原水爆禁止2003年世界大会
長崎・開会総会(8月7日)

「戦争反対、核兵器廃絶を!」世界から!日本から!


全米平和と正義のための連合
ジュディス・ルブラン


親愛なる姉妹、兄弟のみなさん、

  世界が決して忘れてはいけない日を記念する日に、広島そして長崎にいられることはとても光栄です。

  アメリカの私たちは、ブッシュの先制戦争と第一撃核攻撃の政策を終らせるため、より強く、より団結した運動を組織することで、ヒロシマと長崎を思い出さなければなりません。私たちはブッシュや右翼が人々の心や頭にたいしてする攻撃と同じくらい強いたたかいで、これに抵抗しなければなりません。

  ブッシュは嘘にもとづいた戦争をおこしました。ブッシュは嘘をつき、そして今、イラクとアメリカの人々が死んでいます。毎日、より多くの人々がブッシュ政権とその右翼政策に疑問を抱き始めています。

  アメリカでは9月11日の恐ろしい悲劇と、道義に反した違法なイラク戦争から、平和、正義、民主主義のより強い運動が育っています。

  しかし、親愛な友人のみなさん、私たちは世界が直面している危機を終らせるためにやるべき仕事がたくさんあります。

  私たちは、あの戦争が間違っていたということに、ようやく今気づき始めた何百万人の人々を教育し、組織する運動をつくりだすという課題に直面しています。核兵器の使用は道義に反するものです。イラクでの戦争は、ある地域とその資源の支配を目的とした戦争でした。私たちは、すでに真実を知っている人々だけに話しかけることで満足していることはできません。私たちは、組織し、組織して、組織をつくらなければなりません。

  私たちの運動の使命は明らかです。私たちはアメリカや世界中でものすごい努力をしている人々や、戦争政策にたいしてたたかっている人々を、今まで以上に広い分野で結び付けなければなりません。

  平和運動のなかで、私たちは宗教や労働組合、女性、青年、学生などを政治の中心に参加させ、戦争を主張する政治家たちを打ち負かさなければなりません。2004年の大統領選挙でブッシュを打ち負かすことが私たちの目標です。

  私たちの平和を求める運動は、ブッシュ政権のせいで世界中で起こっている戦争・占領の問題と、自分の国の貧困や飢えの問題とが結び付いていることを人々に理解させなければなりません。

  世界はせまくなり、しかも今やとても危険な場所になっています。

  私たちは、たたかわなければなりません。戦争や核兵器のない世界のために、力をあわせてたたかわなければなりません。正義のある平和な世界、民主主義のある平和な世界、経済安全保障のある平和な世界のために。

  社会変革をめざす全ての偉大な運動のように、平和運動は歴史的に危険なこの新たな時期をとらえて、団結した大規模な行動の力によって、それを人類のための大勝利に変えなければなりません。

ノーモア・イラク、ノーモア・ヒロシマ、ノーモア・ナガサキ。


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