働と海外への原発ビジネス、憲法改悪に精を出す安倍首相の姿は、まさに「死の灰」商人そのものであると糾弾。「核兵器と人類は共存できません。おなじく原発とも共存できません。間違った政治は変えなければなりません。それを変えるのは私たち一人ひとり、草の根の声と行動です」と参加者を激励しました。

国・東電への怒りは大きい

宣伝カーでのアナウンスとともに、行進参加者が次々にマイクを握り、東電や国への怒りを訴えました。東電に完全賠償を求める県北の会の代表は、桑折町の仮設住宅にいる方々や桃農家の風評被害など、国が賠償責任を取らないことと、核兵器廃絶に被爆国日本が動かないことに憤る気持ちを訴えました。

参加者は、福島弁で「核兵器はいんねい!」「んだんだ~」とコールにして、みんなで手を振り、声をあげ沿道にアピールしました。

事務局の大越文さんは「福島の中通りの同じコースを歩いて3年目ですが、今年の反応はとてもいいんです」と語っているように、実際に、家から出てきて行進団を激励する人、車から身を乗り出して手を振り返す人、窓を開けて頭を下げる人、いいね!と親指たてて応えてくれる若い家族など、これまでにない反応がありました。 Ces hommes étant absorbés par ces débat sur ce paillage de à elles être sexuelle avec ce Viagra {effets secondaires Viagra https://www.bleuepil.com/utilisation-du-viagra.html Viagra 100mg}, les autres prérogative du Viagra près le […]

【国民平和大行進】沖縄−長崎コースが名護市辺野古から出発

沖縄行進出発

2013年原水爆禁止国民平和大行進・沖縄−長崎コースは6月16日、名護市辺野古海岸を出発しました。五十嵐成臣さんが通し行進者として歩いています。沖縄県原水協の佐事安夫事務局長のリポートを紹介します。

出発集会には150人が参加しました。梅雨明けでカンカン照りを心配しましたが、曇り空のすばらしい天気でした。

昼休みの到着前から雨が降りだし 昼食中は土砂降り。出発5分前にはピタリと止んでとても歩きやすい状態になりました。

到着地点で署名行動。募金が8千円余り集まりました。

明日は、金武町キャンプハンセン第2ゲート前から出発です。

平和行進実行委員会に名護市長からメッセージをいただきました。

市長メッセージ

この度は、核兵器廃絶国民平和行進の開催にあたり、貴実行委員会をはじめ、ご参集されました多くの平和を愛する皆様に、ご挨拶を申し上げます。

一昨年の東日本大震災以後、「核」を利用することに伴う「核」の危険性に対する国民の声は、ますます強く厳しいものとなっております。その中でも核を軍事目的として利用する核兵器は、あってはならないものであります。その思いから、本市では、一昨年、広島市と長崎市が主宰している平和市長会議へ加盟いたしました。平和市長会議は、2020 年までに核兵器の廃絶を目標とし、「2020 ビジョン(核兵器廃絶のための緊急行動)」の展開や被爆の実相を伝える活動などに取り組んでおり、本市も核兵器の廃絶を目指し、北東アジア非核兵器地帯を求める国際署名へ賛同したところであります。

本日の核兵器廃絶国民平和行進も今年で56回目を迎えると伺っておりますが、今年の平和行進も、核兵器のない平和な世界への思いを胸に一歩一歩 歩、頑張っていただきたいと思います。

私は、普天間飛行場移設問題に関しまして、「辺野古の海にも陸にも新たな基地は造らせない」との信念を貫く決意であり、平和行進が辺野古から出発することについて、意義深く感じております。

結びに、参加者の皆様におかれましては、体調には十分注意され、核兵器の廃絶を訴えて平和行進を無事終えられることを祈念するとともに、皆様方のご活躍とご健勝を祈念申し上げ、私のメッセージとさせていただきます。

平成25年6月16日

名護市長 稲嶺 進

【国民平和大行進】被災地連帯 陸前高田で震災後3年ぶりの平和行進

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▲クリック!

【日本原水協】原水爆禁止2013年世界大会のチラシや平和行進のうちわを配りながら6・9行動

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原水爆禁止世界大会まで残り2ヶ月となった6月6日、日本原水協は東京・上野公園で「核兵器全面禁止のアピール」署名を集める6・9行動を行いました。

世界大会のチラシを配りながら、2010年のNPT(核不拡散条約)再検討会議で世界189の国々が核兵器のない世界をつくることに合意したことを実行させるため、署名の力で国際政治を動かそう。被爆国である日本政府には核兵器全面禁止のイニシアチブと同時に、「核兵器の人道的影響に対する共同声明」に対して加わるよう訴えました。また、被爆者とともに原爆投下は戦争を終わらせるためではなかったということを被爆地から発信するために映画監督のオリバー・ストーンさんが世界大会に参加することも伝えました。

「核兵器なくそう」と書かれたうちわを配りながら署名を呼びかけると、通行人が次々と足を止め、憲法が変えられてしまうかもしれないことへの不安や戦争はいやだという思いが口々に語りながら署名に応じてくれました。

福島県南相馬市小高区から避難している82歳の男性が「福島第一原発が爆発してから2年以上経つが、まだ逃げ回っている。産業がないから原発誘致には賛成したが、まさかこんなことになるとは思わなかった。核兵器は論外。この運動は大事だね」と言いながら81歳のお連れ合いとともに署名しました。さいたま市から来た女性は「私は福島出身。原子力の平和利用なんて言ってインドに原発輸出するなんて許せない」と怒っていました。

埼玉、千葉などから遠足で訪れた中学生、また修学旅行で来たという愛知県岡崎市や福井県あわら市の中学生たちもこぞって署名。自分から署名しに来てくれた愛知県小牧市の中学生は「核兵器については学校で勉強したし、広島にも行った」と話してくれました。アメリカ、フランス、スペインなど外国人観光客も署名に応じました。

1時間の行動には東京原水協、台東原水協、日本宗平協、婦人民主クラブ、日本平和委員会、上野の森に「広島・長崎の火」を永遠に灯す会、個人18人が参加し、155人から署名が寄せられました。また、今日が72歳の誕生日という女性から2000円をいただくなど募金も5700円が集まりました。

Stiklo konstrukcijos, Stiklo pertvaros, Stikliniai turėklai, Stikliniai stogeliai, Terasų stiklinimas ir stogai, Stikliniai laiptai ir grindys, Sulankstomos stiklinės durys Provitra

[…]

【東京】原子力空母の核のゴミをクレーンで搬出―米海軍司令官に抗議

京急横須賀中央駅前宣伝

▲核ゴミ持ち出しへ抗議の宣伝(5月22日、京急横須賀中央駅)

原子力空母からの放射性廃棄物搬出はダメ 東京湾に原発が2基存在する原子力空母の配備に反対

在日米海軍が5月23日、横須賀基地(神奈川県横須賀市)で定期整備中の原子力空母ジョージ・ワシントンから低レベル放射性廃棄物を搬出しました。

これに先立つ22日、東京原水協は神奈川県原水協等とともに、在日米海軍に中止を要請しました。要請書には「整備や搬出は、日本国内では燃料交換や動力装置の修理を行わず、放射能汚染された物質も搬出しないとした日米間合意のエード・メモワールやファクトシートに違反する。放射性廃棄物の搬出は、県民への放射能被害を及ぼす危険」があると指摘しました。

東京原水協は、要請書の中で「福島原発事故後、地震津波により、原発事故が起これば甚大な被害が起きると都民は強い危惧を持っている。原子力空母や原子力潜水艦が地震津波で核事故を起こせば、放射性降下物が降り注ぎ、首都圏壊滅の危機にさらされる。原子力艦船の寄港は止めてほしい」と強調しました。

【国民平和大行進】徳島・四国一周コース 世界大会学習パンフを開き、懇談進む 那賀町では「筆(署名)の力で変えていくしかない」と町長・議長が激励

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▲要請に応じる坂口博文町長(左)と大澤夫佐二議長

5月15日は阿南市と那賀町へ訪問しました。

阿南市は政策監・勝瀬修平氏と副議長・奥田勇氏が対応してくれました。

市長・議長は所用のため欠席でしたが、今の日本政府の対応の悪さ(核兵器廃絶と原発事故)に怒りを示しました。

那賀川町では坂口博文町長、大澤夫佐二議長が対応してくれました。

核兵器を廃絶していくためには私たちの草の根の活動が大切だと話すと議長から「書くことで変えていくしかないと」と応援していただきました。

署名を書くこと・選挙で情勢を変えていくこと、今の日本政府に対し行動していかなければならないと。

(徳島県原水協・猪本百合子)

原水爆禁止2013年世界大会パンフレットを学び、核のない社会へうねりつくろう 見どころ紹介

大会パンフ表紙

原水爆禁止2013年世界大会はNPT(核不拡散条約)再検討会議が開かれる2015年に向けて世界的な行動をスタートさせること、非核と9条輝く日本を実現することを主要なテーマにして開かれます。

パンフをもとにした学習をすすめ、地域・職場で原爆展や署名行動をとりくみ、平和行進をすすめながら世界大会へ代表を送りだしましょう。

パンフレットの見どころを紹介します。

1.核兵器はいつなくすの? 今でしょ!! 1ページ

世界の国々が目標としていることの一つが、核兵器をなくし、平和と安全を実現すること。

国連がテーマとしているのが国連憲章のルールに従い紛争を平和的に解決すること。

日本は、国民にも政府にも、核兵器の全面禁止を呼びかけ、行動する権利と責任がある。

2.写真で見る、核と放射能の被害 3ページ

ヒロシマ、ナガサキ、ビキニ、フクシマ 非人道性=人類の生存に関わる核兵器

1955年、3200万筆・有権者の過半数を超えた原水爆禁止署名、2010年、690万筆を国連に

3.北朝鮮の核問題 緊張をエスカレートさせないことが重要 7ページ

①9ページのように、繰り返される核と軍事的いかくの悪循環

米韓合同軍事演習で核弾頭搭載可能なB2、B52爆撃機の米本土からの参加を契機に、北朝鮮は休戦協定の効力白紙化を発表するなど・・

②対話をめざす動きが活発化 米政府、韓国政府(大統領が対話を呼びかけ)、国連(4月12日に潘基文事務総長が朝鮮語で呼びかけ) しかし日本政府の対応は・・・

8ページ 吉田英男・三浦市長のメッセージ

③8ページ 核保有国5カ国が核兵器全面禁止の先頭に

日本原水協は5カ国と日本政府に決断と行動を求めて手紙

4.国際政治では、核兵器全面禁止の条件は熟している 10ページ

①国連総会では175カ国が賛成。反対は米、英、仏、露、印、イスラエルの6カ国だけ 12ページ

②核兵器使用の非人道性の側面から 昨年5月に16カ国共同声明、10月国連総会では34カ国が呼びかけ、今年4月のジュネーブでは80カ国に。 *11ページ オスロ会議の結論

「核兵器が二度とふたたび、いかなる状況下においても、使用されないことに人類の生存がかかっている・・・。二度とふたたび使用されない唯一の方法は全面廃絶することでしかありえない」

③核兵器禁止条約の交渉開始を提起したマレーシア決議には、インド、パキスタン、北朝鮮、イランも賛成。「みんなでやめよう!」が当然の声に。核保有5カ国の決断だ。

5.抵抗する核保有国 12ページ

2010年NPT再検討会議が合意した「核兵器のない世界の平和と安全を達成する」目標について、3年になる今もその実現の道筋が見えてこないのは、核保有国や核の傘に依存する国々の「核兵器は安全の保証」という考え方(核抑止力論)がある。核拡散を誘因するのもこうした核保有国の態度に。

6.市民の役割の発揮 14ページ

歓迎される署名。核保有国や核の傘に依存する国々での世論と運動が決定的。

4月24日第2回準備委員会へ、276万2031筆の署名提出。アンゲラ・ケイン国連軍縮問題担当上級代表「世界大会に出席して感銘を受けた。暑い日差しの中で署名を集める若者に姿に感動した」と励ます。

日本では、参議院選挙も見据えて

7.問われる日本政府の姿勢 15ページ

①韓国大統領や潘基文国連事務総長が対話を呼びかけたのと対照的に、安倍政権は北朝鮮に対して軍事的対応一本やり。石破自民党幹事長も軍事的対応をあおる。その一方ですすめられる改憲と靖国参拝。

②昨年10月に続き今年4月も、核兵器の非人道性を批判し、核兵器不使用を主張した共同声明への署名を拒否。日本政府は「いかなる状況下でも」という一文の削除を求め、それが受け入れられないからと署名を拒否したことに国の内外から失望と怒りが。被爆国の政府として国際社会への背信行為。

③日本原水協は核兵器全面禁止の決断と行動を求め、平和行進を通じて自治体からの意見書のとりくみも提起している。

④17ページ 草の根から圧倒的な世論を 16ページに自治体の状況

今年のパンフには4人の自治体首長が登場している。自治体の変化が。

[…]

原水爆禁止2013年世界大会パンフレットを学び、核のない社会へうねりつくろう 全国商工団体連合会・岡崎事務局長の感想

大会パンフ表紙

原水爆禁止2013年世界大会の学習パンフレットが好評発売中です。

岡崎民人さん(全国商工団体連合会事務局長)の感想を紹介します。

「今」の情勢にもふれ、署名行動の中で出される疑問に答えるもの

今年のパンフレットは、核兵器廃絶の展望が湧くものに仕上がっています。若い人たち、そして、核兵器廃絶の運動をすすめてきた人たちにも、あらためて読んでもらいたい内容だと思います。

今回のパンフは、北朝鮮の核実験やロケット発射、尖閣諸島をめぐる緊張が高まる中、外交的努力の重要性についても一項を設けています。こうした「今」の情勢にもふれ、署名行動の中で出される疑問に答えているのも特徴だと思います。

私たち民商・全商連は、戦争により自由に商売ができなかった苦い経験から「平和でこそ商売繁盛」を会設立の基本にしています。1954年3月1日、ビキニ環礁でのアメリカによる水爆実験により第五福竜丸はじめ多数の漁船が被爆しました。鮮魚商、すし屋などが大打撃を受け、中小業者が核兵器廃絶の運動のスタートに大きくかかわりました。しかし民商の中でも、こうした歴史が薄れてきており、学びなおすことが大事だと感じています。

パンフには原発と核兵器についても書かれています。全国の民商では東京電力福島第一原発の放射能漏れ事故被害から、商売を再建したいと損害賠償の運動をたたかっています。核兵器も原発も人類と共存できないことを学び取ることも大切になっています。

国際政治では核兵器全面禁止の条件が高まっており、唯一の被爆国日本の役割は重要です。学習と行動を呼びかけるテキストとして、このパンフレットが大いに普及されることを期待し、全商連もその先頭に立ちたいと思います。

【宮城】「どこの国の核兵器もだめよ」と女子高生が、「福島の東電原発事故の放射能で家に帰れないの」と福島の人も署名

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宮城県原水協は9日、仙台市の繁華街・一番町のフォーラス前で「6・9行動」にとりくみ、「核兵器全面禁止のアピール」署名を訴えました。

日本原水協は、核保有5ヵ国首脳に「核兵器全面禁止のための決断と行動」を求めて手紙を届けました。核保有国が、自分の核は「安全の保証」などと言って正当化しながら、他の国に核の放棄を迫っても説得力はありません。「核兵器全面禁止への努力こそが、核拡散の危険をなくす上でも力となります」との訴えに、「どこの国の核兵器もだめよ」と署名する女子高生。「福島の東電原発事故の放射能で家に帰れないの」と話しながら署名する福島の人など65人の署名と募金が寄せていました。

行動には、宮城一般労働組合、県労連、民医連、平和委員会などから13人が参加しました。

(宮城県原水協事務局長・熊谷正治)

【広島】フラワーフェスティバルや菓子博の来場者に署名うったえ2日間で800筆超寄せられる

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広島県原水協は5月3日と6日に「核兵器全面禁止のアピール」署名行動を行いました。

3日は恒例となっている県原水協・被団協・広島市原水協共催の署名行動。40人が参加して1時間の行動で696筆が寄せられました。

2013ひろしまフラワーフェスティバルとひろしま菓子博2013の効果で人通りがものすごく多く、東電・福島第一原発事故の影響で減っていた外国人観光客もたくさん署名に協力する姿が目立ちました。

市原水協の金子事務局長、中本筆頭代表理事、県被団協の大越事務局長、県原水協の高橋代表理事がマイクで訴えました。

6日は、12時15分から30分間、金座街で定例の宣伝を行い、13人が参加して109筆が集まりました。

【日本原水協】4・11シンポ・パネリストの資料をアップしました。

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日本原水協が4月11日、東京の平和と労働センター・全労連会館で開催した「シンポジウム 原発・核兵器・私たちの未来partⅢ―被災者支援、放射能被害の根絶のために―」でのパネリストの発言資料をアップしました。

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