核兵器なくそう・世界青年のつどい準備委員会は4月20日、「NPTニューヨーク行動青年代表結団式&壮行会」を開き、20人が参加しました。

冒頭、高草木博日本原水協事務局長が核兵器をタバコに例えてわかりやすく説明しながら、核兵器のない世界はどうすれば実現できるのかを講演。
▲講演する高草木事務局長
「現にある核兵器の危険、アフガニスタンへの攻撃、環境破壊、経済格差などはすべて人間の活動によって引き起こされているので、人びとが動くことでそれらを止めることはできる」と指摘し、そのことをもっとも体現している原水爆禁止運動に参加した若いみなさんがニューヨークで大きくアピールして、広島・長崎につなげてほしいと期待を語りました。
準備委員会から、ニューヨーク滞在中の青年行動スケジュールの説明があり、参加する16人の代表が決意表明を行いました。
「学内で折り鶴と署名を集めている。予想以上にメッセージを書いてくれるし、頑張ってくださいと言われて元気をもらっている」、「昨年12月にデンマークで行われたCOP15に参加し、若者の力で世界をリードしていることを見てきた。若者のパワーで会議をする人たちに伝えて動かしたい」、「バイト先の塾でニューヨークに行くと言ってスタッフに署名を書いてもらっている。埼玉の戦争展でニューヨーク行動のパネルを創ることになっているので、帰ってきてからも報告会などで広げていきたい」、「人生初のカンパ活動をやり、お年寄りから応援されたことがすごく嬉しかった。10人の外国人青年と平和について語ることが目標」、「初海外で語学もあまりできないけど体当たりで『核兵器はどんな兵器だと思いますか?』などアメリカ人にアンケートしたい」、「学生時代にこういう経験ができるのは光栄。歴史を動かしてきたのは人びとの行動なので、その一翼を担えたらいいなと思う」、「庭師なので公園に興味がある。セントラルパークでiPodを聞きながら散歩して、出会う人に署名をもらいたい。(準備委員会がグッズとして用意するシールの色が)ジャパンブルーということで、ぼくらは核兵器廃絶の日本代表なのだと思った」など次つぎと思いが語られました。
最後に松山友幸全労連青年部長から「ニューヨークに1500人行くということの重みももちろんだが、みんなが帰ってきてさらに大きく広げることが大事。核兵器のない世界を実現させるために日本の青年、世界の青年と一緒に力を合わせよう」と提起がありました。
▲準備委員会作製ニューヨーク行動限定「ジャパンブルー・ステッカー」
ニューヨーク行動青年スケジュール(予定)
◆4月30日(金) イベント@ニュースクール(※詳細は照会中)
主催:TOTB(アメリカ)参加対象:Aコースの青年
◆5月2日(日) バーモント州の学生との交流(※詳細は照会中)
主催:ジョゼフ・ガインザ(アメリカ)参加対象:学生代表
◆5月2日(日) 14:00~ 核兵器のない世界のための国際行動デー集会・パレード@タイムズスクエア
参加対象:全員 世界中の青年が青色を身につけてパレードに参加することになっています。
◆5月3日(月) 8:00~12:00 集会&パフォーマンス@国連前
主催:Bang 参加対象:希望者 NPT再検討会議開会日。世界中が注目する中で世界の青年たち「核兵器No!」の声を国連にアピールします。
◆5月4日(火) 15:30~18:00 核兵器なくそう・世界青年のつどいinニューヨーク@SEIU1199オーディトリウム(つどい終了後、同所でアフターパーティ―あり。軽飲食つき交流会。参加費$10。)
※このほか、原爆被害展示組写真を学校に届ける訪問行動や街頭署名行動も予定されています。
※行動は変更になる可能性があります。