核兵器のない世界を
ー2010年核不拡散条約(NPT)再検討会議にむけてー
各界からのメッセージ (五十音順・敬称略)

 2008年10月27日現在

  • 秋葉 忠利(広島市長) 「今や、世界の多数派が核兵器の廃絶を求めています。この多数派の意思を実現するため、広島市は平和市長会議とともに『2020ビジョンキャンペーン』を世界的に展開し、その一環として、今年4月には2020年までに核兵器を廃絶するための道筋を示す『ヒロシマ・ナガサキ議定書』を発表しました。この議定書は2010年のNPT再検討会議で採択されることを目指しており、現在、国際世論を喚起するための様々な取り組みをすすめています。クラスター弾や地球温暖化などへの対応が示すように、21世紀は都市や市民の力で人類的な課題を解決できる時代です。NPT再検討会議の成功に向け、ともに力をつくし行動しましょう。」
  • 浅尾 忠男(詩人) 「被爆のこころで反核・平和、核廃絶をめざしましょう。」
  • 荒井  献(東京大学名誉教授) 「核兵器廃絶にむけて具体的な第一歩を踏み出すことを心から希っております。」
  • 有原 誠治(アニメーション映画監督) 「心から賛同します。核兵器は人類と共存できないと訴え続けた被爆者は私たちの誇りです。その声を受け継ぎ、次世代の子どもたちのために、核兵器が地上からなくなるまで力を合わせましょう!」
  • 有馬 理恵(舞台女優) 「すべての核兵器をなくそう!」
  • 石川 文洋(報道写真家) 「核兵器のない、核兵器を使用する軍隊のない世界を心から願ってカメラマン活動をしています。」
  • 岩井 忠熊(立命館大学名誉教授) 「核兵器が出現して60年余が経過しました。その期間、人類は絶え間ない不安におびやかされてきました。核兵器廃絶は全人類の希望です。」
  • 梅林 宏道(ピースデポ特別顧問) 「インドなども含めたすべての核兵器保有国が核兵器禁止条約にむけて話し合うテーブルを作ることが、今こそ追求されるべきときだと思います。」
  • 海老名香葉子(児童文学) 「核兵器絶対保有してはなりません。世界中の人たちが心を一つにしてほしい。核兵器のない平和な地球を!」
  • 大石 又七(元第五福竜丸乗組員) 「アメリカがビキニ環礁でおこなった水爆実験の被爆者です。核兵器が使われば地球のすべてが放射能で汚染されるのです。絶対使用してはいけない、持ってもいけない。」
  • 大浦ふみ子(作家) 「『核兵器』は、人類の未来のため、地球上のあらゆる生きもののため、使ってはならないものです。」
  • 大串 嗜乗(浄土真宗本願寺派圓成寺住職・長崎) 「『いのち』の尊さをより豊にするためには核兵器はいりません。」
  • 大澤  豊(映画監督) 「核兵器廃絶は世界の流れです。その思いは一つに繋がっています。2010年NPT再検討会議で悲願達成を!」
  • 大原 穣子(方言指導) 「核兵器はいりません。一発落とされるだけで地球が破壊されるのに、2万6千発もどうするのですか!ね。」
  • 岡野 良平(水彩画家) 「核保有国はいうまでもなく、全世界の国々の政府がすみやかに核兵器禁止・廃絶条約に締結することが、現代人類が後世に残す最大の宝となるのです。人類と文明のために手をたずさえてがんばりましょう。」
  • 小川  宏(アナウンサー) 「広島と長崎に落とされた核兵器は、当時、新型爆弾といわれた。あのおそろしさを若い世代に語り継ぎたい。」
  • 小山内美江子(脚本家) 「チェルノブイリの事故で拡散した放射能は広島の500倍と聞き、誰かがボタン一つ押したらば、人も犬も猫も魚も野菜も全部が死ぬのだと理解しました。報復のためにと核兵器を備えようというのは全くの無意味です。地球上のすべての命を思うなら核兵器のない世界をのぞむことです。」
  • 加藤 一夫(静岡大学名誉教授) 「近くに住んでる亜美ちゃんは、ことし三つの、あどけない少女です。この亜美ちゃんのためにも、私は核兵器の廃絶を願っております。」
  • 加藤  剛(俳優) 「人は、殺されない自由と殺さない権利を持って生まれました。この人間の哲学の対極にある存在が核兵器です。」
  • 河原崎和夫(新医協副会長・長野) 「必ず実行いたしましょう。」
  • 銀林  浩(明治大学名誉教授) 「核兵器は使われれば破滅、使わなくても存在するだけで脅威、不信を増幅します。廃絶しかありません。」
  • 楠本 熊一(和歌山県原爆被災者の会会長) 「私を含めて、すべての被爆者は核兵器の残虐性に憤りを感じています。その上に、核兵器を使用したら地球が破滅することも知りました。核兵器の存在自体が世界平和にとって危険です。ですから少なくとも核廃絶の方向に向けて一歩ずつでも世界各国が歩みはじめてほしいと思います。」
  • 神山征二郎(映画監督) 「『核兵器』『戦争』を昔話にできる日まで、人類の正念場がきていると思います。」
  • 小森 香子(詩人) 「新しいアピール『核兵器のない世界を』が出るとすぐ、私たちは上野公園で道ゆく人々に呼びかけました。今こそ世界中が、立ち上がって声を上げるときです。大きな国が自ら核兵器廃絶の先頭に立ち、自らの核兵器を廃棄すべきです。世界で唯一の被爆国(核爆弾を落とされたという意味で)日本の国民は誰もが願っている。核兵器のない地球を! 青い空は青いままで子どもらにつたえたいのです。」
  • 鮫島 千秋(全国保険医団体連合会顧問・長崎) 「被爆地の住民は、この地球上から一日も早い核兵器の廃絶を願っています。」
  • ジェームス三木(脚本家) 「歴史の中継ランナーとして、子孫に核兵器のバトンを渡すのは恥しいことだ。」
  • 城丸 章夫(千葉大学名誉教授) 「アメリカの核兵器で日本が守られているということになっています。しかし、実際は日本は核兵器で苦しめられつづけています。もっと理性が生きる生活を望みます。」
  • 杉山 茂雅(弁護士・宮城) 「被爆国として、核兵器廃絶のために努力することが求められていると思います。がんばりましょう。」
  • 鈴木 徹衆(日本宗教者平和協議会代表委員) 「人類の悲願成就をめざして共に精進しましょう。」
  • 鈴木 瑞穂(俳優) 「核兵器は人間であることの否定です。何としても、廃絶しなければなりません!」
  • 妹尾 河童(舞台美術家・エッセイスト) 「核兵器の全面廃絶はもちろんのこと、戦争につながる道に向かわないこと! 世界が生き残るのは、それしかない。」
  • 高橋 正志(日本のうたごえ全国協議会会長) 「『うたごえは平和の力』のスローガンを一層輝かせ、『核兵器のない世界を』のうたごえを高らかに響かせます。」
  • 滝田 祐介(俳優) 「核兵器の不拡散・廃絶を願うのは、世代を超えて人類が平和に安心して生きて行く為の、人間としての最後の良心だと思って居ます。」
  • 武田 隆雄(日本山妙法寺僧侶) 「核保有国とりわけ核超大国アメリカの核威嚇政策の転換を求めるためにも、是非成功させなければならない国際署名です。2010年を『核兵器のない世界』の第一歩前進の年といたしましょう。合掌」
  • 橘  祐典(映画監督) 「すみやかな核兵器の廃絶を願う。」
  • 谷口 稜曄(被爆者) 「2010年のNPT再検討会議の進展を成功させましょう。インドに対して原子力関連資機材の輸出を認めたことに抗議しよう。」
  • 丹野  章(写真家) 「地球環境も危ないというこの時代でも、まだ核兵器に固執することの愚かさをもっともっと明らかにしましょう。」
  • 津上  忠(劇作・演出家) 「廃絶をめざしてがんばりましょう。」
  • 寺島アキ子(日本脚本家連盟常務理事) 「なんとしても、核兵器のない世界を実現させなければならないと思っております。」
  • 藤平  典(日本原水爆被害者団体協議会代表委員) 「私たち被爆者の眼の黒いうちに、核兵器廃絶への道すじをうちたてましょう。子どもたちの未来のために。」
  • 中村 照美(弁護士・沖縄) 「核兵器廃絶は地球に生きる生命の保障です。」
  • 那須 正幹(作家) 「人類のみならず地球上の全生物にとって核兵器は有害です。地球の未来のため、一日も早く核兵器全廃を…」
  • 野口 邦和(日本科学者会議元事務局長) 「核兵器の廃絶は必ずできます。そのためには、先ず、核保有国首脳の頭を支配している核抑止の考えを一掃しなければなりません。ともにがんばりましょう。」
  • 原  和人(石川勤労者医療協会理事長) 「2010年NPT再検討会議では『核兵器廃絶』に向けて、新たな決意を確認する会議となるよう努力しましょう。」
  • 張本  勲(日本プロ野球名球会) 「全世界核廃絶まで頑張りましょう!」
  • 日野原重明(聖路加国際病院理事長) 「非核神戸方式を心から支持します。」
  • 福家 俊明(天台寺門宗管長・総本山園城寺〔三井寺〕長吏) 「核保有国は人類の平和のため速やかに核兵器廃絶を宣言すべきである。日本は世界で初めての被爆国であり『核兵器のない世界』と『憲法9条の不戦の誓い』を世界に発信すべきである。」
  • 藤岡  惇(立命館大学経済学部教授) 「平和市長会議の呼びかけている2020年プランに注目され、協同の行動を展開されるよう期待しています。また、東南アジアからはじまったTACの具体化として北東アジア、日・韓・朝鮮の間に非核非中距離ミサイル地帯づくりへの行動にも力を注がれることをお願いします。」
  • 増田れい子(エッセイスト) 「この地球上にまったく不必要なものがひとつあります。それは核兵器。廃絶まで力強く運動を係属しましょう。地球の未来のためにも。」
  • 松野  迅(ヴァイオリニスト) 「かけがえのない地球の自然とすべてのいのち、そして人類が培ってきた貴重な文化を護り未来につなぐ…核兵器をとりのぞき、あらたに造らない人類の知を強く希求しています。」
  • 松山 政路(俳優) 「広島の親戚へ8月6日に毎年、父が『忘れてはならない』と電報を送っておりました。父が他界してからは小生が、今はFAXで『忘れてはいけない』と送らせて頂いてます。」
  • 峰岸 純夫(東京都立大学名誉教授) 「核兵器を持ち、かつそれを使用したことのある国が、他国に対して持つなということは矛盾する。所詮は核廃絶しかないことは自明の理である。この運動は時宜を得たものと思う。」
  • 宮城 泰年(聖護院門跡門主) 「核兵器は、人類が考え、人間がつくった最悪究極の悪魔の所産であります。人がそこまで陥ることを、救わねばなりません。NPT再検討会議が、良識の場に成る可く願うこと切なるものがあります。」
  • 宮坂 宥勝(名古屋大学名誉教授) 「核不拡散条約が全く反故になっているのを非常に危惧しています。核廃絶・軍縮を世界に向けていっそう強く発信しなければなりません。」
  • 宮崎 礼子(日本女子大学名誉教授) 「子ども・孫たちへ核兵器のない世界を。」
  • 宮寺 清一(日本民主主義文学同盟副会長) 「核兵器のない世界を!の声と運動は全世界に確実に広がっていると思います。さらなる前進を希って微力ながらつくしていきたいと思います。」
  • 森住  卓(フォトジャーナリスト) 「核兵器がなくならないかぎり、核被害者はうみつづけられます。ウラン採掘から核兵器の全工程で被曝者は増え続けます。核大国アメリカは率先して、核兵器の廃絶を宣言すべきです。そうしなければ、北朝鮮やイランの核開発に口出しする資格はありません。」
  • 山崎 朋子(女性史・ノンフィクション作家) 「核兵器を本当に必要とする人がいるのか?この世界に!」
  • 山村 国夫(写真家) 「『核兵器を互いに使用すれば、当事国のみならず地球上のあらゆる生命が生きていけなくなる』。核保有国や核を持とうとしている国の指導者たちはこのことを知っているはずです。結局は自国のことのみ優先したい狭いナショナリズムだと考えます。核兵器を造ったら、捨て場所もないのです。絶対に製造も使用も許してはなりません。」
  • 湯川れい子(音楽評論家・作詞家) 「爆弾の使命は爆発することにあります。2万6千発も核爆弾が爆発したら…と考えることは、人間の想像力の問題であり、人間にすべての責任があります。これを絶対に廃絶していかなければいけないのです。」
  • 吉田 康彦(大阪経済法科大学アジア太平洋研究センター客員教授) 「ブッシュ政権2期は、核不拡散体制の破綻と核軍縮停滞の8年間でした。米国内からも核廃絶を求める識者の声が高まっています。国際社会の意思結集の好機です。頑張りましょう。」